READING
共通テスト英語リーディングの解き方とコツ
80分で8題・44マーク・約5,600語。まず「何点がどこにあるか」「何を試される試験か」を頭に入れよう。地図があれば迷わない。
書いた人:原田高志(高校の英語教師・原田英語)/ 更新:/ 2021〜2026年度の本試験・追試験(R・L 24回分)を数えて作成
リーディングの全体像(時間・配点・語数)
80分で8題・44マーク・約5,600語。まず「何点がどこにあるか」「何を試される試験か」を頭に入れよう。地図があれば迷わない。
数字で見るリーディング
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 試験時間 | 80分(15:20〜16:40) |
| 配点 | 100点 |
| 大問 | 8題(2025年度から新形式。2026年度も同じ) |
| マーク | 44個 |
| 総語数 | 約5,600語(本文・図表・設問・選択肢の合計) |
| 必要ペース | 単純計算で1分あたり約70語。見直し8分を残すなら約78語 |
大問別の配点と目安時間
| 大問 | 2026年度の型 | 配点 | マーク | 語数 | 目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1問 | テキストメッセージ(イラスト選択) | 6 | 3 | 約180 | 3分 |
| 第2問 | ウェブサイト(調査結果・複数の意見) | 12 | 4 | 約250 | 5分 |
| 第3問 | 体験記(出来事の並べ替え) | 9 | 6 | 約300 | 6分 |
| 第4問 | ニュースレター(推敲・文挿入) | 12 | 4 | 約350 | 8分 |
| 第5問 | 複数資料(チラシ・フォーム・Eメール) | 16 | 6 | 約560 | 11分 |
| 第6問 | 物語(回想・時系列・アウトライン) | 12 | 8 | 約640 | 10分 |
| 第7問 | 論理的文章+プレゼンスライド | 16 | 6 | 約610 | 13分 |
| 第8問 | 複数の意見・資料+エッセイのアウトライン | 17 | 7 | 約710 | 16分 |
第1〜4問で39点、第5〜8問で61点。配点の約6割が後半4題に集まっている。前半で時間を使いすぎる人は、実力があっても後半で点を落とす。
平均点の推移
| 年度 | 平均点 |
|---|---|
| 2024年 | 51.54 |
| 2025年(新形式1年目) | 57.69 |
| 2026年 | 62.81 |
3年連続で上がっている。平均が上がる年ほど、上位層は「1問の取りこぼし」で差がつく。満点勝負は難問を解く力より、易しい問題を1つも落とさない仕組み で決まる。
何が問われる試験か
情報処理(探して拾う)
全部を精読する試験ではない。設問が求める情報を、日時・数字・固有名詞を目印に素早く探す力が問われる。
事実と意見の区別
Fact(証拠で確かめられる)と Opinion(書き手の評価・判断)を分ける設問が出る。評価語1つで判定が変わる。
言い換え(パラフレーズ)
正解の選択肢は本文と別の言葉で書かれるのが基本。抽象化・品詞転換・否定の言い換えを見抜けるかが勝負。
複数資料の統合
チラシ×メール、意見×グラフのように、2つ以上の資料を突き合わせて初めて答えが出る設問が後半の柱。
時系列と文章構成
書かれた順と起きた順のズレ(並べ替え)、文をどこに入れるか(推敲)など、文章の組み立てを読む力。
目的に合わせた読み
「あなたは〜の生徒です」という場面設定がつく。自分が何のために読むのかを決めてから読む人が速い。
満点を取る人の考え方
答えは本文にしかない
常識・知識・「普通こうだよね」で選ばない。正解には必ず本文の根拠がある。根拠に線を引けない選択肢は選ばない。
1問1根拠
選んだら、根拠の行に設問番号を書く。見直しのとき根拠に一瞬で戻れて、迷い直しが消える。
設問が先、本文が後
何を探すか決めてから読む。先に設問を読むと、本文の必要な所だけが浮き上がって見える。
迷ったら「言い過ぎ」を切る
2択で迷ったら、always / only / all / must など本文より強い言い方をしている方を捨てる。
時間は後半に貯金する
