共テ英語 R&L 満点チートシート原田英語 / 本番 2027年1月16日(土)アプリを開く

LISTENING 第3問

共通テスト英語リスニング 第3問の解き方とコツ

答えが会話のどこに出るかは、質問の形で決まる。「次に何する?」は最後、「なぜ?」は前半にも出る。第3問は18点・6マーク。英語は1回読まれる。解く手順、例題、テクニック、ひっかけ、点数別の対策をまとめた。

書いた人:原田高志(高校の英語教師・原田英語)/ 更新:/ 2021〜2026年度の本試験・追試験(R・L 24回分)を数えて作成

第3問はどんな問題?(配点・時間・形式)

日本語の場面設定と英語の問いが印刷された短い対話を1回だけ聞き、問いの答えを4つから選ぶ。ここから1回読み。先読みの質がそのまま点になる。

項目中身
形式短い対話 → 質問の答えを選ぶ
配点18点(6マーク)
読まれる回数1回
難しさ★★★
いちばん大事な一言:答えが会話のどこに出るかは、質問の形で決まる。「次に何する?」は最後、「なぜ?」は前半にも出る

過去の出題(新形式)

年度テーマ語数
2025本博物館の入口・教室の場所・タクシーかバス など299語
2025追手作りの本棚・留学相談・忘れ物 など292語
2026本本の選び方・ジムの入会・ホテルの予約ちがい など298語
2026追犬の預け先・友人の案内先・古い型のパソコン など293語

設問のパターン

設問の型回数例
次にすること・結局どうするか7What will … do next? / What does … decide to do?
時・場所・時刻4When is …? / Where is …? / What time …?
会話と合うこと・2人の共通点4What is true according to the conversation?
心配・気持ち・反応4What is … worried about?
提案・希望・考え4What does … suggest / want / think …?
過去にしたこと1What did the man do?

毎回同じところ:6問・各3点・1回読み。問いの英文を先に読める。

毎回変わるところ:問いの種類(次の行動・時刻・気持ち・一致)。

2027年の予想:「次に何をするか」「結局どうするか」が一番多い。途中で予定が変わる対話に備えよう。

第3問の解き方(手順)

先読みでやること:問いの疑問詞(What / Why / When / Where)と主語(the man / the woman)に丸。選択肢の違いに下線。場面設定の日本語から「何の話か」を先に想像しておく。
  1. 放送前:6問分をできるだけ先読み(最低でも次の2問)
  2. 放送中:問いの主語の人の発言に集中
  3. 最後のやり取り:結論・決定を聞く
  4. マーク:即マーク
  5. 次の対話が始まるまで:次の問いを読み直す

第3問の解き方:質問の形で、集中して聞く場所を決める

第3問からは1回読み。6問を同じリズムで回すために、読む・聞く・塗るを毎回同じ順でくり返す。

  1. 質問の形を見る
    疑問詞と時制に丸。will do(次に何する)は最後、problem・why は前半にも集中する、と決める。
  2. 選択肢は動詞だけ
    時間がなければ、選択肢の最初の動詞だけ読む(Buy / Borrow / Return)。違いが動詞なら、それで十分。
  3. 数字の差を見る
    選択肢が数字なら、差(30分刻み・5ドル刻み)を見て、どんな計算が出るか予想する。
    例:選択肢 5:00 / 5:30 / 6:00 / 6:30、M: "It starts at six, so let's meet thirty minutes before." → 6時の30分前で5:30
  4. Soの後ろを待つ
    So・Then の後ろは決定や結論。聞こえたら、直後の動詞を選択肢と照合する。
    例:W: "The printer's broken again, so I'll use the one in the library." → So の後ろが答え。図書館のプリンターを使う
  5. 3秒で塗る
    冊子に○→即マーク。迷っても3秒で塗る。空欄のまま次へ行かない。
  6. 次の質問へ
    塗ったら鉛筆の先を次の質問の疑問詞に置く。次の会話が始まる前に丸つけを終える。

放送中の動き方

時間やること
大問の指示文最初の2問の質問に丸、選択肢の動詞に下線。
会話の前その問題の疑問詞と時制で、集中して聞く場所を決める。
会話中So・Then・but の後ろに集中。数字は数字で書く。
会話の後3秒で○→マーク。迷っても塗る。
次の会話まで鉛筆を次の質問に置き、選択肢の違いを見る。
なぜこの解き方が効く? 問いを先に読んでから聞くと、対話の中で「答えが出る瞬間」を待ち構えられる。目的を持って聞く方が、全部を覚えようとするより記憶に残りやすい。

第3問の例題(書き下ろし)で解き方を確認

短い会話を1回だけ聞いて、冊子に書かれた英語の質問に答える。ここから放送は1回。

実演:カフェで何を頼む?

