共テ英語 R&L 満点チートシート原田英語 / 本番 2027年1月16日(土)アプリを開く

LISTENING 第1問B

共通テスト英語リスニング 第1問Bの解き方とコツ

絵の違いは、英語2語(two cups など)で言っておこう。放送の英語とすぐ照らし合わせられる。第1問Bは12点・4マーク。英語は2回読まれる。解く手順、例題、テクニック、ひっかけ、点数別の対策をまとめた。

書いた人:原田高志(高校の英語教師・原田英語)/ 更新:/ 2021〜2026年度の本試験・追試験(R・L 24回分)を数えて作成

第1問Bはどんな問題?(配点・時間・形式)

短い発話を聞き、その内容に最も合うイラストを4つから選ぶ。数・位置・動作の途中か終わったか・比較の差が決め手になる。

項目中身
形式短い発話 → 内容に合うイラストを選ぶ
配点12点(4マーク)
読まれる回数2回
難しさ★☆☆
いちばん大事な一言:絵の違いは、英語2語(two cups など)で言っておこう。放送の英語とすぐ照らし合わせられる

過去の出題(新形式)

年度テーマ語数
2025本色と形・服装・犬に引っぱられる子 など64語
2025追焼けたチキン・注意書き・Tシャツの絵柄 など48語
2026本像の横のベンチ・橋を渡る・ウミガメ など54語
2026追毛布・家の条件・洗濯物・自転車のヘルメット など54語

設問のパターン

設問の型回数例
動作・今起きていることの絵8Look at … being …! など
人・物の特徴の組み合わせの絵6色・形・服装・持ち物のちがい
掲示・ルールの絵1This sign says …
物の貸し借りの絵1Can I borrow …?

毎回同じところ:4問・各3点(2025年から3問→4問)。16問中7問に not / no / only / except など「〜ない・〜だけ・〜以外」が入る。

毎回変わるところ:絵の中身(人の様子・物・建物・生き物)。

2027年の予想:「〜だけ」「〜ではない」「〜以外」を含む一言で、絵の細かいちがいを見分ける問題が続きそう。

第1問Bの解き方(手順)

先読みでやること:4枚のイラストの違いを1語で書き込む(例:2冊/3冊、上/下、座る/立つ)。何が違うかが分かれば、放送のどの語が決め手になるかが先に分かる。
  1. 放送前:4枚の違いを見つけ、絵の横に「数・位置・動作」をメモ
  2. 1回目:違いの要素(数・位置・動作)だけを聞く
  3. 1回目直後:合わない絵に×
  4. 2回目:残った絵の違いを確認(確信があれば次の問題の絵を見る)
  5. マーク:即マーク

1Bの解き方:絵を英語で呼んでから聞く

1Bは短い1文と4枚の絵。絵の違いを英語の言葉に変えておけば、放送の英語とすぐ照らし合わせられる。

  1. 違いを探す
    4枚を見比べ、違う所に丸(数・位置・段階・状態)。4枚に共通する物は見ない。
  2. 英語2語で呼ぶ
    違いを英語2語で心の中で言う(two cups / three cups、door open / door closed)。
  3. 2×2を見抜く
    違いが2つあるなら、絵を2×2の表として見る。1つ目の情報で2枚、2つ目で1枚に絞る。
    例:M: "There are two books on the desk, and the lamp is off." → 本2冊の2枚に絞り、ランプが消えている1枚に決める
  4. 1回目で1枚に
    1回目で合わない絵に×。残った1枚(か2枚)の番号に○。
  5. 2回目は1枚検証
    2回目は○の絵だけ見て聞く。描写が1つでも違えば、もう1枚へ移る。
    例:W: "I've just finished washing the dishes." → just finished=洗い終わり。まだ洗っている絵は✕
  6. 塗って次の4枚
    すぐマーク。2回目の残りで、次の4枚の違いを探し始める。

放送中の動き方

時間やること
放送前4枚の違いに丸→英語2語で心の中で呼ぶ。できれば次の問題も。
1回目違いの語だけ待ち、合わない絵に×。1枚か2枚に。
1回目と2回目の間残った絵の番号に○。2枚なら違いの1点を確かめる。
2回目○の絵だけ見て検証。確信なら次の4枚の違い探しへ。
次の問題まで即マーク。1Bの最後なら第2問の場面説明を読む。
なぜこの解き方が効く? 絵の違いを言葉にしておくと、音を聞いた瞬間に「どの絵が消えるか」を判断できる。見る情報と聞く情報を先に結びつけておくと、処理が速くなる。

第1問Bの例題(書き下ろし)で解き方を確認

短い英語を聞いて、その様子にぴったり合う絵を4枚から選ぶ。

実演:ペンキ塗りはどの段階?

