共テ英語 R&L 満点チートシート原田英語 / 本番 2027年1月16日(土)アプリを開く

LISTENING 第2問

共通テスト英語リスニング 第2問の解き方とコツ

質問は会話の後に流れる。2回目は質問を知った上で、その人の条件だけ聞ける。第2問は12点・3マーク。英語は2回読まれる。解く手順、例題、テクニック、ひっかけ、点数別の対策をまとめた。

書いた人:原田高志(高校の英語教師・原田英語)/ 更新:/ 2021〜2026年度の本試験・追試験(R・L 24回分)を数えて作成

第2問はどんな問題?(配点・時間・形式)

日本語の場面設定を読んだうえで短い対話と問いを聞き、答えとして最も適切なイラスト等を選ぶ。条件を積み重ねて1つに絞る。

項目中身
形式短い対話(場面設定つき)→ イラスト・地図等を選ぶ
配点12点(3マーク)
読まれる回数2回
難しさ★★☆
いちばん大事な一言:質問は会話の後に流れる。2回目は質問を知った上で、その人の条件だけ聞ける

過去の出題(新形式)

年度テーマ語数
2025本スマホのアプリの配置・買う物・車のルート102語
2025追ポスターの配置・シンボルマーク・自転車の置き場所109語
2026本ソーラーパネルの跡地・VRのゴルフ練習・タンポポの成長段階104語
2026追誕生日ケーキ・本の持ち帰り方・水の循環の段階110語

設問のパターン

設問の型回数例
選ぶ物・買う物4Which item will the man buy? など
配置・位置・ルート4Where will he park …? / Which route …?
図の段階(成長・循環)2Which stage is … interested in?
様子・方法2What does the area look like now?

毎回同じところ:3問・各4点(2025年から4問→3問)。対話の中で選択肢が1つずつ消えていく。

毎回変わるところ:2026年は2回とも「図を見ながら段階を選ぶ」問題(タンポポ・水の循環)が入った。

2027年の予想:物選び・位置選びに加えて、図の段階(成長・手順・循環)を選ぶ問題に備えよう。

第2問の解き方(手順)

先読みでやること:日本語の場面設定を読み、誰と誰が何を決める場面かを把握。イラストの違い(柄・形・場所)に印。問いは音声で読まれるので、「誰の/どれを」の候補を想定しておく。
  1. 放送前:場面設定と絵の違いを確認
  2. 1回目:条件を1つ聞くごとに絵を消していく
  3. 1回目直後:問い(Question)で誰についての質問かを確認
  4. 2回目:残った候補を最後の条件で確定
  5. マーク:即マーク。確信があれば2回目中に次の問題の場面を読む

第2問の解き方:出た条件で絵に×をつけ、1枚に決める

第2問は短い対話と絵。質問は会話の後に流れるので、1回目と2回目で聞く目的を変える。

  1. 場面から質問予想
    場面の日本語を読み、質問を予想する(どれを買う?どこに置く?)。男女どちらが決めるかにも注目。
  2. 絵の違いを整理
    絵の違いに丸。the one with 〜 で言われそうな特徴(柄・形・位置)を英語で思い浮かべる。
  3. 1回目は全条件
    出た条件ごとに絵に×。too・No・but の後は消す合図。MかWか、誰の条件かも小さく書く。
    例:W: "How about this one?" M: "It's nice, but it's too big for my bag." → too big で大きい物に×。条件はM
  4. 質問で絞る
    会話の後の質問で、誰の・何のことかを確認。関係ない人の条件は横線で消す。
  5. 2回目は質問の人だけ聞く
    質問の人の条件だけを聞いて1枚に決める。確信済みなら次の場面説明へ。
    例:M: "I'd like the one with a pocket on the front." → the one with の後ろが条件。前にポケットがある絵に○
  6. 塗って第3問へ
    即マーク。最後の問題なら、2回目の間に第3問の質問と選択肢を読み始める。

放送中の動き方

時間やること
放送前場面の日本語で質問を予想し、絵の違いに丸をつける。
1回目の会話条件ごとに絵に×。MかWか、誰の条件かを書く。
質問誰の・何を・どこに、を聞き、関係ない人の条件を消す。
2回目質問の人の条件だけ聞いて1枚に。決まれば次の場面へ。
次の問題まで即マーク。最後の問題なら第3問の先読みへ。
なぜこの解き方が効く? 条件を1つずつ×で消す作業は、情報を頭の中にためずに紙に移すことになる。頭を空けたまま次の条件を聞けるので、最後の決め手を逃さない。

第2問の例題(書き下ろし)で解き方を確認

日本語の場面説明を読み、2人の短い会話と質問を聞いて、答えの絵を4つから選ぶ。

実演:おばあちゃんへのカップ

兄と妹が、祖母へのプレゼントのカップを選んでいる。

放送文(書き下ろし)

W: How about this cup with the flowers? Grandma loves flowers.

