共テ英語 R&L 満点チートシート原田英語 / 本番 2027年1月16日(土)アプリを開く

READING 第3問

共通テスト英語リーディング 第3問の解き方とコツ

第3問の並べ替えは、読む前に常識で仮の順番が作れる。第3問は9点・6マーク。目安6分、8分を過ぎたら次へ。解く手順、例題、テクニック、ひっかけ、点数別の対策をまとめた。

書いた人:原田高志(高校の英語教師・原田英語)/ 更新:/ 2021〜2026年度の本試験・追試験(R・L 24回分)を数えて作成

第3問はどんな問題?(配点・時間・形式)

筆者の体験を読み、出来事の起きた順(並べ替え)、筆者の気持ち・学んだこと、イラストや図の内容を問う。

項目中身
形式体験記・物語(出来事の並べ替えあり)。2026年はワークショップ参加の体験記、2025年は物語
配点9点(6マーク)
語数の目安約300語
目安時間6分(8分で次へ進む)
難しさ★★☆
いちばん大事な一言:第3問の並べ替えは、読む前に常識で仮の順番が作れる

過去の出題(新形式)

年度テーマ語数
2025本バンドのコンテストの物語416語
2025追宇宙旅行の夢の物語433語
2026本瞑想教室と虫の話402語
2026追プラスチックを食べる魚の物語407語

設問のパターン

設問の型回数例
出来事の並べ替え(5つから4つ)4Choose four out of the five options and put them in the order …
気持ち・気持ちの変化3How did … most likely feel …?
語り手・人物の特徴2Which person is telling the story? / … can be described as ___.
理由・きっかけ1The author joined … because ___.
教訓1… understood the importance of being ___.
本文の内容1According to the story, … were ___.

毎回同じところ:3問・6マーク・9点。「5つから4つ選んで並べる」が4回とも(4つ全部合って3点)。

毎回変わるところ:気持ちを聞く問題が3回、教訓を聞く問題が1回(2026本)。並べる基準が「起きた順(happened)」の回と「出てきた順(appeared)」の回がある(2回ずつ)。

2027年の予想:並べ替え+気持ち(または教訓)の組み合わせが出る見込み。夢だった・実は…という最後のひねりにも備えよう。

第3問の解き方(手順)

  1. 並べ替え問題の選択肢(出来事)を先に読み、それぞれのキーワードに線
  2. 本文を読みながら、その出来事が出た所の余白に選択肢番号を書く
  3. 書かれた順ではなく起きた順で並べる(had+過去分詞・before・after に矢印)
  4. 5つから4つ選ぶ形なら、本文で起きていない出来事を先に1つ消す
  5. 気持ち・教訓の設問は最終段落を根拠に選ぶ

『常識で仮に並べる→本文と違う所を探す→起きていない1つを消す』の順で解く

先に常識で順番を作っておき、本文では「常識と違う所」と「起きていない1つ」だけを探す。

  1. 出来事に記号
    5つの出来事を読み、キーワードに線。(A)〜(E)を大きく書き、設問の happened(起きた順)に○。
  2. 常識で仮に並べる
    選択肢だけで、ふつう起きる順を余白に書く。申し込む→着く→練習→本番→感想、のように。
    例:(A) arrived at the hall (B) gave a speech (C) got flowers from a friend → 仮:A→B→C
  3. 迷う1つに?
    常識では位置が決まらない出来事に「?」。本文では、この?を重点的に探す。
    例:(D) received an email from the organizer → いつでも起こりうるので?
  4. 時の言葉に□
    本文を読みながら The next morning / Two weeks earlier に□。?の出来事の近くの□の語で、順番を決める。
    例:Two weeks earlier, I had signed up online. → 申し込みは本番より前。仮の順の先頭へ
  5. 気持ちを行動で読む
    感情の語がなくても、行動の文の横に気持ちを書く。行動=気持ちの証拠。
    例:My voice was shaking when I began. → 余白に「緊張」
  6. ダミーを動詞で判定
    使わない1つは、本文で本当に起きたかを動詞で確かめる。was supposed to / tried to は起きていないかも。
    例:I was supposed to meet the guide at nine, but he never came. → ガイドには会っていない
  7. 直して塗る
    仮の順を□で直し、選択肢の番号と照合して塗る。気持ち・学んだことの設問は最終段落で。

