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ECLIPSES

月食と日食のしくみ

月が地球の影に入るのが月食、月が太陽をかくすのが日食。どちらも、太陽・地球・月が一直線にならぶときに起きます。下の動く図で、月を1周させてみよう。

LUNAR vs SOLAR

1枚でわかる!月食と日食のちがい

① 宇宙から(上から)見た図
地上から見た太陽

—

地上から見た月

—

※月の通り道の「かたむき」を考えずにかいた図です(だから毎回起きているように見えます)。本物がなぜ毎月起きないかは、下の「なぜ毎月は起きないの?」で。大きさや距離は、分かりやすくするため実際の比率とはちがいます。

🌕 月食☀️ 日食
ならび方太陽 → 地球 → 月太陽 → 月 → 地球
何が起きる?月が地球の影に入る月が太陽をかくす(月の影が地球に落ちる)
いつ?満月の日・夜新月の日・昼
見られる場所月が出ている所なら、どこでも(地球の夜の側)月の影が通るせまい地域だけ
続く時間欠けている時間は長いと3時間半ほど。皆既は最長1時間40分ほど全体で2〜3時間ほど。皆既は長くても7分半ほど
種類皆既月食・部分月食・半影月食皆既日食・金環日食・部分日食
見るとき目で見ても、双眼鏡でも安全かならず日食グラス。直接見ない

COMING UP IN JAPAN

次に日本で見られる月食・日食

部分月食2028年7月7日(金)日本で最初から最後まで見られます。欠けはじめ 2:10・終わり 4:30
皆既月食2029年1月1日(月)日本で最初から最後まで見られます。皆既 1:16〜2:27
皆既月食2029年12月21日(金)日本で一部が見られます。皆既 7:15〜8:08
金環日食2030年6月1日(土)北海道で金環日食、全国で部分日食
皆既日食2035年9月2日(日)本州の中部・北関東で皆既日食、全国で部分日食

月食の一覧(2026〜2035年)→ 日食の一覧(2026〜2035年)→

WHY NOT EVERY MONTH?

なぜ毎月は起きないの?

月は約1か月で地球のまわりを1周するので、満月も新月も毎月あります。それなのに月食や日食がたまにしか起きないのは、月の通り道(白道)が、地球の通り道の面(黄道)に対して約5度かたむいているからです。ふだんの満月・新月では、月は影の少し上か下を通りすぎてしまいます。

月の通り道のかたむき

—

🌕 満月0回→ 月食0回
🌑 新月0回→ 日食0回
スタートから0日目

    ※横から見た図です。かたむきは見やすいように約5倍に大げさにかいています(本物は約5度)。地球や月の大きさ・距離も実際の比率とはちがいます。右下の小さな図は「上から見た」ところで、金色の点線が、月の通り道と地球の通り道の面が交わる線(交点)です。

    かたむき「なし」にすると…

    満月のたびに月食、新月のたびに日食が起きてしまいます。1年に12回ずつ!

    かたむき「あり(本物)」だと…

    月の通り道と地球の通り道の面が交わる点(交点)の近くに、ちょうど太陽・地球・月がならんだときだけ起きます。そのチャンスは約半年に1回(「食の季節」といいます)。だから日食と月食は、約2週間をおいて続けて起きることがよくあります。

    A LUCKY COINCIDENCE

    太陽と月が、同じ大きさに見えるわけ

    太陽は月の約400倍大きくて、約400倍遠い

    太陽の直径約139万km
    ÷
    月の直径約3,470km
    =
    約400倍
    太陽までの距離約1億5000万km
    ÷
    月までの距離約38万km
    =
    約390倍

    大きさの比と距離の比がほとんど同じなので、空では太陽も月も同じくらいの大きさ(角度で約0.5度)に見えます。だから月が太陽をぴったりかくす皆既日食が起きるのです。これは宇宙の「すてきな偶然」です。月は1年に約3.8cmずつ地球からはなれているので、何億年も先には、月が小さく見えすぎて皆既日食は起きなくなると考えられています。

    IN ENGLISH

    英語では?

    eclipse食(日食・月食)イクリプス。「かくれること」
    lunar eclipse月食lunar=月の
    solar eclipse日食solar=太陽の
    total / partial皆既 / 部分
    annular金環(輪の形の)
    umbra / penumbra本影 / 半影
    coronaコロナ
    diamond ringダイヤモンドリング

    もっとくわしくは、月食の英語・日食の英語へ。

    FAQ

    よくある質問

    月食と日食のちがいは何ですか?

    月食は、月が地球の影に入って暗くなる現象で、満月の夜に起きます。日食は、月が太陽の前を通って太陽をかくす現象で、新月の昼に起きます。月食は地球の夜の側ならどこでも見られますが、日食は月の影が落ちるせまい地域でしか見られません。

    月食と日食、どちらがよく起きますか?

    地球全体で数えると、日食は毎年少なくとも2回起きていて、月食(目ではわかりにくい半影月食をふくむ)と同じくらいか少し多いくらいです。でも、ある場所で見られるチャンスは月食のほうがずっと多くなります。月食は夜の側のどこからでも見えるのに、日食は月の影が通るところでしか見えないからです。

    日食と月食がセットで起きるのはなぜですか?

    太陽・地球・月が一直線にならびやすい時期(食の季節)が約半年に1回あり、その時期には新月と満月が約2週間おきにやってくるからです。そのため、日食のあと約2週間で月食(またはその逆)が起きることがよくあります。

    日食を見るときの注意は?

    太陽を直接見たり、望遠鏡・双眼鏡・カメラでのぞいたりしてはいけません。かならず日食グラスを使ってください。月食は目で見ても安全です。

    次に日本で見られる月食・日食はいつですか?

    このサイトの計算では、月食は2028年7月7日の部分月食、日食は2030年6月1日(北海道で金環日食、全国で部分日食)です。

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    参考にしたページ

    日食・月食の日時は、このサイトが天文計算の式(Jean Meeus『Astronomical Algorithms』)で計算しています。写真は NASA が公開しているパブリックドメインの写真です(クレジットは各写真に記載)。

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