共テ英語 R&L 満点チートシート原田英語 / 本番 2027年1月16日(土)アプリを開く

READING 第7問

共通テスト英語リーディング 第7問の解き方とコツ

This+名詞(This problem など)は、前の段落を筆者がまとめた言葉。スライドの見出しの候補になる。第7問は16点・6マーク。目安13分、15分を過ぎたら次へ。解く手順、例題、テクニック、ひっかけ、点数別の対策をまとめた。

書いた人:原田高志(高校の英語教師・原田英語)/ 更新:/ 2021〜2026年度の本試験・追試験(R・L 24回分)を数えて作成

第7問はどんな問題?(配点・時間・形式)

説明文の主張・根拠・具体例を整理し、プレゼンスライドの空所(見出し・要点・具体例・まとめ)を埋める。本文の内容を具体的な場面に当てはめる設問も出る。

項目中身
形式論理的文章(記事・説明文)+プレゼンスライドの空所。2026年は心理・生活習慣の話題で、内容を自分の生活に当てはめる設問も
配点16点(6マーク)
語数の目安約610語
目安時間13分(15分で次へ進む)
難しさ★★★★
いちばん大事な一言:This+名詞(This problem など)は、前の段落を筆者がまとめた言葉。スライドの見出しの候補になる

過去の出題(新形式)

年度テーマ語数
2025本動物の睡眠のパターン932語
2025追硬水と軟水951語
2026本ぼんやり考えごとをする脳(マインドワンダリング)996語
2026追蚊をへらす新しい方法981語

設問のパターン

設問の型回数例
スライド・アウトラインの空所を1つ埋める8Choose the best option for ___.
2つ選ぶ(両方合って4点)4Choose the best options for ___ and ___. The order does not matter.
見出し・タイトル2Choose the best heading for ___.
アウトラインの誤りを消す2… you spotted an error … Which should you remove?
図・表を選ぶ2You want to use a figure … / Choose the best option to complete the table.
手順の並べ替え1Choose the correct order of steps … Use only four …
本文のコツに当てはまる人を選ぶ1Choose the two students who are most likely to …

毎回同じところ:5問・6マーク・16点。4回とも「2つ選ぶ」(両方合って4点)。生き物・体・身近な科学の話。

毎回変わるところ:2025年はアウトライン+誤りを消す問題、2026年はスライド形式で誤りを消す問題はなし。

2027年の予想:身近な科学の説明文+スライドかアウトラインの形が続きそう。本文の数字をグラフ・表に直す問題と、手順の順番に備えよう。

第7問の解き方(手順)

  1. スライドを先に見る。タイトル・見出し・空所の位置が本文の要約の骨組み
  2. 本文は各段落の1文目(主題文)を読み、段落の役割を余白に書く(定義・原因・研究・対策)
  3. 合図の言葉(However / In fact / For example / As a result)に印をつけて論理を追う
  4. 空所ごとに、対応する段落を先に特定してから選択肢を比べる
  5. 選択肢は本文の言い換え(抽象化・品詞転換)を探す
  6. 当てはめ問題は、本文の条件(いつ・誰に・どんな状況で)を満たす場面を選ぶ

長い説明文を読む手順

第7問は、1文の主語と動詞、各段落の話題を取り出す問題。長い文は動詞で切り、段落は1語のメモ(原因・研究など)にして、スライドと並べよう。

  1. スライドを先に見る
    タイトル・見出し・空所の位置を見て、空所が見出しか、中身か、数字か、まとめかを分ける。
  2. 段落に番号と1語メモ
    段落に①②…と番号。1文目を読み、「定義・原因・研究・対策」など1語のメモを余白に書く。
  3. 長い文は動詞で切る
    迷う文は、まず動詞を探す。動詞の前の主語を[ ]で囲み、who・that・which の部分は名詞を説明する部分として後回し。
    例:Students who sleep less than six hours a night tend to forget new words faster. → 動詞は tend。主語と動詞は Students tend to forget。who〜night は「どんな生徒か」の説明
  4. that の後ろを拾う
    shows that〜 / suggests that〜 は、that の後ろが研究の中身。動詞の強さ(shows>suggests)もメモ
    例:A study suggests that short walks may improve people's mood. → 中身は「短い散歩で気分が良くなるかも」。強さは弱め
  5. This+名詞に□
    This habit / These results は前の段落のまとめ。□で囲むと、前の段落を1語で言った言葉がわかり、見出しの選択肢と比べられる。
  6. 空所→段落で探す
    空所ごとに、どの番号の段落かを決めてから戻る。選択肢は、言い換えと、強さ・条件が同じかを確かめる。
  7. 2つ選ぶは番号で
    「2つ選べ」は、選んだ2つそれぞれに根拠の段落番号を書いてから塗る。番号が書けない方は×。

