RULES 2027
令和9年度 共通テストの変更点と英語のルール
令和9年度(2027年1月16日・17日)の共通テストは、試験日程の並び・時間割・英語の試験時間は令和8年度と同じ。いちばん大きな変更は「スマホやスマートウォッチなど通信機能のある機器は、電源を切っていても、かばんの中にしまっていなければ不正行為」になったこと。ポケットや机の上、引き出しもダメ。ほかに、郵送での出願がなくなり、受験票は12月4日から印刷できるようになった(去年より6日早い)。英語リスニングでは「イヤホンは両耳に。片耳だけはダメ」とはっきり書かれた。当日の細かいルール(入室終了時刻など)が載る令和9年度「受験上の注意」は、12月上旬に公表予定で、9月26日時点ではまだ出ていない。
書いた人:原田高志(高校の英語教師・原田英語)/ 更新:/ 2021〜2026年度の本試験・追試験(R・L 24回分)を数えて作成
令和9年度(2027年1月16日・17日)の共通テストは、試験日程の並び・時間割・英語の試験時間は令和8年度と同じ。いちばん大きな変更は「スマホやスマートウォッチなど通信機能のある機器は、電源を切っていても、かばんの中にしまっていなければ不正行為」になったこと。ポケットや机の上、引き出しもダメ。ほかに、郵送での出願がなくなり、受験票は12月4日から印刷できるようになった(去年より6日早い)。英語リスニングでは「イヤホンは両耳に。片耳だけはダメ」とはっきり書かれた。当日の細かいルール(入室終了時刻など)が載る令和9年度「受験上の注意」は、12月上旬に公表予定で、9月26日時点ではまだ出ていない。
令和9年度の変更点
ルール変更
スマホ・スマートウォッチなどは「かばんの中」でないと不正行為(電源オフでもアウト)
これまで:試験中に電子機器を「使う」と不正行為。かばん等にしまわずに身に付けたり手に持っていたりすると、不正行為に「なることがある」。
令和9年度:通信機能のある電子機器(携帯電話、スマートフォン、スマートウォッチやスマートグラスなどのウェアラブル端末、タブレットなど)は、かばんの中にしまっていなければ、電源が切れていても「使っている」とみなされ、不正行為になる。服のポケット、椅子にかけたコートのポケット、机やイスの上、机の引き出しに入れていてもダメ。電子辞書・ICレコーダー・ワイヤレスイヤホン・音楽プレーヤーも、Wi-FiやBluetoothなどの通信機能があれば対象。通信機能があるか見分けにくい物は、試験中に監督者が預かって確かめることがある。
受験生がやること:試験室に入ったら、アラームを解除して電源を切り、スマホ・スマートウォッチ・ワイヤレスイヤホンを必ずかばんの中へ。腕時計はスマートウォッチではない普通の時計を用意する。「ポケットに入れておけば大丈夫」はもう通用しない。
出典:令和9年度 受験案内 p.49(試験時間中の注意)・p.50-51(不正行為)/受験案内の主な改正点の概要 2/出願開始プレス発表 別紙2/志願者向け説明動画スライド26
ルール変更
監督者が持ち物を確認することがある(新しく明記)
これまで:受験案内・受験上の注意に「監督者が所持品を確認する」という受験生向けの記載はなかった(電源が切れているかの確認はあった)。
令和9年度:試験の実施に影響するおそれがある場合や、不正行為が疑われる場合に、監督者等が所持品を確認することがある。
受験生がやること:紛らわしい物(通信機能があるか分からない機器など)は持ち込まない・机に出さない。確認を求められたら指示に従う。
出典:令和9年度 受験案内 p.49 エ/受験案内の主な改正点の概要 2
ルール変更
郵送での出願がなくなった(Web出願だけ)
これまで:インターネット環境を使えない人は、7月1日〜9月12日に大学入試センターへ申し出て許可されれば、郵送で出願できた。
令和9年度:郵送による出願は行わない。真にやむを得ない事情でWeb出願できない人だけ、9月11日までにセンターへ問い合わせる。「パソコンやスマホを持っていない」「家にネットがない」だけでは対象外で、学校や公共施設などから出願する。
受験生がやること:出願は必ず共通テスト出願サイトから。問い合わせ期限(9月11日)は過ぎているので、まだ出願していない人は学校のパソコン等を使って10月2日までに出願を終わらせる。
出典:令和9年度 受験案内 p.31/令和9年度 実施要項 6(令和8年度 6⑵⑥ を削除)/令和8年度 受験案内 p.39/説明協議会 資料3 スライド11
