「とかげ」は「おおとかげ」でにごらない。米国人の名がつくこの決まり、先に書いたのは江戸の国学者

読む前に予想してみよう!
2つの言葉をくっつけるとき、うしろの言葉に「が・ざ・だ・ば」行の音がもうあると、その頭はふつうにごらない
「おお+とかげ」は「おおとかげ」、「に+たまご」は「にたまご」。これをライマンの法則と呼ぶ。例外は「なわばしご」などごくわずか。
- 対象
- 和英辞典の複合語(ライマン1894)・存在しない言葉を使った判断実験
- 規模
- 2024年の実験は日本語話者180人・72語
- 研究の種類
- 文献研究と判断実験
- 確かさ
- ★★★★☆
「たこ」は「おおだこ」とにごるのに、「とかげ」は「おおどかげ」にならない。うしろの言葉に「が・ざ・だ・ば」行の音がもうあると、にごらない決まりがあるからだ。米国人の名で「ライマンの法則」と呼ばれるが、江戸時代の賀茂真淵が100年以上前に書いていた。
ひとことで言うとうしろの言葉に「が・ざ・だ・ば」行の音がもうあると、くっつけてもにごらない!
もくじ
「たこ」に「おお」をつけると「おおだこ」。「はしご」に「なわ」をつけると「なわばしご」。2つの言葉をくっつけると、うしろの言葉の頭がにごります。
ところが「とかげ」に「おお」をつけても、「おおどかげ」とは言いません。「おおとかげ」のままです。
じつはここに、とても強い決まりがあります。うしろの言葉に、もう「が・ざ・だ・ば」行の音が入っていると、頭はにごらない。言語学では「ライマンの法則」と呼ばれ、海外の音韻論(ことばの音のしくみを調べる分野)の入門書にも載っている有名な決まりです。この決まりを破る言葉は、ごくわずかしかありません。最初に出した「なわばしご」はその代表で、「はしご」にもう「ご」があるのに、にごります。
01くっつけるとにごる:「連濁」という現象
まず、にごるほうから見てみましょう。
- にせ+たぬき → にせだぬき
- ゆき+くに → ゆきぐに
- ほし+そら → ほしぞら
- おし+はな → おしばな
- さお+たけ → さおだけ
このように、2つの言葉がくっつくと、うしろの言葉の頭がにごることがあります。これを連濁(れんだく。英語では rendaku や sequential voicing)と呼びます。
連濁はとても古い現象です。米国の言語学者ティモシー・バンスによると、8世紀の奈良時代の日本語で、すでにしっかり根づいていました。
ただし、いつでも起きるわけではありません。「かす」や「つゆ」のように、何とくっついても決してにごらない言葉があります。同じ言葉でも、にごる組み合わせとにごらない組み合わせがあります。連濁は今も、規則どおりにはいかない現象として研究が続いています。
02にごらない決まり:うしろにもう濁音がある
その中で、ほとんど例外なく当てはまる決まりが一つあります。うしろの言葉に濁音(「が・ざ・だ・ば」行のような、にごった音)がもう入っていると、連濁は起きないのです。
濁音が2番目の音にある例です。
- ひと+たば → ひとたば(ひとだば、とは言わない)
- おも+かげ → おもかげ
- もり+そば → もりそば
- ひと+はだ → ひとはだ
3番目の音にあっても同じです。
- に+たまご → にたまご
- うみ+くらげ → うみくらげ
- みち+しるべ → みちしるべ
- おお+はしゃぎ → おおはしゃぎ
- おお+とかげ → おおとかげ
この決まりは、日本語の昔からある言葉(和語)の形にも表れています。「ふだ(札)」も「ぶた(豚)」もあるのに、「ぶだ」という和語はありません。和語の1つの言葉の中に、濁音が2つ入ることはほとんどないのです。
03名前のもとは、明治に来た米国人の地質学者
ベンジャミン・スミス・ライマン(Benjamin Smith Lyman)は、米国の地質学者です。明治6年(1873年)に北海道開拓使に招かれて来日し、北海道の地質調査にあたりました。
ライマンは来日するとすぐに日本語を熱心に学びました。日本語学者の鈴木豊さんによると、連濁の研究では、ヘボンの和英辞典『和英語林集成』の第二版をおもな資料にしています。1883年にボストンで開かれた米国東洋学会の会合で連濁について発表し、1894年にはフィラデルフィアの東洋学の研究会(Oriental Club of Philadelphia)の論文集に論文を出しました。
ライマン自身の書き方はこうです。うしろの言葉が ch, f, h, k, s, sh, t で始まるとき、ふつうはにごる。でも、うしろの言葉のどこかに b, d, g, j, p, z がもうあるときは、この決まりは当てはまらない。
この論文は、1910年に言語学者の小倉進平が一部を訳して紹介し、広く知られました。鈴木さんの調べでは、「ライマンの法則」という呼び名が定着したのは、連濁の論文がたくさん出た1970年代です。

04先に気づいていたのは、江戸の国学者
ところが、この決まりに最初に気づいたのはライマンではありません。
鈴木さんの論文によると、ライマンの法則にあたる決まりは、本居宣長(もとおり のりなが)の『古事記伝』に早くも書かれている、という指摘が以前からありました。しかし鈴木さんは、それより前に賀茂真淵(かもの まぶち)が『語意考』で正確に書いていたと指摘しています。このことは、1928年に出た伊藤慎吾の『近世国語学史』にもすでに記されています。『語意考』は江戸時代の中ごろの本で、ライマンの論文より100年以上前です。
