共テ英語 R&L 満点チートシート原田英語 / 本番 2027年1月16日(土)アプリを開く

LISTENING 第6問A

共通テスト英語リスニング 第6問Aの解き方とコツ

主張は途中の「言い直し」に出る。The point is を待とう。第6問Aは6点・2マーク。英語は1回読まれる。解く手順、例題、テクニック、ひっかけ、点数別の対策をまとめた。

書いた人:原田高志(高校の英語教師・原田英語)/ 更新:/ 2021〜2026年度の本試験・追試験(R・L 24回分)を数えて作成

第6問Aはどんな問題?(配点・時間・形式)

あるテーマについての2人の少し長い対話を1回聞き、それぞれの話者の主張や最終的な結論を選ぶ。

項目中身
形式2人の対話 → 話者の主張・結論を選ぶ
配点6点(2マーク)
読まれる回数1回
難しさ★★★★
いちばん大事な一言:主張は途中の「言い直し」に出る。The point is を待とう

過去の出題(新形式)

年度テーマ語数
2025本食べ物をよくかむ習慣171語
2025追夜食に何を食べるか169語
2026本フランス語講座の授業の形174語
2026追夫婦で選ぶカレンダー166語

設問のパターン

設問の型回数例
最後に決めたこと4What does … decide to do by the end of the conversation?
話し手の意見3Which opinion did … express …?
話し手の好み1Which … did … prefer?

毎回同じところ:2問・各3点。1問は「最後にどうすることにしたか」。

毎回変わるところ:意見を聞かれる人(男性か女性か)。

2027年の予想:最後の決定を聞く問題が続く可能性が高い。途中の案が次々に消える会話に備えよう。

第6問Aの解き方(手順)

先読みでやること:状況説明を読んでテーマを確認。問いがどちらの話者について聞いているかに丸。選択肢は「賛成・反対・条件つき」のどれかを書き込んでおく。
  1. 放送前:テーマと問いの話者を確認
  2. 対話前半:それぞれの立場(賛成か反対か)をメモ
  3. 対話中盤:譲歩の後の本音を聞く
  4. 対話の最後:結論・決定を確認
  5. マーク:2問を即マークして第6問Bの先読みへ

第6問Aの解き方:2人の「主張」と「最後に決まったこと」を分けてメモ

第6問Aは2人の対話で2問。1人ずつの主張と、最後に何に決まったかを分けて聞く。

  1. 問いを2つに分ける
    2問のうち、どちらが主張を聞く問題で、どちらが最後の結論を聞く問題かを確認。話者の名前に丸。
  2. 2行2列のメモ欄
    余白に名前を2行書き、右に「主張」「最後」の2列を作る。
  3. 言い直しを待つ
    The point is・What I mean is・It's not A, it's B の後を「主張」の列に書く。
    例:M: "It's not about the price. It's about how much time we save." → 主張は「時間の節約」。値段の話ではない
  4. 確認への返事
    So you're saying 〜? への返事で本音が出る。Not exactly. I mean 〜 の後で書き直す。
    例:W: "So you're saying we shouldn't use phones at all?" M: "Not exactly. I mean we should put them away during meals." → 全面禁止ではなく食事中だけ
  5. we の文が最後の結論
    Let's・We could・At least we should が出たら、「最後」の列に書く。主語が we になった所からが2人の結論。
  6. 2問塗って6Bへ
    即2つマーク。すぐ第6問Bの話者の名前を書き出す。

放送中の動き方

時間やること
状況説明の間2問が主張か結論かを確認し、名前2行×2列のメモ欄を作る。
対話の前半それぞれの立場を1語で。世間の声の紹介は( )でくくる。
対話の中盤言い直し・確認への返事の後を「主張」の列に書く。
対話の最後we・Let's・at least の後を「最後」の列に。保留は△。
塗ったら即2つマーク。第6問Bの名前を書き出す。
なぜこの解き方が効く? but や still などの合図の言葉は、話者の本当の主張が来る場所を教えてくれる。合図に反応して聞くと、長い対話でも主張の部分だけを確実に拾える。

第6問Aの例題(書き下ろし)で解き方を確認

あるテーマで2人が少し長めに話し合う。1人の主張や、最後にどうするかを選ぶ。

実演:ノートは紙?タブレット?

Naomi と Ken が、授業のノートを紙に書くか、タブレットで取るかについて話している。

放送文(書き下ろし)

W: Ken, you take notes on your tablet, right? I'm thinking of switching from paper.

M: Yeah. It's really convenient. I can search my notes in seconds.