カフェで、女性客が店員と話している。

放送文(書き下ろし)

W: Hi. I'd like a slice of the chocolate cake, please.

M: I'm sorry, we just sold the last piece. The cheesecake is very popular, though.

W: Hmm, I don't really like cheese. Do you have anything with fruit?

M: Yes, we have apple pie. It'll be ready in about ten minutes.

W: That's fine. I'll have a coffee while I wait.

What will the woman do?

  1. ① Eat a piece of chocolate cake
  2. ② Order the cheesecake instead
  3. ③ Wait for a fruit dessert
  4. ④ Leave the café without buying anything
答えと解き方を見る

正解:③

  1. ① 放送の前:質問に丸
    主語は the woman。「これから何をするか」を聞く問題。選択肢はケーキ・チーズケーキ・果物・帰る。
  2. ② 最初の注文は消える
    チョコケーキは売り切れ。最初に出た物はひっかけ候補。
  3. ③ 店員の提案も断る
    I don't really like ~ は断りの言い方。チーズケーキも消える。
  4. ④ 最後の決まり=言い換え
    「アップルパイ」→「果物のデザート」、「待つ間に」→「待つ」。
  5. ⑤ 残りを消して即マーク
    決まったら5秒でマーク。次の質問へ目を移す。

女性:チョコレートケーキを1切れください。/店員:すみません、ちょうど最後の1切れが売れてしまって。チーズケーキは大人気ですよ。/女性:うーん、チーズはあまり好きじゃなくて。果物のものはありますか?/店員:はい、アップルパイがあります。10分ほどで焼き上がります。/女性:大丈夫です。待つ間にコーヒーをいただきます。

第3問のコツ・テクニック

問いの主語に丸

What will the woman do next? なら女性の発言、特に最後の発言が答え。男性の提案は女性が同意したかで判断。

答えは最後に出る

短い対話は「提案→反論→結論」の流れが多い。前半で答えを決めつけず、最後のやり取りまで聞く。

提案の型を覚える

Why don't you... / How about... / You could... / Maybe you should...。この後が提案内容。相手が That's a good idea. と言えば決定。

断りの型を覚える

I'd love to, but... / I'm afraid... / That sounds nice, but... は「断り」。前半の I'd love to にだまされない。

場面設定で語彙を予測

場面が「図書館」なら borrow / return / due / renew、「店」なら size / refund / receipt が出る。先に頭の中で準備。

数字は計算まで持っていく

When will they meet? で時刻が複数出たら、変更後の時刻をメモ。an hour later などの計算が必要なこともある。

迷ったら5秒で塗って次へ

1回読みで長く迷うと、次の対話の先読みが消えて連鎖失点になる。迷ったら直感で塗って切り替える。

超絶テク(目から鱗)

質問の形で答えの位置を予想

「次に何する?」は最後の発言、problem や Why の質問は前半にも集中する。先読みで質問の横に「後」「前」と書く。

👀 答えはいつも最後、ではない。質問の形で場所が変わる。

Soの後ろで決まる

So・Then・In that case が聞こえたら、直後の動詞に集中。I'll 〜 や Let's 〜 が続けば、それが決定。

👀 So は「だから」。前の話をまとめて行動を決める合図。

時間がない時は動詞

先読みが間に合わない時は、選択肢の最初の動詞だけ読む(Buy / Borrow / Return / Order)。動詞が違えば、それだけで聞く所が決まる。

👀 行動を聞く問題は、違いが動詞に出る。全部読まなくていい。

選択肢の数字の差で計算を予想

選択肢の数字の差を見る(30分刻み・5ドル刻み)。before・later・off が出ると構え、出た数字を全部メモしてから計算する。

👀 選択肢の数字の差を見れば、どんな計算が出るかが先にわかる。

わからなければ最後の2文を聞く

途中で分からなくなったら、追うのをやめて最後の2文に耳を戻す。OK・Sounds good・I'll の後に決定が出やすい。

👀 途中がわからなくても、決定は最後にもう一度出る。1問丸ごと捨てなくていい。

句動詞は後ろの語

pick up・run out・put off は、後ろの小さい語(up / out / off)で意味が決まる。その語を聞いて、選択肢の言い換えを探す。

👀 同じ動詞でも、後ろの1語で意味が変わる。

例で確認

M: Shall we meet at the café at three? W: I have a class until three thirty. How about four? M: That works for me.

男性:3時にカフェで会おうか? 女性:3時半まで授業があるの。4時はどう? 男性:それで大丈夫。

When will they meet? の答えは At four o'clock.。3時・3時半はそのままダミーの選択肢になる。最後の合意が答え。

第3問のひっかけ(✕選択肢の作られ方)

放送の単語がそのまま入った選択肢

対話に出た語をそのまま使った選択肢は、相手が否定した内容であることが多い。言い換えられた選択肢を優先して確認。

途中で変わった予定

最初の案(3時)→都合が悪い→新しい案(4時)。最初の数字は必ずダミーに入っている。

問いと違う人物の行動

男性がやることを問われているのに、女性の行動を選ぶミス。印刷された問いの主語を放送前に丸で囲む。

✕選択肢の正体3型

行き先と今

本文:W: I'm on my way to the library. I'm just walking past the park now. / Q: Where is the woman now?

