WHY NOW
いま話題になっている理由
米軍も使う英国のフェアフォード空軍基地の近くで起きた事件で、英国の検察(CPS)は現地時間10月27日、男2人を国家安全保障法の罪で起訴した。1人の罪名は assisting a foreign intelligence service(外国の情報機関を助けること)。CNBC、CBS News、ABC News(オーストラリア)、South China Morning Post がそろって報じた。10月21日の速報 rearrest の続きの段階で、見出しの英語も変わった。
intelligence は「情報」
intelligence はふつう「知能」だが、国のニュースでは「(安全保障にかかわる)情報」や、それを集める「情報機関」を指す。foreign intelligence service で「外国の情報機関」。今回の見出しでは、CNBC が assisting 'foreign intelligence service' と法律の罪名をそのまま引用符つきで書き、ABC News(オーストラリア)や South China Morning Post は helping Iran(イランを助けた)と、国名を出して短く言い換えている。
arrest から charge へ
1週間前の見出しは rearrest(再逮捕)や on suspicion of ~(~の疑いで)だった。今回は charged with ~(~の罪で起訴された)に変わった。英国の charge は、警察や検察が「この罪で裁判にかける」と正式に決めること。日本語の「起訴」にあたる。起訴は有罪が決まったという意味ではなく、有罪かどうかは、このあと裁判で判断される。
もう1つの罪名は何か
もう1人の罪は、prohibited place(立ち入りが禁じられた場所)をめぐるもので、英国の安全や利益を損なう目的があったとされる。prohibited place は軍の基地など法律で指定した場所のことで、日常英語の「立入禁止」より重い法律用語だ。どちらの罪も、英国が2023年に定めた National Security Act(国家安全保障法)にもとづいている。