秒単位の時間割

時間やること
0:00〜0:50設問を全部読む。出来事に(A)〜(E)、happened に○
0:50〜1:30常識で仮の順番を余白に書き、迷う出来事に「?」
1:30〜4:00本文を読む。時の言葉に□、行動の文の横に気持ちを一言
4:00〜5:00?の出来事を□で確定。起きていない1つを消して並べる
5:00〜6:00気持ち・学んだことを最終段落で解き、6つ塗って第4問へ
8:00あきらめて次へ行く時間。仮の順番のまま塗って第4問へ
なぜこの解き方が効く? 人は出来事を時間の流れに沿って頭の中に並べて覚える。本文に番号を書き込むのは、その流れを紙に書き出す作業。頭の負担が減り、並べ替えのミスを防げる。

第3問の例題(書き下ろし)で解き方を確認

体験記や短い物語を読む問題。出来事を起きた順に並べる問いと、気持ち・学んだことの問いが出る。

実演:図書館ボランティアの体験記

あなたはイギリスの高校に留学中。学校のウェブサイトで、生徒が書いた体験記を読んでいる。

School website: Student Stories

A Different Book

Last summer, I volunteered at a children's event at our local library. My job was to read a picture book to a group of five-year-olds.

On the day of the event, I arrived thirty minutes early. I was very nervous, so I sat in the staff room and read the book I had brought out loud three times. Then the librarian came in and told me something surprising. The children had already chosen a different book! The week before, she had asked them to vote for their favourite story, and a book about a brave little bear had won.

I had never read that book before. The librarian handed me a copy, and I quickly looked through it before going into the room. So the book I had brought stayed in my bag. My reading was not perfect. I made a few mistakes, but the children laughed at the funny parts and clapped at the end.

After the event, a girl gave me a drawing of the bear. I still keep it on my desk. That day, I learned that I don't have to be perfect to make people happy.

Choose four of the five events (A)-(E) and put them in the order in which they happened. (A) The children chose a story by voting. (B) The writer practised reading a book out loud. (C) The writer was given a picture by a child. (D) The writer checked a book about a bear in a hurry. (E) The book the writer had brought was read to the children.

  1. ① (B) → (A) → (D) → (C)
  2. ② (A) → (B) → (E) → (C)
  3. ③ (A) → (D) → (B) → (C)
  4. ④ (A) → (B) → (D) → (C)
答えと解き方を見る

正解:④

  1. ① 何の順番かを確かめて線
    まず happened(起きた順)か appeared(出てきた順)かに丸。次に5つの出来事のキーワードを頭に入れる。
  2. ② 本文の言い換えを見つけてスタンプ
    3回声に出して読んだ=練習した。ざっと目を通した=急いで確認した。絵をくれた=絵をもらった。
  3. ③ had+過去分詞は「もっと前」
    投票は、書かれた場所は後ろでも「前の週」の出来事。だから(A)がいちばん最初。
  4. ④ 起きていない出来事を消す
    持ってきた本は「かばんの中のまま」。子どもには読んでいないので(E)は使わない。
  5. ⑤ 並べて完成
    投票(A)→練習(B)→くまの本を確認(D)→絵をもらう(C)。

「ちがう本」 去年の夏、地元の図書館の子ども向けイベントでボランティアをした。5歳の子たちに絵本を読む係だった。当日は30分早く着いた。とても緊張していたので、スタッフ室で持ってきた本を3回声に出して読んだ。すると司書さんが来て驚くことを言った。子どもたちはもう別の本を選んでいたのだ!前の週に好きなお話の投票をして、勇敢な子ぐまの本が選ばれていた。その本は読んだことがなかった。司書さんに1冊渡され、部屋に入る前に急いで目を通した。だから持ってきた本はかばんの中のままだった。読み聞かせは完璧ではなく少し間違えたが、子どもたちはおもしろい所で笑い、最後に拍手してくれた。終わったあと、女の子がくまの絵をくれた。今も机に置いている。完璧でなくても人を幸せにできると、あの日学んだ。 設問:5つのうち4つを選び、起きた順に並べよ。(A)子どもたちが投票で話を選んだ (B)筆者が本の音読を練習した (C)筆者が子どもから絵をもらった (D)筆者がくまの本を急いで確認した (E)筆者が持ってきた本が子どもたちに読まれた