短い英語を聞き、その内容に最も近い絵を選ぶ。英語は2回流れる。

放送文(書き下ろし)

W: The boy has just finished painting the fence. Now he's washing his brushes.

Which picture best matches what the speaker said?

選択肢の4枚の絵

  1. ① (絵)男の子がフェンスにペンキを塗っている(フェンスは半分だけ塗られている)
  2. ② (絵)男の子がペンキの缶を開けようとしている(フェンスはまだ白いまま)
  3. ③ (絵)塗り終えたフェンスの前で、男の子がバケツで筆を洗っている
  4. ④ (絵)塗りかけのフェンス(半分だけ塗られている)の横で、男の子がバケツで筆を洗っている
答えと解き方を見る

正解:③

  1. ① 放送の前:違いを1語で
    4枚の違いは「フェンスがどこまで塗れているか」と「男の子の動作」。塗り中/缶を開ける前/塗り終わり/塗りかけ。「動作のどの段階か」の問題だとわかる。
  2. ② 1回目:has just finished
    has just finished=「ちょうど終わった」。塗っている最中と、始める前の絵が消える。
  3. ③ 音と絵をつなぐ
    「塗り終えたフェンス(全部色がついている)」+「筆を洗う」。2つとも合う絵は1枚だけ。
  4. ④ ひっかけを消す
    「筆を洗う」だけで選ぶと④の絵にだまされる。

放送:男の子はフェンスのペンキ塗りをちょうど終えた。今は筆を洗っている。

第1問Bのコツ・テクニック

違いは「数・位置・動作・比較」の4つ

イラスト問題の違いはほぼこの4種類。先に「今回は数の違い」と分かれば、数字と数量表現だけ聞けばいい。

almost / hardly / few に注意

almost full(ほぼ満杯)、hardly anyone(ほとんど誰もいない)、a few(少しある)と few(ほとんどない)。量の程度を絵の量と対応させる。

動作の途中か終わったかを見分ける

is about to(今にも〜する)、is -ing(している最中)、has just -ed(し終えたばかり)。絵の動作段階と照合。

位置の前置詞は絵に矢印

next to / behind / in front of / between / on top of。聞いた瞬間に絵の中の位置を指で押さえる。

比較は大小の記号でメモ

fewer books on the top shelf than on the bottom なら「上<下」。比較の向きを逆に取るミスが最も多い。

後半の but で絵が決まる

I wanted the striped one, but they only had plain ones. なら無地。前半の希望に引っ張られない。

超絶テク(目から鱗)

絵を英語で呼ぶ

先読みで違いを英語2語で心の中で言う(three cups / two cups)。放送の音を日本語に訳さず、そのまま絵に当てられる。

👀 日本語で見た絵は、英語の音と結びつけるのに時間がかかる。

2×2で絞る

違いが2種類(例:数と位置)なら、絵を2×2に並べて考える。1つ目の情報で2枚消し、2つ目で1枚に決める。

👀 4枚は、2つの違いの組み合わせでできていることがある。

複数のsを聞く

数字が言われない時は、名詞の最後の s、is / are、There's / There are を聞く。cup か cups かで絵が変わる。

👀 数の問題でも、数字が出るとは限らない。

手元と足元を見る

人物の絵は、先読みで手元(持つ・渡す・受け取る)と足元(座る・立つ)に丸。動作の違いはそこに描き分けられやすい。

👀 顔より手と足を見れば、動作の違いが一瞬で分かる。

still・yetで段階

still=まだ続いている、not ... yet=まだ終わっていない、already=もう終わった。聞いた瞬間、絵の横に「中」「未」「済」と書く。

👀 動詞より、still や yet の1語が段階を決める。

1枚だけ検証

2回目は○をつけた1枚だけ見ながら聞く。描写と1か所でも合わなければ、すぐ残りの1枚へ移る。

👀 4枚を見比べ直すより、1枚を確かめる方がずっと速い。

例で確認

There are fewer books on the top shelf than on the bottom one.

上の棚には下の棚より本が少ない。

上の棚の本が少ない絵が正解。fewer を聞き逃すと「上の方が多い」逆の絵を選んでしまう。上<下とメモ。

第1問Bのひっかけ(✕選択肢の作られ方)

「言及されたけど存在しないもの」の絵

I forgot my umbrella. なら傘は持っていない。聞こえた名詞が描いてある絵が正解とは限らない。

比較の向きの逆

A is not as big as B は A<B。not as 〜 as は向きが混乱しやすいので記号でメモ。

動作の前後の取り違え

is about to jump(跳ぶ直前)の絵と、跳んでいる最中の絵が両方ある。about to を聞いたら「まだ」。

✕選択肢の正体3型

全部と一部

本文:Only one of the three windows is open.

