Sojourner Truth at Akron (1851)(ソジャーナ・トゥルース「女性の権利大会での演説」(アクロン))の挿絵

Sojourner Truth at Akron (1851)

ソジャーナ・トゥルース「女性の権利大会での演説」(アクロン)

  • 📖 343 words
  • ⏱ 約3分
  • YL 5.0+
  • 英検1級・ネイティブ目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ奴隷として生まれ、自由を得たあと各地で奴隷制反対と女性の権利を訴えたソジャーナ・トゥルースの演説です。字は読めませんでしたが、畑仕事で鍛えた自分の力、聖書の話を使って、女性にも権利を与えよと会場に語りかけます。有名な「わたしは女じゃないの?」という言葉は12年後に別の人が書いた版にしか出てこないため、ここでは演説の3週間後に新聞に載った最も古い記録を使いました。

ソジャーナ・トゥルース、オハイオ州アクロンの女性の権利大会での演説(1851年5月29日)。底本: 最も早い記録であるマリウス・ロビンソンの報告(『アンチ・スレイバリー・ビューグル』1851年6月21日号。Wikisource と The Sojourner Truth Project の翻刻、原紙は米国議会図書館 Chronicling America)。有名な「わたしは女じゃないの?(Ain't I a Woman?)」をくり返す版は、12年後の1863年にフランシス・ゲイジが書いたもので、ここでは使っていません。

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • husked(トウモロコシの)皮をむいた
  • mowed(草を)刈った
  • intellect知性
  • pintパイント(約0.5リットル)
  • quartクォート(約1リットル)
  • spurnedはねつけた
  • besought懇願した(beseech の過去形)
  • between a hawk and a buzzard(タカとノスリの間で)板ばさみになって

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

May I say a few words? I want to say a few words about this matter. I am a woman’s rights. I have as much muscle as any man, and can do as much work as any man. I have plowed and reaped and husked and chopped and mowed, and can any man do more than that? I have heard much about the sexes being equal; I can carry as much as any man, and can eat as much too, if I can get it. I am as strong as any man that is now.

ひと言、言わせてもらってもいいですか。このことについて、ちょっと言いたいことがあるんです。わたしは女の権利そのものです。わたしには男に負けないだけの筋肉があるし、男に負けないだけ働けます。畑を耕して、刈り入れをして、トウモロコシの皮をむいて、薪を割って、草を刈ってきました。これ以上のことができる男がいますか。男と女は平等だって話は、ずいぶん聞いてきました。わたしは男と同じだけ荷物をかつげるし、同じだけ食べることもできます。食べる物さえあればね。わたしは、いまどきのどんな男にも負けないくらい強いんですよ。

As for intellect, all I can say is, if women have a pint and man a quart — why can’t she have her little pint full?

頭のほうについて言えるのは、これだけです。かりに女の頭が一合升で、男の頭が二合升だとしましょう。それなら、女が自分の小さな一合升をいっぱいにして、何がいけないんですか。

You need not be afraid to give us our rights for fear we will take too much, — for we can't take more than our pint’ll hold. The poor men seem to be all in confusion, and don't know what to do. Why children, if you have woman’s rights, give it to her and you will feel better. You will have your own rights, and they won't be so much trouble.

だから、権利をやったら女が取りすぎるんじゃないかなんて、心配しなくていいんです。わたしたちの一合升に入る分より多くは、取りたくても取れないんだから。気の毒に、男の人たちはすっかりうろたえて、どうしたらいいかわからないみたいですね。ねえ、みなさん、女の権利を持っているんなら、それを女に渡しておやりなさい。そうすれば気が楽になりますよ。自分の権利は自分で持っていればいいんです。そうすれば、たいして面倒なことにもなりゃしません。

I can't read, but I can hear. I have heard the bible and have learned that Eve caused man to sin. Well if woman upset the world, do give her a chance to set it right side up again. The Lady has spoken about Jesus, how he never spurned woman from him, and she was right. When Lazarus died, Mary and Martha came to him with faith and love and besought him to raise their brother. And Jesus wept — and Lazarus came forth.