✕選択肢:At the library.

on my way to=向かう途中。今いるのは公園のそば。

計算前の数字

本文:M: The movie starts at six, so let's meet thirty minutes before. / Q: What time will they meet?

✕選択肢:At 6:00.

6時は映画の開始時刻。会うのはその30分前の5時半。

理由のすり替え

本文:W: I loved the color, and the price was fine, but it was too small for me. / Q: Why didn't the woman buy the jacket?

✕選択肢:The jacket was too expensive.

値段は fine と言っている。買わない理由はサイズ。

第3問の出題パターン別の解き方

パターン出た年見る所解き方ひっかけ
次に・最初に何をする?2021第2日程・2023本・2024本・2025本・2025追・2026本問いの next / first と、状況の日本語最後の Then / OK の文が答えになりやすい。途中の案は「仮」として冊子に小さく書く。話の途中で出て、あとで取り消された案
考え・気持ち・心配2022本・2025本・2025追・2026本・2026追問いの think / worried / feel / reactionWell, や Actually の後に本音が来る。気持ちの語が出たら、その理由の文もセットで聞く。相手の気持ちを話し手の気持ちにした選択肢
時刻・日にち・条件つきの答え2022追・2025本・2026本・2026追問いの When / What time と、if の条件時刻や日付が2つ以上出るので、全部メモして最後に残ったものを選ぶ。雨なら、などの条件に線。最初に出たが、あとで変わった時刻
本当のことはどれ・共通点2022追・2023追・2025本・2026本・2026追問いの What is true / in common4つの選択肢の主語と動詞を先に読む。聞きながら1つずつ○×を付ける。会話の語を使っているが、人を入れかえた選択肢
決めたこと(decide)2022追・2023追・2024追・2025追問いの decide と、選択肢の違い最初の案より、最後にだれかが OK した案が答え。I guess / Fine の後に注意。最初に言った案のままの選択肢

得点帯別:第3問で点が伸びない原因と対策

今の得点つまずきやること
〜5割会話を全部分かろうとして、質問に関係ない所で頭を使い切る。放送前に質問の疑問詞と主語に丸。その答えだけを探す、と決めて聞く。全部分からなくても点は取れる。
6〜7割1問落とすと動揺して、次の質問を読めないまま次の会話が始まる。塗ったら鉛筆の先を次の疑問詞に置く、を合図にする。こうすれば、前の問題を考えずに次へ移れる。
8割give you a ride や run out of などの言い換えで、正解に気づけない。日常の句動詞と言い換えのペアを20個ノートに集める(run out of→have none left)。過去問で出た物から増やす。
9割→満点計算や「今いる所」など、1段考える問題で最初に聞こえた数字や場所を選ぶ。選択肢が数字や場所なら、放送前に「計算がある?」と構える。出た数字を全部メモし、質問を見てから選ぶ。

第3問の練習メニュー

質問の形わけ(1日10分)

過去問の第3問を解く前に、質問ごとに答えの位置を「前」「後」で予想して書く。解いた後、スクリプトで答えの文に線を引き、予想が合っていたか確かめる。

句動詞20個ノート(1日5分)

第3問のスクリプトから、句動詞と選択肢の言い換えをペアで書き出す(give a ride→drive)。1日5個を声に出し、翌日は日本語だけ見て言えるか確認。

6問を止めずに通して解く練習(1日10分)

第3問の音声を止めずに6問通しで解く。塗ったら鉛筆を次の疑問詞に置く動作を毎回やる。終わったら、先読みが間に合わなかった問題に印をつけて数える。

試験10分前に読む3行

  1. 質問の形で、集中して聞く場所を決める
  2. Soの後ろが決定。数字は計算後
  3. 途中がわからなくなったら最後の2文を聞く

よくある質問

第3問の答えは、どの質問でも会話の最後に出る?

✕(まちがい)。「次に何をする?」は最後に出やすいが、「何が問題?」「なぜ?」は前半に出ることがある。質問の形で、集中して聞く場所を変えよう。

I'll give you a ride. は「車で送ってあげる」という意味だ?

○(正しい)。give 人 a ride は「車で送る」。選択肢では drive や take you by car に言い換えられる。決まった言い方は、言い換えとセットで覚えよう。

会話の途中で話がわからなくなったら、その問題はあきらめるしかない?

✕(まちがい)。決定は最後の1往復に出ることが多い。途中が分からなくても、最後の2文に集中すれば答えられる。