ルール変更
顔写真:ガイド線に合わせて登録。一度登録(一時保存)したら変えられない
これまで:承認された後の写真は変更できない。ガイド線の説明はなかった。
令和9年度:出願サイトの画面に出るガイド線に顔が合うように調整する(顔が小さすぎて否認される例が多かったため)。一度登録(一時保存)した顔写真は変更できない(否認された場合だけ再登録)。受付できない写真の例の先頭に「顔が小さすぎる」「目元がはっきりしない」「顔に影」「背景がある」が並んだ。
受験生がやること:「否認」のメールやマイページの「お知らせ」が来たら、10月16日17:00までに撮り直して再登録。しないと、マイページから取った受験票が試験当日に使えない。
出典:令和9年度 受験案内 p.37・p.41/受験案内の主な改正点の概要 1/説明協議会 資料3 スライド22
日程・手続の変更
受験票が12月4日から印刷できる(去年より早い)。受験上の注意も一緒にダウンロード
これまで:令和8年度は12月10日(水)10:00から取得・印刷。
令和9年度:2026年12月4日(金)10:00から、マイページで取得・印刷(2027年4月30日17:00まで)。実施日程表に「併せて『受験上の注意』をダウンロードし、よく読んでください」と追加された。
受験生がやること:12月4日以降、早めに印刷して中身(試験場・受験教科・備考欄)を確認。受験上の注意(12月上旬公表予定)も必ず読む。
出典:令和9年度 受験案内 p.2・p.5・p.42/令和8年度 受験案内 p.5・p.42/共通テスト出願サイト(Web出願)についてのページ
日程・手続の変更
受験票の印刷ルールがくわしくなった
これまで:A4の白い紙に、拡大・縮小せず印刷。カラー・白黒は問わない(受験案内)。試験中は受験票の「中央部分」を山折りにして机に置く。
令和9年度:A4の白い紙に、拡大・縮小せず「縦向き」で印刷。背面の透かし・顔写真・顔写真にかかった「大学入試センター」の文字がはっきり出ていれば、カラー・白黒は問わない。余白や裏面に何か書いてある受験票は使えない。試験中は受験票の「点線部」で山折りにして、上部が見えるように机に置く。
受験生がやること:印刷したら、透かしと顔写真がくっきり出ているかチェック。かすれていたら刷り直す。受験票には何も書き込まない。
出典:令和9年度 受験案内 p.42・p.44/令和8年度 受験案内 p.42/令和8年度 受験上の注意 p.6・p.9
日程・手続の変更
受験票の氏名・生年月日の訂正は「志願者情報変更」から、1月7日17:00まで
これまで:令和8年度:12月10日〜1月8日17:00に「出願内容の確認・訂正」から訂正。訂正後の受験票は1月13日10:00以降に取得。
令和9年度:令和9年度:2026年12月4日10:00〜2027年1月7日17:00に、マイページの「志願者情報変更」から訂正。訂正後の受験票は1月8日17:00以降に取り直す。この期間を過ぎると一切訂正できない。
受験生がやること:受験票の名前・生年月日が違っていたら、1月7日17:00までに直して、1月8日17:00以降に印刷し直す。
出典:令和9年度 受験案内 p.40・p.44/令和8年度 受験案内 p.44
日程・手続の変更
成績の閲覧とマイページは4月30日「17:00」で終了(去年は23:59)
これまで:成績閲覧・マイページ利用は4月30日23:59まで。
令和9年度:成績閲覧は2027年4月1日(木)10:00〜4月30日(金)17:00。マイページの利用も4月30日17:00で終了。成績はPDFで表示され、必要なら端末に保存できる。
受験生がやること:成績を見たい人は4月30日の夕方5時までに。必要ならPDFを保存しておく。
出典:令和9年度 受験案内 p.5・p.28/令和8年度 受験案内 p.5・p.28
新しく明記(公式の変更点一覧には載っていない)
リスニングのイヤホンは両耳に。片耳だけはダメ
これまで:令和8年度の受験案内・受験上の注意には、片耳装着について書かれていなかった。
令和9年度:「イヤホンは両耳に正しく装着してください。片耳のみに装着して受験してはいけません。」と明記。イヤホン不適合措置を申請していない人が当日イヤホンが合わない場合は、イヤホンを手で押さえて受ける(片耳だけはダメ)。
受験生がやること:リスニングは必ず両耳にイヤホンを付ける。耳に合うか不安なら、在学する高校や共通テスト利用大学でイヤホンを試し、合わなければ出願時(〜10月16日17:00の確認・訂正期間中まで)に「イヤホン不適合措置」を申請する。