M: It's pretty, but she said her old cup was too heavy. This one looks heavy, too.

W: Then what about the small striped one? It has a lid, so her tea won't get cold.

M: Perfect. Let's get that one.

N: Which cup will they buy?

Which cup will they buy?

選択肢の4枚の絵

  1. ① (絵)しま模様の小さなカップ(ふたつき)
  2. ② (絵)花柄の大きなカップ(ふたなし)
  3. ③ (絵)しま模様の大きなカップ(ふたなし)
  4. ④ (絵)花柄の小さなカップ(ふたつき)
答えと解き方を見る

正解:①

  1. ① 放送の前:絵の違いを見る
    違いは「柄・大きさ・ふた」の3つ。この3つだけ聞けばいい。
  2. ② 1回目:but で花柄が消える
    最初に出た花柄は「重そう」で却下。How about の物に飛びつかない。
  3. ③ 条件を重ねる
    次の案は「小さい・しま模様・ふたつき」。3つとも合う絵は1枚。
  4. ④ 質問で確定
    質問は「2人が買うのはどれ」。最後の Let's get that one. で決まり。

妹:この花柄のカップはどう?おばあちゃん花が好きだし。/兄:かわいいけど、前のカップは重すぎたって言ってたよ。これも重そう。/妹:じゃあ、小さいしま模様のは?ふたがあるから紅茶が冷めないよ。/兄:完ぺき。それにしよう。/質問:2人はどのカップを買う?

第2問のコツ・テクニック

消去法で条件を積み上げる

対話は「〜じゃない」「〜の方」と条件が少しずつ出る。1条件ごとに絵に×をつけると、最後に1枚残る。

否定の発言が最大のヒント

No, mine doesn't have a hood. のように否定で候補が一気に消える。No の後の文は特に集中。

問いは「誰の」を聞き逃さない

Which is the man's bag? か the woman's か。問いは対話の後に読まれるので、最後まで気を抜かない。

地図は現在地に指を置く

turn left at the second corner など道案内は、場面設定の現在地に指を置いて放送と同時に動かす。

Actually / Oh, wait は訂正の合図

Actually, I changed my mind. の後が最終決定。前半の選択は消す。

1回目で確信したら第3問の先読みへ

第2問の最後の問題を1回目で確信できたら、2回目の間に第3問の問12・問13の問いと選択肢を読み始めよう。

超絶テク(目から鱗)

質問を予想する

場面の日本語から質問を2つ予想する(例:男性はどれを買う?/どこに置く?)。予想した質問の答えになる語を待つ。

👀 質問は会話の後。予想がないと、1回目は何を聞けばいいかわからないまま聞くことになる。

2回目は質問の人だけ聞く

1回目は条件を広く拾い、質問を聞いたら、2回目はその人の発言だけ聞く。もう1人の発言の間は絵を見直す。

👀 2回目は、質問を知った上で聞けるただ一度のチャンス。

the oneの後ろ

the one with 〜・the one on 〜 が聞こえたら、後ろの語が条件。with の後は特徴、on の後は場所として絵に当てる。

👀 条件は「〜のやつ」の形で出る。one の後ろだけ聞けばいい。

tooは「〜すぎてダメ」

too big・too heavy・too far が聞こえたら、その特徴の絵に×。not がなくても、too は「〜すぎてダメ」の意味。

👀 否定の語がないので聞き流しやすい。too は No と同じ働きをする。

目印から位置を決める

地図の問題は、先に目印(駅・公園・郵便局)に丸。across from・next to・behind が聞こえたら、目印を基準に指で位置を決める。

👀 道順を全部追わなくても、目印との位置だけで決まることがある。

prefer A to B は A を選ぶ

I'd rather have A than B・I prefer A to B は、どちらも A を選ぶ。聞こえたら A の絵に○、B の絵に×。

👀 prefer A to B の to の後ろを選ぶミスを、記号で防げる。

例で確認

W: Is yours the black one with the big front pocket? M: No, mine has a smaller pocket on the side. And it's dark blue, not black.

