LISTENING 第4問B
共通テスト英語リスニング 第4問Bの解き方とコツ
表には○を書かず、×と数字だけ書く。そうすれば次の人の話を聞き逃さない。第4問Bは4点・1マーク。英語は1回読まれる。解く手順、例題、テクニック、ひっかけ、点数別の対策をまとめた。
書いた人:原田高志(高校の英語教師・原田英語)/ 更新:/ 2021〜2026年度の本試験・追試験(R・L 24回分)を数えて作成
第4問Bはどんな問題?(配点・時間・形式)
4人がそれぞれ1つの候補(ツアー・部活・アパート等)について話すのを聞き、問題冊子に書かれた複数の条件をすべて満たすものを選ぶ。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 形式 | 4人の発話を比べて条件に最も合うものを選ぶ |
| 配点 | 4点(1マーク) |
| 読まれる回数 | 1回 |
| 難しさ | ★★★ |
過去の出題(新形式)
| 年度 | テーマ | 語数 |
|---|---|---|
| 2025本 | サーフィンをする海岸選び | 181語 |
| 2025追 | 研修先の会社選び | 186語 |
| 2026本 | 自習する場所選び | 181語 |
| 2026追 | キャンプ場選び | 185語 |
設問のパターン
| 設問の型 | 回数 | 例 |
|---|---|---|
| 3つの条件に全部合うものを4つから1つ選ぶ | 4 | You are most likely to choose ___. |
毎回同じところ:1問4点。条件3つ×候補4つの表を埋める。4回とも同じ形。
毎回変わるところ:場面(海岸・会社・自習室・キャンプ場)。
2027年の予想:同じ形が続く見込み。but / note that のあとの「条件の打ち消し」に注意。
第4問Bの解き方(手順)
- 放送前:条件を要約し、4×3の○×表を作る
- 1人目〜4人目:話を聞きながら各条件に○×
- 聞き逃した所は?にして次の人へ
- 放送後:全部○の人を選ぶ(?が残ったら×の数が少ない方)
- マーク:即マークして第5問の先読みへ
第4問Bの解き方:4人×条件の表を「×だけ」で埋める
第4問Bは1マーク4点。4人の話を聞きながら、条件の表に×と数字を書きこんで選ぶ。
- 条件を英語で予想
日本語の条件を縮め、英語の言い換えを予想する(駅から近い→a short walk / close to)。 - 数字の列を左に
表を作る時、数字の条件(料金・時間)を左の列に置く。×が付きやすい所から見られる。 - 候補名を読む
4つの候補名を頭の中で英語読みしておく。名前が聞こえた瞬間に、その行を指で押さえる。 - ×と数字だけ書く
合わない条件に×。数字の条件は、聞いた数字をそのまま書く。○は書かない。
例:M: "It's only a ten-minute walk from the station, and lunch is twelve dollars." → 駅の列は空欄のまま、料金の列に「12」 - 弱点の合図
The only problem is・The downside is が聞こえたら、その後の条件に×。
例:W: "The rooms are clean and cheap. The only problem is, it's a bit far from the beach." → 「海に近い」の列に× - 判定して塗る
書いた数字を条件と比べて×を足す。×のない行を選んで即マーク→第5問へ。
放送中の動き方
| 時間 | やること |
|---|---|
| 指示文・条件の間 | 条件を縮め、4人×条件の表を作る。数字の条件を左に。 |
| 1人目〜4人目 | ×と数字だけ書く。聞き逃しは?にして次の人へ。 |
| 放送の後 | 数字を条件と比べて×を足し、×のない1人を選ぶ。 |
| 塗ったら | 即マーク。第5問の状況説明とワークシートの見出しへ。 |
第4問Bの例題(書き下ろし)で解き方を確認
4人が1つずつ候補を紹介する。冊子の条件を全部満たす1つを選ぶ。
実演:クラスで借りるレンタサイクル
あなたはクラス遠足(20人)のために、自転車を借りる店を選んでいる。4人の説明を聞き、条件に最も合う店を選ぶ。
条件
A. 自転車が20台以上ある
B. 1台1日10ドル以下
C. ヘルメットが無料
メモ表
| Bike shop | Condition A | Condition B | Condition C |
|---|---|---|---|
| Green Wheels | |||
| Harbor Bikes | |||
| Sunny Rides | |||
| City Cycle |
放送文(書き下ろし)
M: Green Wheels has more than thirty bikes, so there are plenty for your group. Each bike costs eight dollars a day. Helmets are three dollars extra, though.