第1〜4問は22分以内が目標。前半の1分は後半の1問(2〜3点)に化ける。
空欄ゼロ
44マークすべてを塗って終わる。飛ばすときも必ず仮マークしてから次へ。
大問別の配点と目安時間
| 大問 | 形式 | 配点 | マーク | 語数 | 目安 | 次へ進む |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1問 | テキストメッセージのやり取り(イラスト選択あり)。2025年はパンフレット型。… | 6点 | 3 | 約180語 | 3分 | 4分 |
| 第2問 | ウェブサイト・ブログ(調査結果+複数の意見。事実と意見の区別)。2026年は満… | 12点 | 4 | 約250語 | 5分 | 7分 |
| 第3問 | 体験記・物語(出来事の並べ替えあり)。2026年はワークショップ参加の体験記、… | 9点 | 6 | 約300語 | 6分 | 8分 |
| 第4問 | ニュースレター・エッセイ+コメント(推敲:文を入れる位置・語句の修正)。202… | 12点 | 4 | 約350語 | 8分 | 10分 |
| 第5問 | 複数資料(チラシ・応募フォーム・Eメールのやり取り)の照合。2026年は図書館… | 16点 | 6 | 約560語 | 11分 | 13分 |
| 第6問 | 物語(回想・時系列の並べ替え・アウトライン完成)。2026年は店を舞台にした回… | 12点 | 8 | 約640語 | 10分 | 12分 |
| 第7問 | 論理的文章(記事・説明文)+プレゼンスライドの空所。2026年は心理・生活習慣… | 16点 | 6 | 約610語 | 13分 | 15分 |
| 第8問 | 複数の意見・資料+エッセイのアウトライン(複数選択・完答あり)。2026年はス… | 17点 | 7 | 約710語 | 16分 | 16分 |
時間配分のくわしい決め方と、目標点ごとのパターンは リーディングの時間配分・解く順番 へ。
80分の戦略(解く順番・見る時刻)
解く順番・時間・次へ進むタイミング・マークの仕方を、試験前に全部決めておく。当日は考えずに実行するだけ。
解答順は3つから選ぶ
| 戦略 | 向いている人 | 順番 |
|---|---|---|
| A 標準 | ほとんどの人(迷ったらこれ) | 第1問→第2問→…→第8問 |
| B 後半先行 | 過去問・模試で第8問が毎回白紙・途中で終わる人 | 第1問(肩慣らし)→第5問→第6問→第7問→第8問→第2問→第3問→第4問 |
| C 逆順 | 毎回10分以上余る上級者 | 第8問→第7問→…→第1問 |
選び方の基準
直近の過去問・模試3回で判断。3回とも第8問が終わらない→B、3回とも10分以上余る→C、それ以外→A。
B の狙い
配点の6割(61点)がある後半を、頭が元気なうちに確保する。前半は短いので、最後に速く解いても崩れにくい。
C の狙い
一番重い第8問を最も集中できる最初に解く。前半は時間が少なくても解ける人だけが使える。
当日に変えない
本番で初めて順番を変えるのは危険。使う戦略で最低2回は時間を計って練習してから本番へ。
時間配分表(戦略A)
| 大問 | 目安 | 累計 | 終了目安時刻 | 次へ行く時間(上限) |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 3分 | 3分 | 15:23 | 4分 |
| 第2問 | 5分 | 8分 | 15:28 | 7分 |
| 第3問 | 6分 | 14分 | 15:34 | 8分 |
| 第4問 | 8分 | 22分 | 15:42 | 10分 |
| 第5問 | 11分 | 33分 | 15:53 | 13分 |
| 第6問 | 10分 | 43分 | 16:03 | 12分 |
| 第7問 | 13分 | 56分 | 16:16 | 15分 |
| 第8問 | 16分 | 72分 | 16:32 | —(72分に間に合わせる) |
| 見直し・マーク確認 | 8分 | 80分 | 16:40 | — |
時刻は15:20開始の場合。開始が遅れたら、同じだけ全部ずらす。「次へ行く時間」は「その大問に使っていい最大時間」。超えたら仮マークして次へ。
時計を見るのは3回だけ(22分・43分・72分)