出典:令和9年度 受験案内 p.13 ⑤・p.27(4)/Q&A「14.リスニング」Q8
新しく明記(公式の変更点一覧には載っていない)
監督者が「カード」を使って注意することがある
これまで:不正行為に見えるような行為は、監督者が注意する場合がある。
令和9年度:不正行為に見えるような行為は、監督者がカードを用いて注意する場合がある。
受験生がやること:カードを見せられたら、すぐに指示に従う(声を出さずに注意される想定)。
出典:令和9年度 受験案内 p.49 ②/令和8年度 受験上の注意 p.10
明記(中身は従来どおり)
身分証明書の持参が必須、と受験案内にも書かれた
これまで:令和8年度は受験案内には書かれず、12月の「受験上の注意」で「今年度から必須」と知らされた。
令和9年度:受験案内の段階で必須と明記:生徒証・学生証・マイナンバーカード・パスポート・運転免許証・在留カード等(氏名と生年月日が書いてあり、顔写真付きで、試験日に有効なもの)。不正行為が疑われるときや受験票を忘れたときなどに提示を求められる。
受験生がやること:生徒証に顔写真がない人は、マイナンバーカードやパスポートなど条件を満たすものを今から用意する(センターは「試験当日までに用意して」と回答。代わりの方法は示されていない)。
出典:令和9年度 受験案内 p.48 ③/受験案内の主な改正点の概要「その他変更点」3/令和8年度 受験上の注意 p.1・p.9・p.26/説明協議会(終了後)質疑応答 No.2
明記(中身は従来どおり)
試験問題をSNSに投稿しない、と受験案内にも書かれた
これまで:令和8年度は「受験上の注意」にだけ書かれていた。
令和9年度:試験が終わった後でも、試験問題をSNSに投稿するなどインターネットに載せないこと、と受験案内に明記。
受験生がやること:問題冊子の写真をSNSに上げない。
出典:令和9年度 受験案内 p.48 ④/受験案内の主な改正点の概要「その他変更点」4/令和8年度 受験上の注意 p.9
明記(中身は従来どおり)
登録した顔写真は試験当日の本人確認に使われ、成績と一緒に大学にも提供される
これまで:令和8年度の受験案内には「受験票に表示され、出願先の大学に提供」とだけあった(当日の本人確認に使うことは受験上の注意に記載)。
令和9年度:顔写真は受験票に表示されるほか、試験場の大学に提供されて試験当日の本人確認に使われ、試験成績と一緒に出願先の大学にも提供される、と明記。
受験生がやること:本人とすぐ分かる最近の写真(2026年7月1日以降に撮影)を使う。試験中、監督者に顔を上げる・マスクを外すよう言われたら従う。
出典:令和9年度 受験案内 p.31・p.50・p.63/受験案内の主な改正点の概要「その他変更点」5
明記(中身は従来どおり)
旧姓・通称名での登録OK/男女別の試験場になることがある
これまで:受験案内に記載なし。
令和9年度:共通テストでは旧姓や通称名で登録してもよい(志望大学への出願は各大学に確認)。トイレ等の設備の都合で女性のみ・男性のみの試験場に指定されることがあり、戸籍上と自認の性別が違うなどで受験が難しくなる場合は、出願期間内にセンターへ問い合わせる。
受験生がやること:当てはまる人は、出願期間(10月2日)までにセンター事業第1課(03-3465-8600)へ相談。
出典:令和9年度 受験案内 p.34・p.45(5)/受験案内の主な改正点の概要「その他変更点」1・2
日程・手続の変更
マイページは1人1つ/出願サイトの推奨環境が上がった
これまで:推奨環境:iOS 15.0以上、Android 12.0以上。
令和9年度:推奨環境:iOS 16.0以上(Safari最新)、Android 13.0以上(Google Chrome最新)。マイページは本人が1つだけ作る(複数作らない)と明記。パスワードと秘密の質問・答えは必ず記録しておく。
受験生がやること:古いスマホで出願・受験票の印刷がうまくいかないときは、学校や家族のパソコンを使う。
出典:令和9年度 受験案内 p.31-33/令和8年度 受験案内 p.31
日程・手続の変更
検定料の返還ルールが少し変わった(検定料の金額は同じ)
これまで:コンビニ・Pay-easy払いの返還は銀行振込(手数料143円、振込エラー220円、組戻し880円を差し引き)。