わたしは字が読めません。でも、耳は聞こえます。聖書を読んでもらって、イブが男に罪を犯させたと知りました。それならね、女が世の中をひっくり返したっていうんなら、それをもう一度ちゃんと起こす機会も、女にやってくださいよ。さっき、あちらのご婦人がイエスさまのお話をなさいました。イエスさまは女を一度だってはねつけなかったって。そのとおりです。ラザロが死んだとき、マリアとマルタは、信じる心と愛をもってイエスさまのところへ行き、兄弟を生き返らせてくださいとお願いしました。するとイエスさまは涙を流されて、そしてラザロは墓から出てきたんです。

And how came Jesus into the world? Through God who created him and woman who bore him. Man, where is your part?

それに、イエスさまはどうやってこの世にいらしたんですか。イエスさまをお造りになった神さまと、イエスさまを産んだ女を通してです。さあ男の人たち、あんたがたの出番はどこにあったんですか。

But the women are coming up blessed be God and a few of the men are coming up with them. But man is in a tight place, the poor slave is on him, woman is coming on him, and he is surely between a hawk and a buzzard.

でも、女たちは立ち上がってきています。ありがたいことです。それに、ほんの少しだけど、男の人たちもいっしょに立ち上がってきています。でも男の人たちは、もう追いつめられていますね。かわいそうな奴隷にも詰め寄られ、女にも詰め寄られて。まさに、前門の虎、後門の狼ってところですよ。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

ひと言、言わせてもらってもいいですか。このことについて、ちょっと言いたいことがあるんです。わたしは女の権利そのものです。わたしには男に負けないだけの筋肉があるし、男に負けないだけ働けます。畑を耕して、刈り入れをして、トウモロコシの皮をむいて、薪を割って、草を刈ってきました。これ以上のことができる男がいますか。男と女は平等だって話は、ずいぶん聞いてきました。わたしは男と同じだけ荷物をかつげるし、同じだけ食べることもできます。食べる物さえあればね。わたしは、いまどきのどんな男にも負けないくらい強いんですよ。

頭のほうについて言えるのは、これだけです。かりに女の頭が一合升で、男の頭が二合升だとしましょう。それなら、女が自分の小さな一合升をいっぱいにして、何がいけないんですか。

だから、権利をやったら女が取りすぎるんじゃないかなんて、心配しなくていいんです。わたしたちの一合升に入る分より多くは、取りたくても取れないんだから。気の毒に、男の人たちはすっかりうろたえて、どうしたらいいかわからないみたいですね。ねえ、みなさん、女の権利を持っているんなら、それを女に渡しておやりなさい。そうすれば気が楽になりますよ。自分の権利は自分で持っていればいいんです。そうすれば、たいして面倒なことにもなりゃしません。

わたしは字が読めません。でも、耳は聞こえます。聖書を読んでもらって、イブが男に罪を犯させたと知りました。それならね、女が世の中をひっくり返したっていうんなら、それをもう一度ちゃんと起こす機会も、女にやってくださいよ。さっき、あちらのご婦人がイエスさまのお話をなさいました。イエスさまは女を一度だってはねつけなかったって。そのとおりです。ラザロが死んだとき、マリアとマルタは、信じる心と愛をもってイエスさまのところへ行き、兄弟を生き返らせてくださいとお願いしました。するとイエスさまは涙を流されて、そしてラザロは墓から出てきたんです。

それに、イエスさまはどうやってこの世にいらしたんですか。イエスさまをお造りになった神さまと、イエスさまを産んだ女を通してです。さあ男の人たち、あんたがたの出番はどこにあったんですか。

でも、女たちは立ち上がってきています。ありがたいことです。それに、ほんの少しだけど、男の人たちもいっしょに立ち上がってきています。でも男の人たちは、もう追いつめられていますね。かわいそうな奴隷にも詰め寄られ、女にも詰め寄られて。まさに、前門の虎、後門の狼ってところですよ。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Well if woman upset the world, do give her a chance to set it right side up again.

女がこの世界をひっくり返したというなら、どうか女に、それをまたまっすぐに戻す機会を与えておくれ。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What kinds of work does Sojourner Truth say she has done?

Q2. What does she say about the 'pint' and the 'quart'?

Q3. Why does she mention Eve?

🎥 本物を見る・聞く 実際のスピーチ

🗣 朗読・Sojourner TruthSojourner Truth's original "Ain't I a woman" speech read by STThe Sojourner Truth Project による朗読。このページと同じ1851年のロビンソンの記録(有名なゲイジ版ではない方)を読んでいる(約3分)

外部サイト(YouTube など)が新しいタブで開きます。読み終わってから見るのがおすすめ。

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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