W: Harbor Bikes is cheap at six dollars a day, and helmets are free for everyone. But it's a small shop with only fifteen bikes.
M: Sunny Rides has forty bikes for rent. It's ten dollars a day, and you can borrow a helmet at no cost.
W: City Cycle has fifty bikes and gives you a free helmet. The price is twelve dollars a day, though.
Which shop are you most likely to choose?
- ① Green Wheels
- ② Harbor Bikes
- ③ Sunny Rides
- ④ City Cycle
答えと解き方を見る
正解:③
- ① 放送の前:条件を縮める
「20↑・10ドル↓・ヘル無料」。4×3のメモ表を用意。 - ② 1人ずつ×を付ける
though や but の後に弱点。×が付いたら、その人の残りは軽く流す。 - ③ 境目に注意
10ドルちょうどは「10ドル以下」に入る。だから○。 - ④ 言い換えで○
at no cost=無料。forty bikes=20台以上。3つとも○なのは1店だけ。 - ⑤ おしい候補を消す
どれも2つは合っている。1つの×で失格。
1人目:グリーンホイールズは30台以上あるので人数は十分。1台1日8ドル。ただしヘルメットは3ドル追加。/2人目:ハーバーバイクスは1日6ドルと安く、ヘルメットは全員無料。でも小さな店で15台しかない。/3人目:サニーライズは40台貸し出し。1日10ドルで、ヘルメットは無料で借りられる。/4人目:シティサイクルは50台あり、ヘルメット無料。ただし1日12ドル。
第4問Bのコツ・テクニック
条件を短く要約
「費用が月5万円以下」→「5万↓」、「駅から徒歩10分以内」→「駅10分」。短いほど聞きながら照合できる。
○×表を作ってから聞く
縦に候補4つ、横に条件3つ。1人の話が終わるたびに1行埋める。頭で覚えようとしない。
×が1つ付いたら次の条件は流す
条件を1つでも満たさない候補は消える。×が付いたら、その人の残りの話は軽く聞いて次に備える。
but の後で条件が崩れる
It's close to the station, but the rent is a bit high. のように、but の後に×の理由が来る。
only / just で数字が変わる
It's only two hours long. の only は「たったの」。条件が「3時間以内」なら○。
全部○は1つだけのはず
○が2つ残ったら、どちらかの×を聞き逃している。?が付いた所を他の情報から推測して1つに絞る。
超絶テク(目から鱗)
×だけ書く
表のマスに○は書かない。合わない時だけ×、聞き逃しは?。空欄=OKと決めておく。
👀 書く量が半分になり、次の人の最初の一言を聞き逃さない。
数字は数字で書く
料金・時間・人数の条件は、聞いた数字をそのままマスに書く(45分、$12)。判定は放送の後にまとめて。
👀 聞きながら判定すると境目で止まる。書くだけなら止まらない。
条件を英語で待つ
先読みで条件を英語に直して待つ(安い→cheap / under 〜、近い→close to / a short walk)。聞こえた瞬間に列が分かる。
👀 条件は日本語、放送は英語の言い換え。先に英語の言い方を予想しておけば、すぐ気づける。
The only〜を待つ
The only problem is・The downside is・One thing is が聞こえたら、弱点が来る。その後の語を条件の列と照らして×。
👀 弱点は、ほめた後の最後に回して言われやすい。
足し算の一言
also・plus・extra・on top of that が聞こえたら、前の数字に+を書いて足す。合計で条件と比べる。
👀 1つ目の数字だけ見ると○。足された一言で×に変わる。
名前を先に読む
先読みで4つの候補名を頭の中で1回英語読みする(Maple Hall→メイプルホール)。名前が聞こえた行を指で押さえてから聞く。
👀 名前が聞き取れないと、どの行に書くか迷って1人分を失う。
例で確認
The Green Hill course takes only two hours, and it's great for beginners. You'll need to bring your own lunch, though.