秒単位の時間割

時間やること
0:00〜1:30スライドのタイトル・見出し・空所の種類を確認
1:30〜7:00本文を読む。段落に番号と1語メモ、長い文は動詞で切る
7:00〜11:30空所ごとに段落へ戻って選ぶ。強さと条件を照合
11:30〜13:002つ選ぶ・当てはめを解き、全マーク
15:00あきらめて次へ行く時間。仮マークして第8問へ
なぜこの解き方が効く? 論理的文章は「主張→根拠→例」の階層で書かれている。合図の言葉(However など)は話の段階の切り替えを示す道路標識で、ここに印をつけると情報の優先順位が見え、要約(スライド)の設問に直結する。

第7問の例題(書き下ろし)で解き方を確認

説明文を読み、その内容をまとめた発表スライドの空所(見出し・原因・対策・まとめ)を埋める問題。「2つ選べ」も出る。

実演:「都市はなぜ暑い?」のスライド

理科の授業で、次の文章を使って発表スライドを作っている。

Passage

Why Are Cities Hotter?

On a summer night, the center of a big city can be up to 5°C warmer than nearby farmland. Scientists call this the "urban heat island" effect, because the city sits like a warm island in a sea of cooler land.

There are two main causes. First, roads and buildings made of concrete absorb heat during the day and slowly release it at night. Second, air conditioners and cars give off heat, which adds to the warm air.

This effect is more than just uncomfortable. Hot nights make it harder for people to sleep, and older people face a greater risk of heatstroke. Cities also use more electricity for cooling, which can create even more heat.

However, cities can become cooler. Planting trees along streets gives shade, and the leaves release water into the air, which cools it. Some cities paint roofs white so that they reflect sunlight instead of absorbing it. In one study, streets with many trees were about 2°C cooler than streets with none.

No single solution will solve the problem. Still, small changes in many places can make a big difference.

Your slides

Slide 1: What Is an Urban Heat Island?

City centers can be up to 5°C warmer than the countryside at night.

Temperature on a summer night

(°C)°C
City center29
Nearby farmland24

Slide 2: Main Causes

(空所 1)

Heat from air conditioners and cars

Slide 3: Ways to Cool Cities

(空所 2)

(空所 3)

Slide 4: Key Message

(空所 4)

Options for [2] and [3]

(A) building roofs that absorb more sunlight

(B) making roofs a light color that bounces sunlight back

(C) using air conditioners only on hot nights

(D) growing more trees beside roads

(E) moving schools away from city centers

Choose the best options for [2] and [3] on Slide 3. (The order does not matter.)

  1. ① (A) and (D)
  2. ② (B) and (C)
  3. ③ (B) and (D)
  4. ④ (C) and (E)
答えと解き方を見る

正解:③

  1. ① スライドの見出しを見る
    [2][3]の見出しは Ways to Cool Cities。つまり「対策」を2つ探せばいい。
  2. ② 対策の段落を見つける
    However の後で、話が「問題」から「対策」に変わる。答えはこの段落だけ。
  3. ③ 言い換えを緑で結ぶ
    trees along streets=trees beside roads。paint roofs white=a light color。意味が同じだ。
  4. ④ 同じ単語のワナを消す
    (A)は absorb・sunlight が本文と同じ語。でも本文は「吸収しないように」で、意味は逆。

【本文】都市はなぜ暑い?:夏の夜、大都市の中心部は近くの農地より最大5℃暖かくなる。これを「ヒートアイランド現象」と呼ぶ。原因は主に2つ。1つ目は、コンクリートの道路や建物が昼に熱を吸収し、夜にゆっくり放出すること。2つ目は、エアコンや車が熱を出すこと。この現象はただ不快なだけではない。暑い夜は眠りにくく、高齢者は熱中症の危険が高まる。冷房で電気を多く使い、さらに熱が生まれる。しかし都市は涼しくできる。道に沿って木を植えると日陰ができ、葉が水分を出して空気を冷やす。屋根を白く塗って日光を吸収せず反射させる都市もある。ある研究では、木の多い道は木のない道より約2℃涼しかった。1つの方法で問題は解決しないが、あちこちの小さな変化が大きな違いを生む。【スライド】1:ヒートアイランドとは?(夏の夜の気温のグラフ:都心29℃・近くの農地24℃)/2:主な原因[1]・エアコンと車の熱/3:都市を涼しくする方法[2][3]/4:伝えたいこと[4]。【選択肢】(A)日光をより多く吸収する屋根を作る (B)屋根を日光をはね返す明るい色にする (C)エアコンは暑い夜だけ使う (D)道路沿いに木を増やす (E)学校を都心から移す。【設問】スライド3の[2][3]に最も合うものを選べ(順不同)。正解:(B)と(D)。