令和9年度:銀行振込の手数料が返還額を上回るときは返還しない、と追加。クレジットカード払いでも差額決済できない場合がある。組戻し手数料の記載は削除。
受験生がやること:出願後に教科数や成績閲覧の希望を減らしても、払い方によっては戻らないことがある。登録内容は最初によく確かめる。
出典:令和9年度 受験案内 p.29-30/令和8年度 受験案内 p.29-30
日程・手続の変更
大学への成績請求(Web方式・チケット方式)と国公立大学入学確認票の期間が区分ごとに明記された
これまで:成績請求チケットは「12月10日から提供区分ごとに発行可能。期間は画面で確認」。入学確認票は「2月上旬(予定)から」。
令和9年度:推薦型・総合型:2026年12月4日10:00〜2027年2月12日17:00/前期・後期・中期:2027年1月22日10:00〜2月12日17:00/第2次募集:3月27日〜31日/私立大学・公私立短大:12月4日〜3月31日17:00。国公立大学入学確認票は2月2日(推薦・総合型)〜、前期は3月1日〜、後期・中期は3月20日〜(いずれも4月30日17:00まで)。入学確認票を発行すると国公立への成績請求手続はできなくなる。Web連携は、両サイトの氏名(カナ)が一致しないと失敗する。
受験生がやること:志望大学の募集要項で方式と期限を確認。出願サイトのカナ氏名を大学の出願サイトと同じにしておく。
出典:令和9年度 受験案内 p.54-59/令和8年度 受験案内 p.53-56
その他
お知らせはセンターの公式Xで(LINE公式アカウントの記載がなくなった)
これまで:ウェブサイトの新情報は公式X(旧Twitter)とLINE公式アカウントでもお知らせ。
令和9年度:ウェブサイトの新情報は公式X(@DNC_Japan)でもお知らせ、とだけ記載。
受験生がやること:最新情報は大学入試センターのウェブサイトと公式Xで確認。メールとマイページの「お知らせ」も見る。
出典:令和9年度 受験案内 裏表紙/令和8年度 受験案内 裏表紙
変わらないこと
試験日・時間割は令和8年度と同じ
本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)。1日目:地理歴史・公民(2科目登録者9:30〜11:40、1科目登録者10:40〜11:40)→国語13:00〜14:30→外国語(英語リーディング等)15:20〜16:40→英語リスニング17:20〜18:20。2日目:理科(2科目9:30〜11:40、1科目10:40〜11:40)→数学①13:00〜14:10→数学②15:00〜16:10→情報17:00〜18:00。
出典:令和9年度 受験案内 p.8/志願者向け説明動画スライド18(「令和8年度共通テストから変更はありません」)
遅刻は20分以内なら受けられる(リスニングは例外)
試験開始から20分以内の遅刻なら受験できる。ただし英語リスニングは試験開始時刻(17:20)までに入室していないと受けられない。地歴・公民/理科を「2科目」で登録した人は、9:50までに入室しないとその時間は全部受けられない。
出典:令和9年度 受験案内 p.8(注2・注4)・p.13
受験票は紙に印刷して持参。スマホ画面では入れない
受験票は郵送されない。マイページから各自印刷し、当日は常に持ち歩く。試験場に入るときに提示し、試験中は机の上に置く。個別試験や入学手続でも使うことがあるので、試験後も保管。
出典:令和9年度 受験案内 p.42・p.44
身分証明書(顔写真付き)の持参は必須(令和8年度から)
生徒証・学生証・マイナンバーカード・パスポート・運転免許証・在留カード等で、氏名・生年月日が書いてあり、顔写真付き、試験日に有効なもの。
出典:令和9年度 受験案内 p.48/令和8年度 受験上の注意 p.9
机の上に置けるものは変わらない
受験票のほか、黒鉛筆(H・F・HBのみ。和歌・格言等が印刷されたものは不可)、鉛筆キャップ、シャープペンシル(メモ・計算用のみ、黒い芯)、プラスチック製の消しゴム、鉛筆削り(電動・大型・ナイフ類は不可)、時計(辞書・電卓・端末等の機能があるもの、機能があるか見分けにくいもの、秒針音がするもの、キッチンタイマーや学習タイマー、大型のものは不可)、眼鏡、ハンカチ、目薬、ティッシュ(袋や箱から中身だけ出したもの)。座布団・クッション・タオル・ひざ掛け・手袋は試験開始前に監督者の許可を得てから。
出典:令和9年度 受験案内 p.48/令和8年度 受験上の注意 p.9
使えないもの・服装・耳栓