W: That sounds great. But don't you get distracted by messages and games?

M: Sometimes, I admit. Still, I can't imagine carrying five heavy notebooks every day.

W: I see your point, but I remember things better when I write by hand.

M: You can write by hand on a tablet, too, with a special pen.

W: Really? That could be the best of both. I'll try that, but only in one class at first.

M: Good idea. Just turn off your notifications!

What does Naomi decide to do?

  1. ① Keep taking notes on paper in all her classes
  2. ② Stop using her tablet during class
  3. ③ Try handwriting on a tablet in one class
  4. ④ Type all of her notes on a tablet
答えと解き方を見る

正解:③

  1. ① 放送の前:質問の人に丸
    聞かれているのは Naomi の「決めたこと」。最後の発言が勝負。
  2. ② 「わかるけど」の後を聞く
    Naomi の本音は「手で書く方が覚えられる」。まだ手書き派。
  3. ③ 気が変わる瞬間
    Really? That could be the best of both. =「いいとこ取りかも」。ここで考えが変わる。
  4. ④ 言い換えをつなぐ
    「タブレットに手で書く」を「1つの授業で」試す。
  5. ⑤ ひっかけを消す
    前半の立場のままだと①を選んでしまう。

Naomi:Ken ってタブレットでノート取ってるよね?紙からかえようかなって。/Ken:うん、すごく便利。数秒でノートを検索できる。/Naomi:いいね。でもメッセージやゲームに気が散らない?/Ken:たまにね、認める。それでも、重いノート5冊を毎日持ち歩くなんて考えられない。/Naomi:言いたいことはわかるけど、私は手で書く方が覚えられるの。/Ken:専用のペンで、タブレットにも手で書けるよ。/Naomi:本当?それならいいとこ取りかも。試してみる。でも最初は1つの授業だけ。/Ken:いいね。通知は切っておいてね!

第6問Aのコツ・テクニック

譲歩の後が本音

I see your point, but... / That's true, but... / I get that. Still,...。前半は相手への同意、後半が本当の主張。

話者ごとに1行メモ

「W:対面派(理由:やる気)」「M:オンライン派(理由:時間)」。立場と理由を1行ずつ書く。

意見が変わる瞬間を聞く

Maybe you're right. / I hadn't thought of that. / OK, I'll try it. は立場が変わる合図。結論はそこから。

主張の選択肢は抽象化される

放送で具体例を話していても、選択肢は「〜の方が効果的だ」のように一般化される。具体例から主張をまとめて選ぶ。

I'm not against it は賛成寄り

二重否定や遠回しな言い方に注意。I wouldn't say no to that. も「悪くない」=賛成寄り。

問いの話者だけに集中

問いが「女性の主張」なら、男性の話は流れをつかむ程度でOK。女性の発言、特に最後の発言に集中。

超絶テク(目から鱗)

2問は答えの場所が違う

先読みで、2問のどちらが主張でどちらが最後の結論かを決める。主張は途中の言い直し、結論は最後の we の文で聞く。

👀 2問とも最後だけ聞くと、主張の問題を落とす。

The point isを待つ

The point is・What I mean is・My main concern is の後は、主張の言い直し。聞こえたら、その人の行に上書きする。

👀 人は大事なことを言い直す。言い直しの後が一番はっきりした主張。

確認の返事で本音

So you're saying 〜? への返事を聞く。Exactly なら確認どおり、Not exactly なら直後の I mean 〜 が本音。

👀 「つまり〜ってこと?」への返事で、主張が一番はっきりする。

not A, it's B

It's not A, it's B・not because A but because B は、B が主張。A はわざと外した方なので、A の選択肢に×。

👀 A もはっきり聞こえるから引っかかる。強く言われる B に丸。

主語がweになったら結論

話の主語が I・you から we・Let's に変わった所に印。そこからが2人の結論。結論の問題はその後の文で決める。

👀 2人の意見がまとまると、主語が we になる。

at leastの後は最低限の案

At least we should 〜・We could at least 〜 は、ゆずった上で2人が合意した案。全部には賛成しないが、これはやる、という結論。

👀 at least の後は、2人が合意できた最小の案。

例で確認

W: I get that online classes save time. Still, I think meeting in person helps students stay motivated.