第7問のコツ・テクニック

スライドは本文の地図

スライドの見出しの順番は段落の順番とほぼ同じことが多い。空所1は前半の段落、と当たりをつけて探す範囲を絞る。

主題文で骨組み

各段落の1文目だけ先に拾うと、全体の論理(問題→原因→解決)が1分でつかめる。

However の後が主張

筆者や研究者の結論は逆接の後に来る。その前に書かれているのは一般論や誤解であることが多い。

研究結果の強さを守る

may / tend to / in some cases は限定つき。選択肢の always / prove / all people は言い過ぎで×。

具体例は抽象化して照合

本文の phones, TV and games はスライドでは screen devices になる。例の集合を1語でまとめて待つ。

当てはめは条件の○×

本文の効果の条件(時間・状況)を余白に1行で書き、選択肢の場面がそれを全部満たすか○×を付ける。

数字の言い換え

one in five=20%、a third=約33%、doubled=2倍。スライドの数字は本文と別の表し方で出る。

まとめのスライドは最終段落

Conclusion / Take-home message の空所は最終段落の主張を言い換えたもの。途中の具体例ではない。

超絶テク(目から鱗)

動詞で文を切る

長い文は動詞に△をつけ、その前を主語として[ ]で囲む。who・that・which の部分は( )でくくって後回し。主語と動詞だけ先に訳す。

👀 英語はどんなに長くても、中心は「何が・どうする」の主語と動詞。そこだけ取れば読める。

that の後ろが中身

found that / shows that / suggests that を見たら、that の後ろに波線。そこが研究の結果。動詞の強さも横にメモ。

👀 研究の答えは that の後ろ。前は「誰が調べたか」だけのことが多い。

This+名詞は見出し候補

This habit / These changes に□。直前の段落をひとことで言った言葉なので、見出しの空所の選択肢と比べる。

👀 筆者が前の段落を1語でまとめた所。これを集めれば要約ができる。

コロンは「つまり」

文中の : や — の後ろは、前の言葉の言い換えや具体例。後ろに線を引き、前の言葉と=で結ぶ。

👀 本文の中の言い換えが、そのまま選択肢の言い換えになりやすい。

筆者の問いかけに?

So why does this happen? のような問いかけの文に?を書く。すぐ後の文や次の段落がその答え。原因の空所はここを探す。

👀 説明文の問いかけは、次に答えが来る合図。答えの場所が先にわかる。

研究は誰・何・結果

研究の段落は、余白に「誰に(中学生100人)・何を(毎朝10分読書)・結果(集中↑)」の3点だけ書く。

👀 スライドの研究の空所は、この3点のどれかを聞いてくることが多い。

例で確認

Many people believe that longer naps are always better. However, research suggests that naps of over 30 minutes may leave people feeling groggy. / Slide: Key point: More rest is not always more helpful.

長い昼寝ほど良いと多くの人は信じている。しかし研究によれば、30分を超える昼寝はかえって頭がぼんやりする原因になりうる。/スライド:要点:休息は多ければ多いほど役立つわけではない。

However の後が主張。may の弱さを保った抽象化の言い換えが正解。「長い昼寝は誰にとっても有害」は言い過ぎで×。

第7問のひっかけ(✕選択肢の作られ方)

本文と同じ単語の選択肢

本文の語をそのまま並べて意味をずらしたダミー。言い換えで同じ意味の方が正解になりやすい。

may → will の言い過ぎ

可能性の話を断定にした選択肢。助動詞と副詞(often / sometimes)の強さを本文と比べる。

因果の逆転

「Aが原因でB」を「Bが原因でA」にした選択肢。because / lead to / result in の矢印の向きを確認。

一般論を主張と取る

Many people believe ~ は筆者の主張ではない。その後の However 以下が筆者の考え。

✕選択肢の正体3型

条件の抜け落ち

本文:Short naps can improve memory, but only when they are taken before 3 p.m.

✕選択肢:Short naps improve memory at any time of day.

only when〜の条件が消えている。「一日のいつでも」は本文にない。

比べる相手ちがい

本文:In the study, people who walked for 20 minutes a day slept better than people who did not exercise.

✕選択肢:Walking is better for sleep than running.