| チェック | 経過時間(時刻) | いるべき場所 | 遅れていたら |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 22分(15:42) | 第5問に入っている | 第4問の残りを仮マークして第5問へ |
| 2回目 | 43分(16:03) | 第7問に入っている | 第6問の残りを仮マークして第7問へ |
| 3回目 | 72分(16:32) | 44マーク全部埋まっている | 空欄を仮マークで埋めてから見直しへ |
時計を見る回数を決める理由
何度も時計を見ると、そのたびに集中が切れ、焦りが増える。見る時刻を3回に固定すると、残りの時間は解くことだけに使える。
3つの時刻を余白に
「解答はじめ。」の直後に、問題冊子の余白に 15:42/16:03/16:32 と3つ書いておく。暗記に頭を使わない。
2分ルールと次へ進むやり方
2分ルール:1つの設問で2分考えても決まらなければ、その時点で一番ましな選択肢を仮マークして次へ。1問に3分以上かけると、後ろの易しい問題2〜3問分の時間が消える。
- 2択まで絞れていれば、根拠が多い方を仮マーク
- 問題冊子の設問番号に★を付ける(残した2択の番号も書く)
- 解答用紙にも必ず塗る(空欄で進まない)
- 見直し時間に★の設問だけ戻る。配点の大きい大問(第8問・第5問・第7問)の★から
マークの仕方:おすすめは「大問ごとにまとめて」
基本は大問ごとにまとめて塗る
解いている間は問題冊子の選択肢番号に大きく○。大問が終わったら、その大問の分(3〜8マーク)を一気に塗る。
理由1:集中が切れない
1問ずつ解答用紙に視線を移すと、そのたびに本文の読みが途切れる。まとめれば切り替えは8回だけ。
理由2:ズレに気づける
大問の区切りで「最初と最後の解答番号」を照合できる。1つずれていれば、その大問の中だけ直せばいい。
例外1:途中で次へ進む・飛ばすとき
大問の途中で次へ進むときは、解いた分と仮マークを全部塗ってから次へ。「後で塗る」は塗り忘れの元。
例外2:第8問と残り10分以降
時間切れの危険がある所では1問ずつすぐ塗る。まとめ塗りの前に「解答やめ。」が来ると0点になる。
マークのズレを防ぐ
問題冊子に答えを控える
塗る前に、問題冊子の設問番号の横に答えの数字を書く。試験後の自己採点にも使える。
大問の最後の番号で照合
大問を塗り終えたら、最後の解答番号の欄に最後の答えが入っているか見る。ここが合えば途中もほぼ合っている。
飛ばした問題も仮マーク
空欄を残すと、次の問題を1つ上の欄に塗るズレの原因になる。飛ばす問題ほど先に塗る。
完答・複数選択は欄の数を確認
1つの設問で2つ以上塗る形は、欄の位置を指で押さえながら塗る。
見直しの順番(8分)
- マーク漏れ・ズレの確認(44個、大問ごとに最初と最後の番号)…2分
- ★の設問を配点の大きい順に(第8問→第5問・第7問→その他)…4分
- 複数選択の「two」や、たまに出る「NOT」を読み直す…1分
- 計算問題(料金・日付・年齢)の式をもう一度たどる…1分
残り5分・3分・1分でやること
| 残り | 時刻 | やること |
|---|---|---|
| 5分 | 16:35 | 新しい設問の熟考はやめる。44マーク全部埋まっているか数える。★を1問だけ見る余裕があれば見る |
| 3分 | 16:37 | 空欄が1つでもあれば今すぐ塗る。ここから先は書き換えない |
| 1分 | 16:39 | 大問ごとの最後の解答番号だけ目で追い、ズレがないか最終確認 |
| 解答やめ | 16:40 | すぐに鉛筆を置く。「解答やめ。」の後に鉛筆を持っている・書き続けるのは不正行為 |
時間が足りなくなったときの救済手順
- 残り10分で第8問が手つかず:アウトライン(設問)だけ先に読む
- 立場の設問:各意見の最初と最後の2文だけ読み、○×△を付けて答える
- 資料の設問:グラフ・表のタイトルと、選択肢の数字を直接照合する
- 内容一致は選択肢のキーワードを本文でスキャンし、見つかった所の前後1文だけ読む
- 残り2分:分からない設問も、消せた選択肢以外から選んで全部塗る(空欄ゼロ)
焦って前半を見直す
時間がないときに解き終えた前半へ戻るのは損。未着手の後半を1問でも拾う方が点になる。
最後にまとめ塗りしようとする