第3問のコツ・テクニック

余白に番号スタンプ

出来事が出るたびに本文横に選択肢番号を書く。読み終えた時点で順番が本文上に並び、あとは確認だけ。

had p.p. は過去の過去

書かれている位置より前に起きた出来事。並べ替えのひっかけはほぼここに仕込まれる。

before / after に矢印

Before we started, we had tea. は tea → start。書かれた順と逆になる接続詞には矢印で起きた順を書く。

ダミーは「予定・願望」

was going to / planned to / hoped to は実際に起きたとは限らない。起きていなければ並べ替えのダミー。

感情は両端を拾う

nervous → relieved のように、最初と最後の感情語に印。「どう変わったか」は必ずこの2つで決まる。

教訓は I learned の後

I learned that ~ / Now I ~ / This experience taught me ~ が学んだことの答え。最終段落を探す。

イラストは位置と数

写真・図の設問は、本文の描写(左右・人数・持ち物)と1つずつ照合。雰囲気で選ばない。

超絶テク(目から鱗)

earlier は前の出来事の合図

ago ではなく earlier / before that / by then が出たら、話が過去に戻る合図。□で囲み、その出来事を仮の順の前へ動かす。

👀 had が省かれても earlier だけで回想になる。had だけ見張ると漏れる。

By the time は逆順

By the time I arrived, the bus had left. は「着いた時にはもう出ていた」。後ろ半分が先に起きる。

👀 書かれた順は「着く→出発」、起きた順は「出発→着く」。1文で順番が逆になる。

almost は起きてない

I almost gave up. は「あきらめかけたが、あきらめていない」。almost / nearly の出来事は、並べ替えで使わない候補。

👀 gave up と書いてあるので起きたと思いがち。almost の1語で意味が変わる。

場所は名詞で探す

出来事の選択肢は、本文と違う動詞で書かれがち。名詞(book・bear など)で本文の場所を探し、動詞の意味が同じか確かめる。

👀 動詞は言い換えられ、名詞は残りやすい。名詞で探すと場所が速く見つかる。

タイトルと最後の文

体験記のタイトルと、最終段落の最後の1文に線を引く。学んだことの設問は、この2か所が同じ意味になる選択肢で決める。

👀 書き手はタイトルに一番言いたいことを込める。最後の文で答え合わせができる。

When の文は隣同士

When A, B. は had がなければ、A のすぐ後に B。並べ替えでは A と B を隣に置き、間に別の出来事を入れない。

👀 When の文は1文に出来事が2つ。1文で順番が2つ決まる。

例で確認

When I finally arrived at the hall, the session had already begun. I had missed my train because I stopped to buy a snack.

ようやく会場に着いたとき、セッションはもう始まっていた。お菓子を買いに寄ったせいで電車に乗り遅れていたのだ。

起きた順は「お菓子を買う→電車に乗り遅れる→(セッション開始)→到着」。書かれた順と正反対。had p.p. が2つあるのが合図。

第3問のひっかけ(✕選択肢の作られ方)

書かれた順=起きた順

回想・had p.p.・before 節で順番が逆転する。本文の順にそのまま並べたら一度疑う。

起きていない出来事

「〜するつもりだった」「〜したかった」を実際の出来事として選ばせる。動詞の形で判定。

感情の途中で止まる

At first ~, but later ~ の前半だけで答えると逆。気持ちの問題は最後まで読んでから。

主語のすり替え

講師がしたことを「私がした」と書き換えた選択肢。出来事の主語に線を引く。

✕選択肢の正体3型

別々の出来事を1つに

本文:I met Ms. Lee at the station. The next day, we took a photo together in front of the castle.

✕選択肢:The writer took a photo with Ms. Lee at the station.

写真は翌日、お城の前。別々の出来事を1つにくっつけた✕。場所と日はセットで確かめる。

原因と結果の逆

本文:I practised every evening for a month. Thanks to that, I won the contest.

✕選択肢:The writer practised hard because she had won the contest.

練習が原因で、優勝が結果。because で向きを逆にした✕。

気持ちの読み違い

本文:When I saw the results, I couldn't believe my eyes. My name was at the top of the list!