定規(三角定規も含む)・コンパス・電卓・そろばん・グラフ用紙などは使えない。耳栓は使えない。コートは着たままでOK。英文字や地図などがプリントされた服は着ない(脱ぐよう言われることがある)。電子機器は入室終了時刻までにアラームを解除して電源を切る。
出典:令和9年度 受験案内 p.49/説明協議会(第1回)質疑応答 No.2
マークは黒鉛筆で
解答は黒鉛筆(H・F・HB)とプラスチック製の消しゴムで。シャープペンシル等でマークすると読み取れないことがある。解答科目欄が無マーク・複数マークだと0点になることがある。
出典:令和9年度 受験案内 p.49・p.52
不正行為の重さは同じ
不正行為をすると、その場で受験中止・退室。受けた全教科・科目の成績が無効。状況により警察に被害届を出すこともある。「解答はじめ」前に問題冊子を開く、「解答やめ」後も書き続ける、問題冊子を時間内に持ち出す、なども不正行為。
出典:令和9年度 受験案内 p.50-51
本人確認・退室・騒音
監督者が登録写真と顔を照合し、顔を上げる・マスクや眼鏡・帽子を一時的に外すよう指示することがある。入室終了時刻から試験終了までは退室できない(体調不良・トイレは手を挙げて指示に従う。休養室での受験は不可)。咳・空調・足音・リスニングの音漏れなど日常的な騒音があっても救済はない。
出典:令和9年度 受験案内 p.48-50
感染症・体調不良なら追試験へ
インフルエンザ・ノロウイルス・新型コロナ等にかかって治っていない場合は受験できない。発熱・咳などで体調が万全でなければ無理せず追試験を申請。追試験は2027年1月23日(土)・24日(日)、全国2地区に試験場。申請方法の詳細は12月上旬の「受験上の注意」に載る。追試験の追試験はない。
出典:令和9年度 受験案内 p.48・p.53
検定料は同じ
3教科以上18,000円(成績閲覧あり18,300円)、2教科以下12,000円(同12,300円)。支払方法を問わず手数料188円が別にかかる。地理歴史と公民は合わせて1教科と数える。受験しなくても返金されない。
出典:令和9年度 受験案内 p.29-30
登録した教科・科目数は当日変えられない
登録していない教科は受けられない(受けても採点されない)。地歴・公民/理科の科目数(1か2)は当日変更不可。受験は試験時間単位でやめられ、やめても0点扱いにはならない。訂正できるのは10月16日17:00まで。
出典:令和9年度 受験案内 p.9-11
得点調整・段階表示のルールは同じ
得点調整の対象は地理歴史・公民・理科の科目間だけ(平均点差20点以上など)。有無の発表は1月22日(予定)。段階表示は9段階(スタナイン)。
出典:令和9年度 受験案内 p.61-63
試験場は選べない・変えられない
高校3年生(通信制を除く)は登録した学校のある地区、それ以外は現住所の地区の試験場をセンターが指定。変更不可。1日目と2日目で試験場は変わらない。試験場は受験票で分かる。
出典:令和9年度 受験案内 p.45/Q&A「13.試験場の指定等」
かばんの中で鳴ったら
試験中に携帯電話や時計の音(着信・アラーム・振動)を長く鳴らすなど試験の進行に影響を与えると、不正行為となることがある。かばんの中で鳴った場合は、音源を特定してかばんを試験室の外に持ち出す、とセンターが回答している。
出典:令和9年度 受験案内 p.51 ②イ/説明協議会(第1回)質疑応答 No.49
出願から本番までの日程
| 日付 | 手続き | 中身 |
|---|---|---|
| 2026年7月1日(水)10:00〜10月2日(金)17:00 | マイページの作成 | 共通テスト出願サイトでマイページを作る(本人が1つだけ)。 |
| 2026年7月1日(水)〜10月2日(金)必着(9月30日消印有効) | 受験上の配慮の申請(希望者・郵送のみ) | 第1期:7月1日〜8月28日必着(結果通知9月24日まで)、第2期:8月31日〜10月2日必着。出願とは別の手続。 |
| 2026年9月15日(火)10:00〜10月2日(金)17:00 | 出願内容の登録 | 受験教科・科目数・別冊子・成績閲覧の希望・顔写真・イヤホン不適合措置(希望者)などを登録。 |
| 2026年9月15日(火)10:00〜10月2日(金)23:59 | 検定料等の支払い | 支払いまで終えて出願完了。10月2日23:59までに払わないと受験できない。 |