時間切れ直前にまとめて塗ると、ズレと塗り残しが同時に起きる。1問ずつ塗る。
よくある質問
問題冊子に線を引いたり、答えを書いたりしていい?
問題冊子へのメモや自分の答えの控えはOK。試験が終わった後は持ち帰れるので、自己採点に使える。
マークはシャープペンシルでもいい?
マークは黒鉛筆(H・F・HB)で。シャープペンシルはメモや計算に使う場合のみ可(黒い芯)。
タイマー機能つきの時計は使える?
辞書・電卓・端末等の機能があるもの、秒針音がするもの、キッチンタイマーや学習タイマー、スマートウォッチ等は使えない(スマートウォッチはかばんの外にあると電源オフでも不正行為)。
早く終わったら退室できる?
入室終了時刻から試験終了まで退室できない。余った時間は見直しに使おう。
1問ずつマークと大問ごとのマーク、どっちがいい?
大問ごとがおすすめ。ただし途中で次へ進む時・第8問・残り10分以降は1問ずつすぐ塗る。
どの大問にも効くリーディングのコツ
どの大問にも効くテクを、場面別にまとめた。過去問を解くたびに1カテゴリずつ試して、自分の型にしよう。
設問の読み方
疑問詞と主語に線
Who / What / Why と主語に線。According to Sam なら Sam の段落だけ探せばいい。探す範囲が一気に狭まる。
条件語を□で囲む
NOT / two / best / most likely / first を□。選び終えた後に□をもう一度見て、条件に合っているか確認。
場面設定の1文を読む
多くの大問は You are ~ で始まる設定がつく。自分の立場(生徒・参加者・発表者)が分かると、探す情報が決まる。
本文の読み方
主題文ファースト
段落の1文目で「この段落は何の話か」を決める。細部は設問が求めたときに戻って読めばいい。
数字・固有名詞は□
日付・金額・人名・場所を□で囲む。探し読みの目印になり、設問から戻る時間が半分になる。
合図の言葉で先を読む
However→逆の話、For example→具体例、As a result→結果、In fact→強調・補足。次に何が来るか予測して読む。
| 合図の言葉 | 次に来るもの | 設問との関係 |
|---|---|---|
| However / But / Yet | 前と逆の内容(主張が多い) | 主旨・筆者の意見の根拠 |
| For example / For instance | 具体例 | 抽象化の言い換えで出る |
| As a result / Therefore / So | 結果・結論 | 因果の設問 |
| In fact / Actually | 強調・訂正 | 最終決定・本音 |
| While / Although | 譲歩(本音は主節) | 立場の判定 |
選択肢の見抜き方
同じ単語の選択肢を疑う
本文の語がそのまま並んだ選択肢は意味がずれたダミーのことがある。正解は別の言葉で同じ意味を言うことが多い。
言い過ぎワード
always / never / all / only / must / completely / prove は本文に同じ強さの根拠があるか確認。なければ×。
選択肢を/で切る
長い選択肢は/で2〜3つに切り、全部に根拠があれば○。前半だけ正しい「半分正解」は×。
主語・時制のすり替え
誰がしたか(主語)と、いつのことか(予定・完了・過去)を本文と照合。ここだけ変えたダミーが多い。
言い換え(パラフレーズ)の型
型を知って待ち構える
正解は下の型のどれかで言い換えられる。本文を読みながら「これは抽象化されそう」と予測しておくと一瞬で見つかる。
否定の言い換えに強くなる
not ~ until=やっと〜、few=ほとんどない、not always=いつもとは限らない。否定語は意味をひっくり返して確認。
| 型 | 本文 | 選択肢 |
|---|---|---|
| 抽象化 | apples, bananas and grapes | fruit |
| 品詞転換 | The event was a success. | The event succeeded. |
| 否定の言い換え | It was not cheap. | It was expensive. |
| 具体→総称 | Tom's grandmother | a family member |
