Should Tourists Pay More?(観光客はもっと払うべき?)の挿絵

Should Tourists Pay More?

観光客はもっと払うべき?

  • 746 words
  • 約7分
  • 4:28
  • YL 1.5–2.4
  • 英検準2級目安
  • 全訳つき

あらすじ姫路城の入城料は、市民と市外の人で値段がちがいます。富士山の通行料、宿泊税、出国税、ブータンの観光料金……。観光客にもっと払ってもらうのは公平なのか、賛成と反対の両方の考えを読みます。

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キーワード(9語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • fee料金
  • residents住民
  • prefecture県
  • hotel tax宿泊税
  • departure tax出国税
  • sustainable development持続可能な開発
  • critics批判する人たち
  • dual pricing二重価格
  • discounts割引
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日本語訳の一部には生成AIを使っており、AIによる3重のチェックと人の目で確かめています。まだ人の目を通っていない訳もあるため、ニュアンスがずれている所があるかもしれません。日本語訳について

Imagine that you visit Himeji Castle, one of the most famous castles in Japan. At the ticket gate, you notice two different prices. From March 2026, adults who live in Himeji City pay 1,000 yen to enter, while adults from outside the city pay 2,500 yen. Is that fair? Around the world, more and more popular places are asking visitors to pay extra, and people have strong opinions about it.

日本でいちばん有名なお城の一つ、姫路城に行ったところを想像してみてください。入口の券売所で、料金が二つあることに気づきます。2026年3月から、姫路市に住む大人の入城料は1000円、市の外から来た大人は2500円になったのです。これは公平でしょうか。世界では、旅行者に追加の料金を求める人気の観光地がふえています。そして、そのことについて、人々はさまざまな強い意見を持っています。

Why do these fees exist? Tourism brings money to a town, but it also costs money. When many visitors come, the town needs more toilets, more trash collection, and more buses. Old buildings must be repaired, and mountains and beaches must be cleaned and protected. Local residents pay for these things through their taxes, so many people think that visitors should share some of the cost.

こうした料金は、なぜあるのでしょうか。観光は町にお金をもたらしますが、お金もかかります。多くの観光客が来れば、トイレも、ごみの収集も、バスも、もっと必要になります。古い建物は修理しなければならず、山や海辺はきれいにして守らなければなりません。地元の住民は、こうした費用を税金という形で払っています。だから、観光客も費用の一部を負担すべきだ、と考える人は多いのです。

There are several kinds of tourist fees. The first kind is a fee to enter a special place. On Mount Fuji, Yamanashi Prefecture started charging climbers 2,000 yen in 2024. In 2025, both Yamanashi and Shizuoka charged climbers on their trails 4,000 yen each. Since October 2023, people who take a ferry to Miyajima in Hiroshima have paid a visitor tax of 100 yen. People who live on the island do not have to pay it.

観光客の払う料金には、いくつかの種類があります。一つ目は、特別な場所に入るための料金です。富士山では、2024年に山梨県が登山者から2000円の通行料をとり始めました。2025年には、山梨県と静岡県の両方が、それぞれの登山道を通る人から1人4000円をとりました。また2023年10月からは、フェリーで広島の宮島に渡る人が、100円の訪問税を払っています。島に住む人は払わなくてかまいません。

Outside Japan, Venice in Italy has been crowded with day visitors for many years. In 2024, the city started charging day visitors 5 euros to enter on its busiest days. People who stay overnight in the old part of the city do not have to pay this fee.

日本の外では、イタリアのベネチアが、長年、日帰りの観光客で混雑してきました。2024年、ベネチアは、とくに混む日に、日帰り客から入場料5ユーロをとり始めました。街の古い地区に泊まる人は、この料金を払う必要はありません。

The second kind of fee is a hotel tax, which is added to the price of a room. Many cities in Japan and abroad have one. In March 2026, Kyoto raised its hotel tax sharply. Guests in the most expensive rooms now pay up to 10,000 yen per person for each night. In Hawaii, a higher hotel tax started in 2026. Part of the money is used to protect nature and to prepare for disasters, so it is often called a "green fee."

二つ目は宿泊税です。部屋の料金に上乗せされる税金で、日本でも海外でも多くの都市にあります。2026年3月、京都市は宿泊税を大きく引き上げました。いちばん高い部屋に泊まる客は、今では1人1泊あたり最高1万円を払います。ハワイでも、2026年から宿泊税が高くなりました。そのお金の一部は自然を守ることや災害への備えに使われるので、よく「グリーン・フィー」と呼ばれます。

The third kind is a tax on leaving a country. Since 2019, almost everyone who leaves Japan by plane or ship has paid a departure tax. In July 2026, it was raised from 1,000 yen to 3,000 yen. Japanese people who travel abroad pay it too, not only foreign tourists.