| 2026年10月9日(金)10:00〜10月16日(金)17:00 | 出願内容の確認・訂正 | 追加支払いは10月16日23:59まで。顔写真否認・イヤホン不適合措置の不備の再登録もこの期間まで。過ぎると受験教科等は訂正できない。 |
| 2026年12月4日(金)10:00〜 | 受験票の取得・印刷(〜2027年4月30日17:00) | マイページから印刷。「受験上の注意」(12月上旬掲載予定)も一緒にダウンロード。成績請求情報のWeb連携・チケット発行(推薦型・総合型・私立・短大)もこの日から。 |
| 2026年12月4日(金)10:00〜2027年1月7日(木)17:00 | 受験票の氏名・生年月日の訂正 | マイページ「志願者情報変更」から。訂正後の受験票は1月8日17:00以降に取得。 |
| 2026年12月10日(木)〜2027年1月12日(火)17:00 | 出願後の不慮の事故等による受験上の配慮の申請 | 出願後のけが・病気・症状の悪化など。イヤホンが付けられなくなった場合のヘッドホン貸与もこちら。 |
| 2027年1月16日(土)・17日(日) | 本試験 | 英語は1日目:リーディング15:20〜16:40、リスニング17:20〜18:20。正解はその日の全試験終了後にセンターのウェブサイトで発表。 |
| 2027年1月20日(水)予定 | 平均点等の中間発表 | センターのウェブサイト。 |
| 2027年1月22日(金)予定 | 得点調整の有無・段階表示換算表の発表 | 国公立の前期・後期・中期の成績請求(Web連携・チケット発行)は1月22日10:00〜2月12日17:00。 |
| 2027年1月23日(土)・24日(日) | 追試験・再試験 | 追試験場は全国2地区。 |
| 2027年2月2日(火)以降 | 各大学への成績提供 | 国公立大学入学確認票(推薦型・総合型)の発行も2月2日10:00から。 |
| 2027年2月4日(木)予定 | 平均点等の最終発表 | センターのウェブサイト。 |
| 2027年4月1日(木)10:00〜4月30日(金)17:00 | 成績の閲覧(出願時に希望した人) | マイページでPDF表示。英語はリーディング・リスニング別の得点と段階表示。4月30日17:00でマイページも終了。 |
英語の試験のルール
試験時間・配点(変更なし)
リーディング:15:20〜16:40の80分・100点。リスニング:17:20〜18:20の試験時間60分・100点。うち解答は約30分で、残りはICプレーヤーの準備・作動確認・音量調節。出題範囲は「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ」「論理・表現Ⅰ」。英語を選んだ人は原則リーディングとリスニングの両方を受ける。
リスニングは17:20までに必ず入室(入室終了17:15)
受験案内のリスニング進行表では、受験者入室終了が17:15、試験開始が17:20。17:20までに入室していないとリスニングは受けられない(他の科目の「20分以内の遅刻OK」は使えない)。リーディングの入室終了時刻は12月上旬の「受験上の注意」に載る(令和8年度は15:05)。
休憩中にやること:アラーム解除・電源オフ・かばんへ
リーディング終了(16:40)後の休憩中に、携帯電話・スマホ・時計など音の出る機器のアラーム設定を解除し、電源を切る。令和9年度からは、通信機能のある機器はかばんの中にしまっていないと、電源オフでも不正行為。
リスニングの流れ
17:20試験開始→問題冊子・解答用紙を配付→受験番号・氏名・試験場コードを記入・マーク→ICプレーヤー・イヤホン・音声メモリーを配付→監督者の指示で準備→「確認はじめ」で確認音声(約2分。試験問題ではない)を聞いて音量調節→「解答はじめ」で再生→問題音声(約30分)→18:20試験終了、答案とICプレーヤー一式を回収。問題冊子は「解答はじめ」の指示の後に開く。
音声が流れる回数:第1問・第2問は2回、第3問〜第6問は1回
音声は左右とも同じモノラル。問題文を読む時間・解答する時間として音声が流れない時間がある。
ICプレーヤーの操作
ボタンは「電源」「確認」「再生」の3つ。ひと押しでは動かないので、ランプが光るまで長押し(電源は緑、確認・再生は赤)。順番を守らないと動かない。手順①〜④(イヤホンの差し込み確認、音声メモリーの挿入、保護カバーを閉じる)は自分で、⑤〜⑦は監督者の指示を待つ。音声メモリーを入れてカバーを閉じた後は開けない。一時停止・早送り・巻き戻しはない。センターのサイトの「ICプレーヤー操作ガイド」で事前に操作体験できる。