比べたのは「運動しない人」。走る人とは比べていない。

昔の説を今に

本文:In the past, many scientists believed that the brain stopped changing after childhood. Now we know it can change throughout life.

✕選択肢:Scientists today believe that the brain stops changing after childhood.

In the past の説は、今は否定されている。時を表す語を確認。

第7問の出題パターン別の解き方

パターン出た年見る所解き方ひっかけ
記事→発表アウトライン+誤りを1つ消す2025本・2025追アウトラインの見出しと、A〜Eの各文A〜Eを1つずつ本文と照らして○×。×が1つだけ出たらそれが答え。見出しの設問は段落の話題で選ぶ。本文の語を使っているが、数字や比べ方を変えた文
表を完成させる2025追表の行と列の見出しと、本文の比べる語表の見出しの語で本文を探し、見つけた所に表の行の名前を書く。4つとも埋めてから選択肢を見る。行と列を入れかえた選択肢
手順の順番(6つから4つ)2026追手順を表す first/then/after that と、使わない2つまず本文にない2つを消す。残り4つは本文の位置に番号をふり、手順の順に並べる。本文に出てくるが、手順ではない文
スライド+話し合いの問い→当てはまる人を選ぶ2026本話し合いの問いと、画面の生徒たちの習慣本文の結論を1文でメモし、各生徒の習慣がそれに当てはまるか○×を付ける。○の2人を選ぶ。本文の話題には近いが、結論とは逆の習慣
記事→要約メモ・短い発表2021第2日程・2022本・2023本・2024本・2024追要約メモの見出しと、各段落の最初の文段落ごとに話題を1語メモ。空所は見出しに合う段落だけ読む。最後の空所は全体のまとめで選ぶ。本文の例を、全体のまとめのように言った選択肢
科学記事→ポスター・スライド(グラフ選び)2021第2日程・2022追・2023追・2024本・2024追グラフの軸と、本文の数字・比べる語本文の数字をグラフの軸に当てはめる。大小の順が合うグラフだけ残す。誤りを消す設問はA〜Eを1つずつ照らす。大小の順番が1か所だけ逆になったグラフ

得点帯別:第7問で点が伸びない原因と対策

今の得点つまずきやること
〜5割長い文で止まり、同じ文を何度も読み直して時間がなくなる。動詞を探して主語を[ ]で囲む練習から始めよう。1文の主語と動詞が3秒で取れると、読み直しがなくなる。
6〜7割内容はわかるのに、スライドの言い換えに気づけない。This+名詞と、コロン(:)の後ろに線。本文が自分で言い換えている所が、スライドの言い換えと重なりやすい。
8割条件や比べる相手がずれた選択肢に、1問だけ引っかかる。選ぶ前に、本文の only・when・than の後ろに線。選択肢にも同じ条件と同じ相手があるか確かめる。
9割→満点「2つ選べ」の2つ目や、当てはめ問題の最後の1問で迷う。選んだ答えに根拠の段落番号を書く。番号が書けない選択肢は、どんなにそれらしくても選ばない。

第7問の練習メニュー

主語と動詞に印をつける(1日10分)

過去問・模試の第7問から長い文を5つ選び、動詞に△、主語に[ ]、説明の部分に( )をつける。訳と比べ、5文とも主語と動詞が合えば合格。

1段落に1語メモ(1日10分)

第7問の本文を読み、各段落に1語のメモ(原因・研究など)をつける。メモだけ見て、30秒で全体を口で説明できたら合格。

自作スライド(週2回15分)

解き終えた第7問の本文で、自分でスライド3枚(見出し+要点2つ)を作る。本物のスライドと比べ、見出しが近ければ○。

試験10分前に読む3行

  1. 長い文は動詞を探して主語を囲む
  2. This+名詞と that の後ろに線
  3. 15分で仮マークして第8問へ

よくある質問

長い英文は、前から1語ずつ全部訳していくのが一番確実だ?

✕(まちがい)。訳すより先に動詞を探そう。動詞の前が主語、名詞を説明する who や which の部分は後回し。主語と動詞だけ取り出せば、長い文も短い文と同じ速さで読める。

This problem や These results は前の内容のまとめ?

○(正しい)。This+名詞は、前の段落を1語でまとめた言葉。スライドの見出しや要点の言い換えに使われやすい。見つけたら□で囲もう。

A rather than B の文では、B が筆者のすすめることだ?

✕(まちがい)。rather than の直後は「選ばない側」。Walk rather than drive. なら、すすめるのは walk。逆に読むと筆者の主張と正反対になる。