WHY NOW
いま話題になっている理由
インドの首都ニューデリーで10月6日(現地時間)、野党が抗議行動を行い、選挙管理委員会のトップの辞任を求めた。争点は有権者名簿の見直しで、抗議に加わった野党の議員らは一時拘束された。英字ニュースの見出しには、選挙を取り仕切る機関のトップを短く言う election chief がそろって並んだ。
選挙を取り仕切る機関のトップ
election chief は、選挙を取り仕切る機関のいちばん上の人を指す見出し向けの言い方。インドの正式な役職名は Chief Election Commissioner(選挙管理委員会の委員長にあたる役職)で、記事の本文ではこちらも出てくる。見出しは字数が限られるため、長い肩書きを election chief のように短くまとめることが多い。
見出しの chief は「〜のトップ」
見出しでは「分野+chief」で「その組織のトップ」を表す形がよく出る。今日の見出しにも former German spy chief(ドイツの元情報機関トップ)があった。ほかに army chief(陸軍のトップ)、police chief(警察のトップ)、UN rights chief(国連人権高等弁務官)など。chief は名詞で「長」、形容詞で「主な」の意味もある。
有権者名簿の言い方
今回の争点の「有権者名簿」は、見出しでは voter list のほか voter roll、electoral roll とも書かれる。roll はもともと「名簿」の意味で、名簿を見直すことを revision of electoral rolls と言う。選挙管理委員会は、重複や資格のない登録を取り除くための見直しだと説明している。野党側は、投票できるはずの人が名簿から外されるおそれがあると訴えている。
exit は「退任」
見出しの rally for election chief's exit は「選挙管理トップの退任を求めて集会を開く」。exit(退場・退任)は、resignation(辞任)より短く、その立場を去ることを広く表す見出し語。calls for his exit の形でもよく出る。また protest against election chief は「選挙管理トップに抗議する」で、人に対する抗議にも against を使う。