イヤホンは両耳に(片耳はダメ)
イヤホンは両耳に正しく付ける。片耳だけで受けてはいけない。耳に合わないなら出願時に「イヤホン不適合措置」を申請するとヘッドホンを借りられる(出願内容の登録期間か確認・訂正期間=10月16日17:00まで)。申請していないと当日申し出てもヘッドホンは借りられず、イヤホンを手で押さえて受ける。ICプレーヤーとイヤホンは在学する高校に送られていて、共通テスト利用大学でも確認できる(事前に電話)。イヤホンの直径は約1.5cm。
マークは設問ごとに
解答は必ず設問ごとに解答用紙にマークする。問題冊子に書いておいて途中や最後にまとめてマークしてはいけない。
トラブルは黙って手を高く挙げる。あとから言っても救済なし
ボタンを押してもランプがつかない、音が出ない・途中で止まる、問題冊子の乱丁・落丁・印刷不鮮明は、ためらわずに黙って手を高く挙げる。やりとりは渡される用紙で筆談。中断を指示された人は、試験終了後に別のICプレーヤーで中断した設問から「再開テスト」。試験が終わってから申し出ても再開テストはない。咳・くしゃみ・空調・足音・イヤホンの音漏れなどの生活騒音は対象外。解答時間中の質問は受け付けない。
終わったら:ICプレーヤーは返す、問題冊子は持ち帰る
ICプレーヤー・イヤホン・音声メモリーは回収。持ち出すと不正行為になることがある。問題冊子は持ち帰る。問題音声は試験後にセンターのウェブサイトで確認できる。
別冊子(ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語)との関係
別冊子の配付を希望した人には、別冊子と英語(リーディング)の2冊が配られ、英語リーディングを選んで解いてもよい(2冊とも机に置く)。英語以外の外国語を受けた人はリスニングを受けられない。外国語で2科目は受けられない。
英語の得点の出され方
大学にはリーディング・リスニング別の得点と段階表示(9段階)が提供される。成績閲覧(希望者)でもリーディング・リスニング別の得点と段階表示が見られる。英語は得点調整の対象外(対象は地理歴史・公民・理科の科目間だけ)。リーディングとリスニングをどう使うか(配点の比率など)は各大学の募集要項で確認。
リスニングの受験上の配慮
病気・けが・障害等でリスニングに配慮が必要な人は受験上の配慮を申請(ヘッドホン貸与、イヤホン等の持参使用、試験時間延長1.3倍〔連続方式・音止め方式〕、リスニング免除など)。申請は10月2日必着(9月30日消印有効)まで。出願後のけが等は12月10日〜1月12日17:00に申請。
今やること
| いつ | やること |
|---|---|
| 今すぐ | 出願が終わっているか確認する。出願内容の登録は10月2日(金)17:00まで、検定料の支払いは10月2日(金)23:59まで。支払いまで終わらないと出願は完了しない。 |
| 今すぐ | 顔写真付きの身分証明書を用意する(生徒証に写真がなければ、マイナンバーカード・パスポートなど)。試験日に有効なものか期限も確認。 |
| 今すぐ | メールとマイページの「お知らせ」を確認。顔写真の否認やイヤホン不適合措置の不備の通知が来ていたら、10月16日(金)17:00までに再登録。 |
| 今すぐ | 10月9日(金)10:00〜16日(金)17:00に出願内容を確認。受験教科、地歴・公民/理科の科目数、別冊子、成績閲覧の希望を志望校の募集要項と照らし合わせる。この後は直せない。 |
| 今すぐ | リスニングのイヤホンが耳に合うか、高校にある見本か共通テスト利用大学(事前に電話)で試す。合わなければ10月16日17:00までにイヤホン不適合措置を申請。 |
| 今すぐ | 普段使う時計を、通信機能も計算機能もない普通の腕時計(秒針の音がしないもの)にしておく。スマートウォッチは試験中かばんの中。 |
| 12月 | 12月4日(金)10:00以降に受験票を印刷(A4白紙・縦向き・拡大縮小なし)。透かしと顔写真がくっきり出ているか、試験場・受験教科・備考欄(別冊子配付あり/上履き持参/ヘッドホン貸与)を確認。氏名・生年月日の誤りは1月7日17:00までに訂正。 |
| 12月 | 12月上旬に出る令和9年度「受験上の注意」をダウンロードして読む。特にリーディングの入室終了時刻と、追試験の申請方法をメモ。 |