| 能動⇔受動 | The club organized the festival. | The festival was organized by the club. |
| 比較の反転 | A is older than B. | B is newer than A. |
| 数の言い換え | twice a week / half | on two days each week / 50% |
事実と意見(Fact / Opinion)の見分け方
基準は1つだけ
証拠(数字・記録・調べれば分かること)で確かめられれば Fact、人によって判断が変わるなら Opinion。
「〜と言った」は事実
Many visitors said the show was exciting. は「そう言った」ことが事実。exciting に釣られない。
最上級・比較でも測れれば事実
the tallest / the oldest / more than 100 は測れるので事実。the best / more enjoyable は意見。
| 意見(Opinion)のサイン | 事実(Fact)のサイン |
|---|---|
| I think / I believe / I feel / In my opinion | 数字・%・金額・日付・時刻 |
| should / must / had better / ought to | 固有名詞(人名・地名・団体名) |
| best / worst / amazing / terrible / boring | 過去に起きた出来事(was held, opened in 2010) |
| unfortunately / luckily / surprisingly | 調査結果(~% answered ...) |
| seem / probably / may(推測) | 測れる最上級(the largest, the oldest) |
| too / enough / easy / useful(評価) | 〜と言った・報告した(said, reported) |
NOT・EXCEPT 問題(たまに出る)
本文で○を3つ付ける
出るのは1回に1問あるかないか。出たら選択肢を1つずつ本文で探し、書いてあれば○。残った1つが答え。
選ぶ直前にNOTを見る
解いている途中で普通の内容一致に頭が切り替わりやすい。塗る前に設問の□で囲んだ NOT を必ずもう一度見る。
複数選択(Choose two)・完答
1つずつ独立に判定
「2つ選ぶ」でも選択肢ごとに○×を付ける。○が2つにならなければ、△の中から根拠が強い方を足す。
完答は2つ目で決まる
全部合って初めて得点になる設問は、1つでも外すと0点。確実な1つを塗った後、2つ目こそ本文に線を引いてから選ぶ。
並べ替え・時系列
書かれた順≠起きた順
had p.p.・before / after・回想(remembered, back then)で順番が入れ替わる。本文順に並べたら一度疑う。
余白に時間軸を1本
横線を引いて出来事の番号を置く。年齢・学年・季節・曜日は時間軸の目盛りになる。
ダミーは「起きていない」
was going to / planned to / hoped to は実際には起きていないことがある。5つから4つ選ぶ形ならまずこれを消す。
推敲・文挿入
フックから矢印
挿入文の this / these / they / the+名詞 / also / however が前の何を指すか。指す相手が直前にある位置だけが候補。
前後サンドイッチで確定
候補の前の1文+挿入文+後の1文を通し読み。後ろの文がつながらなくなったら×。
図表・グラフ・数値計算
割引は掛け算
20% off の後に extra 10% off は 0.8×0.9=0.72 で28%引き。buy one, get one free は2個で1個分の値段。
日付・曜日は+7で
同じ曜日は7日ごと。「14日が土曜なら11日は水曜」のように、7の倍数で数えてから前後にずらす。
時刻と所要時間は式で
1:30 start, 90 minutes → 3:00 finish。24時間表記(15:00=午後3時)も出る。暗算せず余白に式を書く。
グラフは軸・単位・凡例から