女性:あなたのは前に大きなポケットがある黒いのだよね? 男性:いや、僕のは横に小さめのポケットがあるんだ。それに黒じゃなくて紺色。

問いが Which is the man's bag? なら、側面の小ポケット・紺色の絵。黒・前ポケットの絵は最初に消える。

第2問のひっかけ(✕選択肢の作られ方)

最初に話題に出たものに飛びつく

How about this one? と最初に出た物は否定されることが多い。最後の合意まで待つ。

男女の取り違え

問いが the woman's なのに男性の条件で選んでしまう。対話中のメモは「M」「W」で分けて書く。

左右・向きの取り違え

on your left は「進んでいる人から見て左」。地図を見る自分の左右と混同しない。

✕選択肢の正体3型

昔の場所

本文:The cafe used to be next to the station, but it moved. Now it's across from the park.

✕選択肢:[絵] 駅のとなりにあるカフェ

used to=昔の話。今は公園の向かいにある。

最後の条件だけ

本文:I need a small one for my desk. Oh, and it should have a handle.

✕選択肢:[絵] 取っ手のついた大きなカップ

条件は「小さい」と「取っ手」の2つ。大きいカップは1つ目の条件で外れる。

もう持ってる方

本文:I already have a blue umbrella, so I'll get the green one.

✕選択肢:[絵] 青い傘

青は持っている方。買うのは緑。

第2問の出題パターン別の解き方

パターン出た年見る所解き方ひっかけ
どれがその人の物か(持ち主当て)2023本・2025本4枚の絵の違い(並び方・持ち物)違いを2つ見つけ、「上か下か」「あるかないか」と冊子に書く。話し手が男か女かも確かめる。相手の方の物を描いた絵
何を買う・何を選ぶか(条件で消す)2023本・2025本・2026追4つの選択肢の違い(柄・入れ物・値段)No / Not really の後で1つずつ消していく。最後に残った条件(安い方など)で決める。途中で断られた物を描いた絵
道順・場所・地図2023本・2025本・2026本地図の建物の名前と道の分かれ目寄る所を順に地図に番号で書く。But や No で消された所には×を付ける。途中で「いらない」と言われた場所に寄る道
育ち方・順番の図(段階を選ぶ)2023追・2026本・2026追図の段階の順番と矢印わかっている段階を図の上で消していき、最後に残った段階を選ぶ。remaining(残り)に注意。話の中でわかったと言った段階
写真の人を当てる2021第2日程・2024本写真の人の服・位置・年齢特徴を2つ聞き取るまで決めない。1つ目で2択、2つ目で1つにする。特徴が1つだけ合う人

得点帯別:第2問で点が伸びない原因と対策

今の得点つまずきやること
〜5割会話の途中で出た物に飛びつき、そのあと断られたことに気づかない。出た物にすぐ○をつけず、×だけつけていく。最後に×のない1枚が答え、と決めておこう。
6〜7割質問を聞く前に答えを決めてしまい、男女の条件を取り違える。1回目のメモをMとWで書き分ける。質問を聞いたら、関係ない方の条件に横線を引いてから選ぶ。
8割used to・already・too などの小さな語で、条件の向きを逆に取る。used to=昔、already have=もう持っている(選ばない)、too=ダメ。この3つは聞いた瞬間に絵に書き込む。
9割→満点2回目を毎回全部聞き直し、1回読みの第3問の先読みが間に合わない。質問を聞いた時点で×のない絵が1枚なら、2回目は確認をやめて次を読む。浮いた時間は第3問に回す。

第2問の練習メニュー

質問予想トレ(1日10分)

過去問の第2問を、場面の日本語だけ読んで質問を2つ予想し、紙に書く。音声を聞き、実際の質問と比べる。当たった数を毎日記録する。

M・W書き分け(1日5分)

第2問・第3問の音声で、条件が出るたびにMかWを書いて1語メモ。スクリプトで誰の発言かを確かめ、取り違えを赤で直す。

the one聞き取り(1日5分)

the one with・the one on・the other one を使った短文を10個作り、読み上げ機能で聞く。one の後ろの語を即メモ。1.2倍速でも取れたら合格。

試験10分前に読む3行

  1. 質問は会話の後。2回目は質問の人の条件だけ聞く
  2. tooは×。the oneの後ろが条件
  3. 決まったら第3問を先に読む

よくある質問

第2問の質問は、会話が始まる前に音声で読まれる?

✕(まちがい)。質問は会話の後に流れる。1回目は条件を広く拾い、質問を聞いてから、2回目はその人の条件だけに絞って聞こう。

That's too big. の too は、条件に合わない合図だ?

○(正しい)。too は「〜すぎてダメ」。not がなくても、その絵は答えではない。too が聞こえたら、その特徴の絵に×をつけよう。

場面設定の日本語は、会話を聞いてから読めば十分だ?

✕(まちがい)。場面の日本語で「誰が何を選ぶ場面か」が分かる。先に読めば、出そうな質問と条件の語を予想して待てる。