グリーンヒルコースはたった2時間で、初心者にもぴったり。ただ、お昼ごはんは自分で持ってくる必要があります。
条件が「3時間以内」「初心者向け」「昼食つき」なら、○○×でアウト。though は文末でも「ただし」の合図。
第4問Bのひっかけ(✕選択肢の作られ方)
ほぼ満たしている候補
3条件のうち2つを満たす候補が必ず入っている。1つでも×なら選ばない。印象の良さで選ばない。
条件の「以下」と「未満」
under 50 dollars は50ドル未満。ちょうど50ドルは×。条件の境目を先読みで丸。
話し手の感想と事実の混同
I thought it was cheap. は感想。条件は具体的な数字や事実で判定する。
✕選択肢の正体3型
将来の約束
本文:Hotel Blue doesn't have a pool yet, but they're building one this summer.(条件:プールがある)
✕選択肢:Hotel Blue
今はまだプールがない。これから作る話なので×。
追加料金
本文:The class at River Studio is thirty dollars. You'll also need to pay ten dollars for materials.(条件:費用35ドル以下)
✕選択肢:River Studio
合計は40ドル。30ドルだけ見ると○に見える。
曜日の例外
本文:Green Cafe is usually open until nine, but on Sundays it closes at six.(条件:日曜の夜7時に使える)
✕選択肢:Green Cafe
9時まで開くのは普段の日。日曜は6時に閉まる。
第4問Bの出題パターン別の解き方
| パターン | 出た年 | 見る所 | 解き方 | ひっかけ |
|---|---|---|---|---|
| 3つの条件×4人の説明→1つ選ぶ | 2021第2日程〜2026追 | 条件A・B・Cと、4人の表の空欄 | 表に○×を書くだけにする。全部○が答え。1人の話が終わるまで○にしない(But で×になる)。 | 条件2つだけ○の選択肢 |
| 場所・施設を選ぶ | 2023追・2025本・2026本・2026追 | 条件の数字(時間・人数)と、あり・なしの条件 | 数字の条件は「以内」「以上」を冊子に書き、聞こえた数字と比べる。 | 数字はぎりぎり条件を超えている選択肢 |
| 会社・活動を選ぶ | 2021第2日程・2024追・2025追 | 条件の「半数以上」「〜のみ」などの語 | half や only が聞こえたら、条件の言い方と同じかを確かめる。 | 似た言葉だが、条件の範囲とずれている選択肢 |
| 候補者の演説・本やツアーを選ぶ | 2022本・2022追・2023本・2024本 | 条件の中身(ページ数・種類・時間) | 4人とも良いことを言う。条件の語だけを待ち、関係のない長所は聞き流す。 | 話としては一番魅力的だが条件に合わない選択肢 |
得点帯別:第4問Bで点が伸びない原因と対策
| 今の得点 | つまずき | やること |
|---|---|---|
| 〜5割 | 条件を頭で覚えたまま聞こうとして、2人目あたりで1人目の内容を忘れる。 | 表を作ってから聞く。1人終わるごとに次の行へ移る。表があれば4人分でも混ざらない。 |
| 6〜7割 | 聞きながら○×を判定しようとして、境目の数字で止まる。 | 数字の条件は判定せず、聞いた数字をそのまま書く。判定は放送が終わってから1秒で。 |
| 8割 | 追加料金・曜日の例外・将来の予定など、後から付く一言で×を見落とす。 | also・plus・but on 〜・next month の後に集中して聞く。数字が足されたら、表の数字に+を書いて合計する。 |
| 9割→満点 | ×のない候補が2つ残り、最後は勘で選ぶことになる。 | 2つ残ったら、数字の境目(under は未満)と将来の話(will・soon)を見直す。どちらかに×が隠れている。 |
第4問Bの練習メニュー
×だけ表づくり(1日10分)
過去問・模試の第4問Bで、表を作り×と数字だけで聞く。スクリプトで見落とした×に赤丸。同じ音声で2回目は赤丸ゼロを目指す。
条件の英語予想(1日5分)
第4問Bの条件(日本語)を見て、放送で言われそうな英語を2つずつ書く。スクリプトで実際の言い方に線を引き、新しい言い方をノートに足す。
後から付く一言(1日5分)
also・plus・but on Sundays・next month を使った紹介文を作り、読み上げ機能で聞く。最後の一言で○が×に変わるかを即答する。
試験10分前に読む3行
- ○は書かない。×と数字だけ
- The only problem isの後に×
- 塗ったらすぐ第5問のワークシートへ
よくある質問
第4問Bの表には、条件を満たすたびに○を書くのが一番速い?
✕(まちがい)。○を書く手間で次の文を聞き逃す。空欄=OK、×だけ書く。数字の条件は、聞いた数字をそのまま書いて後で判定しよう。
The only problem is 〜. の後には、その候補の弱点が来る?
○(正しい)。The only problem is・The downside is は弱点の合図。直前までほめていても、ここで×が付く。聞こえたら条件の列を見よう。
Wi-Fi is coming soon. なら「Wi-Fiあり」は○だ?
✕(まちがい)。coming soon は、まだない話。条件が「今ある」なら×。will・going to・soon が聞こえたら、今か将来かを確かめよう。