| 12月 | センターのサイトの「ICプレーヤー操作ガイド」で、電源→確認→再生の長押しを体験しておく。 |
| 前日 | 持ち物を確認:印刷した受験票、顔写真付き身分証明書、黒鉛筆(H・F・HB)、プラスチック消しゴム、鉛筆削り(電動不可)、普通の時計、必要なら上履きと下履き袋。英文字や地図がプリントされた服は避ける。 |
| 前日 | 試験場までの道順と、英語の入室終了時刻(リスニングは17:15)を確認。スマホのアラーム設定を見直しておく。 |
| 当日 | 試験室ではスマホ・スマートウォッチ・ワイヤレスイヤホンなど通信機能のある機器の電源を切り、アラームを解除して、必ずかばんの中へ。ポケット、机やイスの上、引き出し、椅子にかけたコートのポケットは全部NG。 |
| 当日 | リーディング終了後の休憩中にアラーム解除・電源オフを再確認。リスニングは17:15の入室終了に間に合わせ、17:20を過ぎたら受けられない。 |
| 当日 | リスニングはイヤホンを両耳に。音量は確認音声で調節。不具合はすぐ黙って手を高く挙げる。解答は設問ごとにマーク。終わったらICプレーヤー一式を返し、問題冊子は持ち帰る。 |
| 当日 | 体調が悪ければ無理せず追試験を申請(方法は受験上の注意で確認)。試験後も問題をSNSに載せない。 |
まだ公表されていないこと(2026-09-26時点)
- 令和9年度「受験上の注意」は2026年9月26日時点で未公表。受験案内(p.5・p.8・p.48-49)と説明動画スライド(16・28)によれば、12月上旬に大学入試センターのウェブサイトに掲載予定で、受験票(12月4日10:00から取得)と併せてダウンロードするよう案内されている。令和8年度版は2025年12月5日に掲載された。
- 令和9年度の各試験の入室終了時刻(リスニングの17:15を除く)は未公表。受験案内では「受験上の注意」で明示するとしている。センターは説明協議会で「受験票や受験上の注意に記載」と回答。令和8年度はリーディング15:05、国語12:45、地歴公民2科目9:00・1科目10:10だった。
- 追試験の申請受付時間・申請方法の詳細は「受験上の注意」で明示予定(受験案内 p.53)。令和8年度は、試験の4日前から前日までの9:00〜17:00と、各試験日の8:00〜試験終了まで、受験票記載の「問合せ大学」で受け付けていた(令和9年度も同じかは未確認)。
- 解答用紙に正しくマークされていない場合の採点の扱いの詳細は「受験上の注意」で確認するよう書かれている(受験案内 p.49)。
- 「受験票に一切書き込みをしない」(書き込みがカンニングとみなされると不正行為)は令和8年度の受験上の注意にあった規定。令和9年度の受験案内には書かれておらず、令和9年度の受験上の注意で確認が必要。
- かばんの中で着信音・振動音が鳴った場合、令和8年度の受験上の注意では「監督者が本人の了解なくかばんを試験場本部で保管」。令和9年度はセンターの質疑応答で「かばんを試験室外に持ち出す」と回答しているが、受験上の注意での正式な書き方は未確認。
- 追試験の試験場(全国2地区)の具体的な場所は、センターのウェブサイトで確認するよう書かれているが、今回の確認時点では令和9年度の追試験場の一覧は見つからなかった。
- Q&Aの「受験票」「試験当日の留意事項」の項目は12月上旬に掲載予定(令和9年度Q&A冒頭)。
- 平均点の中間発表(1月20日)・得点調整の有無と段階表示換算表(1月22日)・最終発表(2月4日)はいずれも「予定」。
- 自分の試験場は受験票(12月4日から)で初めて分かる。
出典
- 令和9年度 大学入学共通テスト 受験案内(大学入試センター、2026年6月19日公表)
- 令和9年度 受験案内の主な改正点の概要(報道発表資料、2026年6月19日)
- 令和9年度 大学入学共通テスト実施要項(2026年6月2日)
- 令和9年度 志願者向け説明動画 スライド資料
- 令和9年度 大学入学共通テストの出願開始について(プレス発表、2026年9月15日)別紙2「ルールが厳格化されます!」
- 令和9年度 大学入学共通テスト説明協議会(高校関係者向け)資料・質疑応答
- 令和9年度 大学入学共通テストQ&A(2026年6月19日更新)
- 大学入試センター 令和9年度試験ページ/共通テスト出願サイト(Web出願)について
- 大学入試センター 新着情報(ニュース一覧)
- 【比較用】令和8年度 受験上の注意
- 【比較用】令和8年度 受験案内/令和8年度 実施要項