女性:オンライン授業が時間の節約になるのは分かる。それでも、対面で会うことが学生のやる気を保つのに役立つと思う。

女性の主張は Still の後。選択肢では Face-to-face classes are better for keeping students motivated. のように言い換え。save time は相手への譲歩。

第6問Aのひっかけ(✕選択肢の作られ方)

相手の意見を選ぶミス

女性が男性の意見を紹介しただけ(You said...)の部分を、女性の主張と取り違える。

前半の立場のまま選ぶ

途中で意見が変わる話者がいる。前半のメモだけで判断せず、最後の発言で上書きする。

事実と意見の混同

It's cheaper. は事実、I think it's worth it. は意見。問いが主張なら意見の方を選ぶ。

✕選択肢の正体3型

世間の声

本文:M: People often say homework is a waste of time. But I think it helps us remember what we learn in class.

✕選択肢:Homework is a waste of time.

世間の声を紹介しただけ。男性本人は宿題が役に立つと考えている。

保留を決定に

本文:W: You should join the drama club with me. / M: It sounds fun, but let me think about it. I have a lot of homework this term.

✕選択肢:The man decided to join the drama club.

let me think about it=保留。まだ入ると決めていない。

条件を落とした

本文:W: I'd support the new rule only if students can still use their phones for research.

✕選択肢:The woman supports the new rule.

only if=条件つき。条件なしの賛成ではない。

第6問Aの出題パターン別の解き方

パターン出た年見る所解き方ひっかけ
その人が言った意見(Which opinion did X express)2024追・2025本・2025追・2026本問いの人名と、選択肢の主語人名に丸を付け、その人の番だけ集中する。I think / Actually の後が意見になりやすい。相手の方の意見を選ばせる選択肢
最後に決めたこと(by the end)2024本・2025本・2025追・2026追問いの by the end と decide途中の案に「仮」と書き、最後の OK / Let's の文で決める。途中で出たが取り消された案
好み・勧める理由(prefer / main reason)2022追・2026追選択肢の種類の違い(形・使い方)好きと言った理由までセットで聞く。「前は好きだった」は今の好みではない。前の好みと今の好みを入れかえた選択肢
主張・2人が同意すること2021第2日程・2022本・2023追・2024追問いの main point / both agree主張は何度もくり返される考え。2人の同意は、最後にどちらも OK した内容だけ。1人だけの考えを「2人とも」にした選択肢

得点帯別:第6問Aで点が伸びない原因と対策

今の得点つまずきやること
〜5割2人の声と意見が混ざり、どちらが何を言ったか最後に分からなくなる。名前2行のメモ欄を先に作る。話すたびにその人の行に1語だけ書く。書く場所が分かれていれば混ざらない。
6〜7割世間の声や相手の意見の紹介を、その人の主張として選んでしまう。People say・Some think・You said の後は( )でくくる。( )の中は「主張」の列に書かない、と決める。
8割主張は取れても、最後の妥協や保留を「決定」と取り違える。let me think・maybe・at least は最後の結論の合図。最後の列に「決」「保」「妥」のどれかを書いて区別する。
9割→満点まとめた言い方の選択肢に気づかず、放送の具体的な語が入った✕を選ぶ。主張をメモしたら、日本語の「〜すべき」の1文にまとめる。選択肢もその形に直して比べる。

第6問Aの練習メニュー

言い直し探し(1日10分)

過去問の第6問Aのスクリプトで、主張の言い直し(The point is など)と最後の we の文に、線の種類を変えて印をつける。その後、音声だけで同じ所に反応できるか確かめる。

2列メモ練習(1日10分)

第6問Aの音声を、名前2行×「主張」「最後」の2列メモで聞く。スクリプトと照らし、列を間違えて書いた所に赤丸。赤丸が0になるまで同じ音声で繰り返す。

1文まとめ(1日5分)

聞き終えたら、各話者の主張を「〜すべき」「〜の方がよい」の日本語1文で言う。選択肢を読む前に言えれば合格。速さは1.0倍→1.2倍へ。

試験10分前に読む3行

  1. 主張は言い直しに、結論はweの文に
  2. People sayは本人の意見じゃない
  3. 塗ったらすぐ6Bの名前を書く

よくある質問

話者の主張は、必ずその人の最後の発言に出る?

✕(まちがい)。主張は途中で The point is・What I mean is と言い直されることがある。最後の発言は結論や妥協のことも。2つを分けてメモしよう。

At least we should 〜. の後は、「最低限これだけはする」という案だ?

○(正しい)。at least は「せめて〜」。全部は無理でも、これだけはやると言っている。結論や、2人が最後に合意した案を聞く問題の答えになりやすい。

People often say 〜. と言ったら、その内容は話者自身の意見だ?

✕(まちがい)。世間の声を紹介しただけ。直後の But I think・I don't agree で本人の意見が出る。紹介と本音を分けて聞こう。