✕選択肢:The writer was disappointed when she saw the results.

couldn't believe my eyes は驚き。一番上なので喜び。がっかりは逆の読み。

第3問の出題パターン別の解き方

パターン出た年見る所解き方ひっかけ
物語・体験記+出来事の並べ替え(5つから4つ)2025本・2025追・2026本・2026追5つの選択肢のうち、本文に出てこない1つまず本文にない1つを消す。残り4つは本文の位置に番号をふって、出てきた順ではなく起きた順に並べる。本文の語を使っているのに、実は起きていない出来事
語り手はだれか・人物の説明2025本・2025追最初の段落の I と、名前で呼ばれる人たちI の人は名前で呼ばれない。会話で呼びかけられる名前を消していくと、語り手が1人に残る。物語で一番目立つ人を語り手にした選択肢
気持ちの変化(AからBへ)・最後の気持ち2025本・2025追・2026追気持ちが変わる場面の前後と、最後の1〜2文前半と後半の気持ちを1語ずつメモする。「AからB」の設問は、前半と後半の両方が合う選択肢だけ残す。前半だけ、または後半だけ合う気持ちの組み合わせ
きっかけ・学んだこと2026本because や suggested の文と、先生や大人の最後の言葉きっかけは最初の段落、学んだことは最後の段落にあることが多い。だれが勧めたかまで確かめる。勧めた人を家族と友だちで入れかえた選択肢
ブログ・Q&A+絵や地図を選ぶ2021本・2021第2日程・2023本・2024本・2024追絵の違い(置く順番・場所・向き)と、本文の位置の語4枚の絵の違う所を先に見て、本文ではそこだけを確かめる。first/on top/next to に線。条件の1つだけ合う絵
雑誌記事・体験談+4つを並べ替え2021本〜2024追年・曜日・before/after などの時の言葉4つとも本文に出てくる。回想(昔の話)が途中に入ったら、その出来事を前に移して、起きた順に直す。書かれた順と起きた順を同じにした並べ方

得点帯別:第3問で点が伸びない原因と対策

今の得点つまずきやること
〜5割本文に出てきた順にそのまま並べ、回想の文で毎回ひっかかる。読む前に常識で仮の順番を作る。本文と仮の順がずれた所に□を打ち、その理由の文を探そう。
6〜7割並べ替えは合うのに、気持ちや学んだことの設問で雰囲気の選択肢を選ぶ。気持ちの設問は、根拠になる行動の文に線を引いてから選ぶ。線が引けない選択肢は塗らない。
8割5つから4つの形で、本文に出てくるのに起きていない出来事を残してしまう。使わない1つは動詞で決める。was supposed to / tried to / almost の後ろは「起きていない」候補として□。
9割→満点解けるけれど6分を超え、第4問や後半の時間を削っている。仮の順番を先に作り、本文では?の出来事だけ確かめる。5分30秒で6つ塗る練習をしよう。

第3問の練習メニュー

常識並べ(1日5分)

並べ替え問題を1題、本文を読まずに選択肢だけで並べる。そのあと本文で解き、常識と違った所の原因(had・earlier など)を1行メモ。

気持ち訳しメモ(1日5分)

英語の体験記や物語から行動の文を5つ選び、横に気持ちを日本語1語で書く(shaking→緊張)。和訳や解説で確認。

時の言葉に□をつける練習(週3回5分)

第3問・第6問の本文で、時を表す言葉に□。□ごとに「進む」「戻る」「同時」を書く。1題2分以内が目標。

試験10分前に読む3行

  1. 読む前に、常識で仮の順番を作る
  2. earlier・had・almost に□
  3. 気持ちは行動の文から読む

よくある質問

並べ替えは、本文を最後まで読んでから考え始める?

✕(まちがい)。読む前に、選択肢だけで「ふつうの順」を仮に作ろう。着く→練習→本番→お礼、のように。本文では仮の順と違う所だけ確かめればいい。

then や after that は、書かれた順と起きた順が同じだという合図だ?

○(正しい)。then / after that / later は「このあと」の合図で、並べ替えの味方。逆に had+過去分詞や earlier が出たら、順番が戻る。

筆者の気持ちの変化は、形容詞(nervous など)だけ追えばわかる?

✕(まちがい)。気持ちは行動で書かれることも多い。手が震えた=緊張、笑いが止まらない=うれしい。行動の文の横に、気持ちを一言書きながら読もう。