縦軸が%か人数か、単位が千人か百万人か、凡例のどの色が何か。ここを見ずに数字を比べない。
| 表現 | 意味 | 例(12歳の子は?) |
|---|---|---|
| under 12 / younger than 12 | 12歳未満(11歳まで) | 含まない |
| 12 and under / 12 or younger | 12歳以下 | 含む |
| over 12 / older than 12 | 12歳を超える(13歳から) | 含まない |
| 12 and over / 12 or older / at least 12 | 12歳以上 | 含む |
| by Friday / no later than Friday | 金曜日まで(金曜を含む) | — |
| within two weeks of ~ | 〜から2週間以内 | — |
| every other day | 1日おき | — |
イギリス英語の綴りと語
綴りは型で覚える
-our(colour, favourite)、-re(centre, theatre)、-ise(organise)、-mme(programme)、-ll-(travelled)。意味はアメリカ英語と同じ。
階の数え方が違う
ground floor=1階、first floor=2階。建物の案内図や集合場所の設問で必ず確認。
| イギリス英語 | アメリカ英語 | 意味 |
|---|---|---|
| flat | apartment | アパート・マンション |
| lift | elevator | エレベーター |
| queue | line | 列(に並ぶ) |
| timetable | schedule | 時刻表・時間割 |
| holiday | vacation | 休暇 |
| term | semester | 学期 |
| mobile (phone) | cell phone | 携帯電話 |
| return ticket / single ticket | round-trip / one-way ticket | 往復券/片道券 |
| fortnight | two weeks | 2週間 |
| car park | parking lot | 駐車場 |
| 3/4(日/月) | 3/4(月/日) | 英:4月3日/米:3月4日 |
タイトル・要約・主旨
狭すぎ・広すぎを切る
本文の一部の話だけの選択肢は狭すぎ、本文にない一般論まで広げた選択肢は広すぎ。全段落をカバーするものが正解。
最初・最後・繰り返し
主旨は第1段落と最終段落に出る。本文に何度も出てくる語(言い換えも含む)がタイトルのキーワード。
推測(infer / most likely)問題
1歩だけ先
推測の正解は本文から1歩だけ進んだ内容。常識で2歩3歩先まで進んだ選択肢は×。
根拠2つの足し算
「会員は無料」+「彼は会員」→「彼は払わない」のように、本文の2か所を足すと出る結論が正解になりやすい。
データで分かったこと(過去問12回分)
<span class="big">150回</span>問題文の「the best」は150回
過去12回分の問題に150回(ほとんどが設問)。1回に8〜18回も出る。正解は「完ぺきな文」ではなく「4つの中で一番ましな文」。
だから今日から:4つを見比べて、一番ましな1つを選ぶ
<span class="big">約7倍</span>新しい形になって「Based on」が急に増えた
2021〜24年は1回に約1回。2025〜26年は1回に約8回。「本文をもとに答えよ」が主役になった。
だから今日から:Based on を見たら、本文に戻って証拠を探す
<span class="big">71回</span>According to と Based on は「本文にあることだけが正解」の合図
2つ合わせて過去12回分で71回。あなたの常識で正しそうでも、本文になければ×。
だから今日から:答えを選んだら、証拠の文に線を引く
<span class="big">1回1問</span>「〜でないもの」を選ぶ問題は、1回に1問くらい
過去12回分で9問ほど。not は小文字で書かれていて見落としやすい。特別な対策はいらない。
だから今日から:設問の not を見たら丸で囲む。それだけでOK