三つ目は、国を出るときの税金です。2019年から、飛行機や船で日本を出るほとんどすべての人が、出国税を払っています。2026年7月、この税金は1000円から3000円に引き上げられました。払うのは外国人観光客だけではありません。海外旅行に行く日本人も払っています。

One country has made a high fee a key part of its tourism. Bhutan, a small country in the Himalayas, asks most visitors to pay a daily fee for sustainable development. In 2023, it lowered the fee from 200 to 100 US dollars per night. Bhutan wants a smaller number of visitors who spend more money, so that its nature and culture can be protected.

高い料金を観光の柱にしている国もあります。ヒマラヤにある小さな国、ブータンです。ブータンは、ほとんどの旅行者に、「持続可能な開発」のための料金を1日ごとに払うよう求めています。2023年には、この料金を1泊200ドルから100ドルに引き下げました。ブータンが目指しているのは、旅行者の数は少なくても、一人ひとりが多くお金を使ってくれることです。そうすれば、自然と文化を守れるからです。

People who support tourist fees give several reasons. First, they say it is fair. Visitors use roads, toilets, and buses, so they should help pay for them. Second, the money can be used to protect the places that tourists love. Third, a higher price may make some people choose a less crowded place or a quieter season.

観光客の料金に賛成する人は、いくつかの理由を挙げます。第一に、それが公平だということです。観光客も道路やトイレ、バスを使うのだから、その費用の一部を負担すべきだ、というのです。第二に、集めたお金を、観光客の好きな場所を守るために使えます。第三に、料金が高くなれば、混んでいない場所や、すいている季節を選ぶ人が出てくるかもしれません。

On the other hand, some people are against these fees. They point out that a small fee does not always reduce crowds. In Venice, critics said that the 5 euro fee did not keep many people away. Others worry that if prices keep rising, only rich people will be able to travel. Students and families without much money may lose the chance to see famous places.

その一方で、こうした料金に反対する人もいます。少しの料金では、必ずしも混雑は減らない、と指摘するのです。ベネチアでは、5ユーロの入場料では観光客はあまり減らなかった、という批判がありました。値上げが続けば、お金持ちしか旅行できなくなる、と心配する人もいます。学生や、あまりお金のない家族は、有名な場所を見る機会を失ってしまうかもしれません。

Dual pricing, like the system at Himeji Castle, is especially hard to judge. Supporters say that local people already pay for the castle through their taxes, so they should get a lower price. But some visitors may feel unwelcome or unfairly treated. At Himeji, Japanese people from other cities also pay the higher price, so this is not only a question about foreign tourists.

姫路城のような二重価格は、とくに判断が難しい問題です。賛成する人は、地元の人はすでに税金でお城の費用を払っているのだから、安い料金でよいはずだ、と言います。でも、旅行者の中には、歓迎されていない、不公平に扱われている、と感じる人もいるかもしれません。姫路城では、ほかの市から来た日本人も高い料金を払います。ですから、これは外国人観光客だけの問題ではないのです。

Another important question is how the money is used. If visitors can see cleaner streets, better buses, and well-protected nature, they may be happy to pay. Some places also give discounts to students or charge less in quiet seasons, so that more people can still visit.

もう一つ大事なのは、集めたお金がどう使われるかです。道がきれいになり、バスが便利になり、自然がしっかり守られているのが見えれば、観光客も喜んで払うかもしれません。また、より多くの人が訪れられるように、学生を割引にしたり、すいている季節には料金を安くしたりしている場所もあります。

What do you think? Some people say that tourists should pay more, because they use local services and the money can protect famous places. Others say that tourists should not have to pay much more, because high fees make travel too expensive and may make visitors feel unwelcome.

あなたはどう思いますか。観光客はもっと払うべきだ、と言う人もいます。地元のサービスを使っているし、そのお金で有名な場所を守れるからです。一方で、観光客にこれ以上大きな負担を求めるべきではない、と言う人もいます。料金が高いと旅行にお金がかかりすぎるし、観光客が歓迎されていないと感じるかもしれないからです。

全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

日本でいちばん有名なお城の一つ、姫路城に行ったところを想像してみてください。入口の券売所で、料金が二つあることに気づきます。2026年3月から、姫路市に住む大人の入城料は1000円、市の外から来た大人は2500円になったのです。これは公平でしょうか。世界では、旅行者に追加の料金を求める人気の観光地がふえています。そして、そのことについて、人々はさまざまな強い意見を持っています。