✕選択肢:[絵] 3つの窓がすべて開いている部屋

Only one=1つだけ。残りの2つは閉まっている。

〜以外の見落とし

本文:There's nothing on my desk except a lamp.

✕選択肢:[絵] 机の上にランプと本が2冊ある

nothing except=ランプしかない。本がある絵は✕。

いつもと今日

本文:I usually ride my bike to school, but today I'm walking because of the rain.

✕選択肢:[絵] 雨の中、自転車に乗っている男の子

usually は普段の話。今日は歩いている。

第1問Bの出題パターン別の解き方

パターン出た年見る所解き方ひっかけ
「ない」+一部だけ(None … but two)2023本・2025本4枚の絵の人数・残りの量の違いNone of の後に but が来たら「0人だが、2人は」。数を指で数えながら聞く。否定だけを聞いて、全部なしの絵
「〜ではなく…の方」「〜はいらない」2025本・2026追4枚の絵の形・色・ある物とない物Not the A, but B は B が答え。but no C は C のない絵。聞こえた順に×と○を絵に付ける。最初に聞こえた方(Aの方)を描いた絵
これからの動作・途中の動作2025本・2026追4枚の絵の人の動き(乗る前・乗った後など)about to は「これから」。being pulled は「引かれている途中」。動作の前か後かを絵で比べる。動作が終わった後の絵
期待と結果のちがい・一部だけ取り込む2025本・2026追4枚の絵の量(たくさん・少し)と、残された物but only や just の後が答え。期待していた量ではなく、実際の量の絵を選ぶ。期待していた方の量を描いた絵
位置・服装で人や物を探す2023本4枚の絵の位置(後ろ・前)と服・持ち物behind/over here などの位置の語と、服の色・持ち物を2つそろえてから選ぶ。服装は合うが、持ち物か位置が違う絵

得点帯別:第1問Bで点が伸びない原因と対策

今の得点つまずきやること
〜5割絵を全部じっくり見ているうちに放送が始まり、どこを聞くか決まらない。1枚5秒で違いに丸だけ。見るのは違う所だけと決めれば、放送前に4枚ぶん間に合う。
6〜7割数と位置は取れるが、already・still・just など段階の語で逆の絵を選ぶ。段階の語を「前・中・後」に分けて覚える。about to=前、still -ing=中、already=後。聞いたら絵の横に書く。
8割only・except・nothing but など「〜しかない」系で、物が多い絵を選んでしまう。only・except を聞いたら、絵の中の数を指で数え直す。「1つだけ」「それしかない」絵を探そう。
9割→満点2枚まで絞ったあと、2回目に4枚全部を見直して決め手を聞き逃す。2回目は○の1枚だけを検証する。合わなければもう1枚。見る絵を減らすほど、放送に集中できる。

第1問Bの練習メニュー

絵の違いを英語2語で言う練習(1日5分)

過去問の第1問Bの絵だけを見て、違いを英語2語で言う(30秒)。そのあと音声を聞き、放送の語と自分の2語が合っていたかを確かめる。

段階の語ドリル(1日5分)

already・still・just・about to・yet を入れた短文を作り、読み上げ機能で聞く。聞いたら「前・中・後」を3秒以内に言う。10文×2周。

絵を見ながら音読(1日10分)

第1問Bのスクリプトを、絵を見ながら5回音読。数・位置・段階の語だけ強く読む。最後に音声と重ねて読み、強く読む場所が合うか確かめる。

試験10分前に読む3行

  1. 違う所だけ見る。共通の物は無視
  2. 絵は英語2語で呼んで待つ
  3. 2回目は○の1枚だけ確かめる

よくある質問

1Bの数の違いは、数字を言わない文でも決まることがある?

○(正しい)。There's a cup. と There are some cups. のように、名詞の s や is / are で数が決まる。数字が聞こえなくても、名詞の形を聞こう。

He has already left. は、出かける直前の絵だ?

✕(まちがい)。already left は「もう出た」。本人が部屋にいない絵が正解。出かける直前なら is about to leave になる。

4枚の絵に共通する物も、よく見て覚えておくべきだ?

✕(まちがい)。4枚すべてにある物は答えを分けない。見るのは違う所だけ。共通部分に目を使うと、決め手の語を待つ準備が遅れる。