<span class="big">12回中12回</span>fact・opinion は毎回出る。今の主役は「誰の意見か」
「One fact(事実を1つ選べ)」は2021〜23年に8問、2024年以降は0問。新形式では「○○さんの意見は?」が第2問・第8問に毎回出る。
だから今日から:数字の文(事実)と、I think・should の文(意見)を、名前ごとに分けて読む
<span class="big">+11.3点</span>リーディングの平均点は、2年で11点以上上がった
51.54点→57.69点→62.81点。まわりもどんどん取れるようになっている。
だから今日から:6割で満足しない。後半の1問を取りにいく
<span class="big">5,600語</span>リーディングは1回で約5,600語
新形式の4回は約5,550〜5,640語で、ほぼ同じ。80分で割ると1分に約70語。解く・塗る時間を引くと、1分100語は読みたい。
だから今日から:1日1題、時間を計って読む
<span class="big">約4倍</span>第8問の英文は、第1問の約4倍の長さ
設問・選択肢まで数えると、第1問は約300語、第8問は約1,180語。後ろに行くほど長く、重くなる。
だから今日から:第7問・第8問クラスの長文を毎日1題
<span class="big">15回</span>「in the order(順番に)」は15回
出来事を並べる問題は定番。起きた順(happened)と、話に出てきた順(appeared)の2種類がある。書いてある順と起きた順はちがうことがある。
だから今日から:年・時刻・before・after に印をつけて読む
<span class="big">16回</span>「most likely(たぶん)」は16回
答えはズバリ書いていない。書いてあることから「一番ありそう」を選ぶ問題。
だから今日から:本文の2か所をつなげて考える
<span class="big">30問</span>「2つ選ぶ」問題は12回分で30問。最近は1回に3〜4問
目印は The order does not matter(順番は問わない)。2025年からは two と書かない形が多く、2つとも合わないと0点。
だから今日から:The order does not matter を見たら「2つ塗る」とメモ
<span class="big">約110回</span>「should」はリーディングに約110回。意見の目印
「〜すべき」は事実ではなく、だれかの意見。「○○さんの意見は?」の問題で使える。
だから今日から:should のある文に「意」と書きこむ
<span class="big">67回</span>However はリーディングに67回
However のあとに、筆者の言いたいことが来る。前は「よく言われること」のことが多い。
だから今日から:However に△をつけて、後ろを丁寧に読む
<span class="big">centre</span>centre・favourite・programme。イギリスのつづりも出る
過去12回分で centre 12回、favourite 6回、programme 3回。2026年も第2問・第5問でイギリス英語が出た。
だから今日から:つづりがちがっても意味は同じ、と覚えておく
よくある質問
共通テスト英語リーディングの試験時間と配点は?
試験時間は80分(15:20〜16:40)、配点は100点。大問は8題、マークは44個で、本文・図表・設問・選択肢を合わせて約5,600語ある。
リーディングで時間が足りないときはどうする?
時間は点数ではなく英文の長さで配る。前半(第1〜4問)を22分で終え、開始22分・43分・72分の3回だけ時計を見る。2分考えて決まらない問題は仮マークして次へ進む。
リーディングは全部読まないと解けない?
設問を先に読み、探す情報を決めてから本文へ行く。第1〜2問のような資料型は、見出しで区切って設問の区画だけ読めば足りる。後半の長文は段落ごとに要点をつかみながら通読する。
解く順番は前から?
迷ったら第1問から順番どおり。直近3回の過去問・模試で毎回第8問が終わらない人だけ、後半を先に解く順番を試す。本番で初めて順番を変えるのは危険。