こうした料金は、なぜあるのでしょうか。観光は町にお金をもたらしますが、お金もかかります。多くの観光客が来れば、トイレも、ごみの収集も、バスも、もっと必要になります。古い建物は修理しなければならず、山や海辺はきれいにして守らなければなりません。地元の住民は、こうした費用を税金という形で払っています。だから、観光客も費用の一部を負担すべきだ、と考える人は多いのです。

観光客の払う料金には、いくつかの種類があります。一つ目は、特別な場所に入るための料金です。富士山では、2024年に山梨県が登山者から2000円の通行料をとり始めました。2025年には、山梨県と静岡県の両方が、それぞれの登山道を通る人から1人4000円をとりました。また2023年10月からは、フェリーで広島の宮島に渡る人が、100円の訪問税を払っています。島に住む人は払わなくてかまいません。

日本の外では、イタリアのベネチアが、長年、日帰りの観光客で混雑してきました。2024年、ベネチアは、とくに混む日に、日帰り客から入場料5ユーロをとり始めました。街の古い地区に泊まる人は、この料金を払う必要はありません。

二つ目は宿泊税です。部屋の料金に上乗せされる税金で、日本でも海外でも多くの都市にあります。2026年3月、京都市は宿泊税を大きく引き上げました。いちばん高い部屋に泊まる客は、今では1人1泊あたり最高1万円を払います。ハワイでも、2026年から宿泊税が高くなりました。そのお金の一部は自然を守ることや災害への備えに使われるので、よく「グリーン・フィー」と呼ばれます。

三つ目は、国を出るときの税金です。2019年から、飛行機や船で日本を出るほとんどすべての人が、出国税を払っています。2026年7月、この税金は1000円から3000円に引き上げられました。払うのは外国人観光客だけではありません。海外旅行に行く日本人も払っています。

高い料金を観光の柱にしている国もあります。ヒマラヤにある小さな国、ブータンです。ブータンは、ほとんどの旅行者に、「持続可能な開発」のための料金を1日ごとに払うよう求めています。2023年には、この料金を1泊200ドルから100ドルに引き下げました。ブータンが目指しているのは、旅行者の数は少なくても、一人ひとりが多くお金を使ってくれることです。そうすれば、自然と文化を守れるからです。

観光客の料金に賛成する人は、いくつかの理由を挙げます。第一に、それが公平だということです。観光客も道路やトイレ、バスを使うのだから、その費用の一部を負担すべきだ、というのです。第二に、集めたお金を、観光客の好きな場所を守るために使えます。第三に、料金が高くなれば、混んでいない場所や、すいている季節を選ぶ人が出てくるかもしれません。

その一方で、こうした料金に反対する人もいます。少しの料金では、必ずしも混雑は減らない、と指摘するのです。ベネチアでは、5ユーロの入場料では観光客はあまり減らなかった、という批判がありました。値上げが続けば、お金持ちしか旅行できなくなる、と心配する人もいます。学生や、あまりお金のない家族は、有名な場所を見る機会を失ってしまうかもしれません。

姫路城のような二重価格は、とくに判断が難しい問題です。賛成する人は、地元の人はすでに税金でお城の費用を払っているのだから、安い料金でよいはずだ、と言います。でも、旅行者の中には、歓迎されていない、不公平に扱われている、と感じる人もいるかもしれません。姫路城では、ほかの市から来た日本人も高い料金を払います。ですから、これは外国人観光客だけの問題ではないのです。

もう一つ大事なのは、集めたお金がどう使われるかです。道がきれいになり、バスが便利になり、自然がしっかり守られているのが見えれば、観光客も喜んで払うかもしれません。また、より多くの人が訪れられるように、学生を割引にしたり、すいている季節には料金を安くしたりしている場所もあります。

あなたはどう思いますか。観光客はもっと払うべきだ、と言う人もいます。地元のサービスを使っているし、そのお金で有名な場所を守れるからです。一方で、観光客にこれ以上大きな負担を求めるべきではない、と言う人もいます。料金が高いと旅行にお金がかかりすぎるし、観光客が歓迎されていないと感じるかもしれないからです。

日本語訳の一部には生成AIを使っており、AIによる3重のチェックと人の目で確かめています。まだ人の目を通っていない訳もあるため、ニュアンスがずれている所があるかもしれません。日本語訳について

日本語訳:多読ベスト

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理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. From March 2026, how much do adults from outside Himeji City pay to enter Himeji Castle?

Q2. Who has to pay Japan's departure tax?

Q3. What is one reason some people are against tourist fees?

この話の単語 CEFR-JB1・B2の語 26語/タップで意味・単語帳へ
  • A1中学基礎 77.9%
  • A2高校入門 13.4%
  • B1受験コア 6.3%
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B2難関大の語 2語

B1受験コアの語 24語

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