日本語の「にごり」の法則は、米国人の名前で呼ばれているが、江戸時代の学者がもう書いていたのです。2024年の言語学の論文も、ライマンはおそらく最初の発見者ではないと書き、くわしくはバンスの2022年の本を見るよう勧めています。
日本の学者の側には、くやしさもあったようです。国語学者の金田一春彦は1976年の論文で、こんな話を紹介しています。昭和の国語学者の大岩正仲は、外国人に発見の手柄を取られたのを残念がり、日夜頭をひねって例外を探しました。そしてやっと「れいでがみ(礼手紙)」と、「しょうざぶろう」「れんざぶろう」のような名前を見つけた。金田一自身も、苦心の末に「ふんじばる」をひねり出した、と。
05例外はごくわずか。代表は「なわばしご」
では、例外はどれくらいあるのでしょうか。
鈴木さんは、それまでに挙げられた例外を集めて、一つずつ確かめました。すると、多くは昔の資料の書き誤りや、別の言葉からの類推(似た言葉に引っぱられること)で説明できました。「れいでがみ」も「わかじらが(若白髪)」も、ふつうはにごらない形のほうが使われます。
「ふんじばる」や「れんざぶろう」は、「ん」のあとです。昔の日本語では「ん」のあとの音がにごりやすかったので、説明がつきます。
「ん」のあとの例を除くと、今の言葉でも昔からも安定してにごっている例外は、「なわばしご」だけになる、と鈴木さんは結論づけています。なお「はしご」は、「つりばしご」「はこばしご」「ふなばしご」のように、うしろにつくとにごる形のほうがふつうです(鈴木さんの辞典調査)。「なわばしご」は、この「〜ばしご」の仲間の代表です。2024年の言語学の論文も、はっきりした例外として「〜ざぶろう」「ふんじばる」「なわばしご」の3つを挙げています。
なぜ「なわばしご」はにごるのか。鈴木さんの説明はこうです。
- まず、「だんばしご(段梯子)」「たたみばしご(畳梯子)」のように、「ん」や「み」のあとでにごる形が江戸時代に生まれた
- 昔は「はし(梯)」だけで「はしご」の意味があり、「はこばし」「のぼりばし」という言葉もあった。そのため「はこばしご」は「はこばし+こ」と受け取られた可能性がある。そう分ければ、「はし」も「こ」も濁音のない言葉なので、どちらがにごっても法則にはふれない
- その形にならって、「なわばしご」などにも広がった
明治から昭和の初めの国語辞典『言海』などには、「なわばしこ」という形も載っていました。にごりを1つにして、法則を守ろうとした形です。ただしこの説明は、資料からの推測です。鈴木さん自身も「と考えられる」と書いています。
06存在しない言葉でも、法則は働く
この法則は、昔の言葉に跡が残っているだけなのでしょうか。それとも、今の日本語話者の頭の中で生きているのでしょうか。
これを確かめるには、存在しない言葉を使った実験が向いています。知らない言葉なら、覚えている形をそのまま答えることができないからです。
初めて見る言葉でも、濁音が入っているとにごる答えはぐっと減りました。法則は今の話し手の中でも働いているのです。
ただし、ふつうの単語とちがって、ゼロにはなりませんでした。存在しない言葉では、法則を破る答えも3〜4割ありました。この点は、バンスが1979年に14人で行った先駆的な実験でも同じでした。
さらに、濁音が近いほど強く効くのかどうか(2番目と3番目のちがい)は、研究によって結果が割れていました。2012年の川原さんの実験でははっきりしたちがいが見つからず、2024年の大きな実験では、多くの人で「近いほうが効きやすい」という結果になりました。
この法則は、外来語にも顔を出します。英語の bed は「ベッド」ですが、「ベット」と言う人もいます。一方、head が「ヘット」になることはまずありません。「ベッド」には濁音が2つ、「ヘッド」には1つ。ほかにも濁音がある言葉では、「ッ」のあとの濁音がにごりを失いやすいのです。
07もっと知りたい人へ
- 連濁(rendaku / sequential voicing)、ライマンの法則(Lyman's Law)、必異原理(OCP: Obligatory Contour Principle)
- Timothy J. Vance (2015) "Rendaku." Haruo Kubozono (ed.) Handbook of Japanese Phonetics and Phonology. De Gruyter Mouton.
- Timothy J. Vance & Mark Irwin (eds.) (2016) Sequential Voicing in Japanese: Papers from the NINJAL Rendaku Project. John Benjamins.
- Timothy J. Vance (2022) Irregular Phonological Marking of Japanese Compounds: Benjamin Smith Lyman's Pioneering Research on Rendaku. De Gruyter.
- 鈴木豊 (2005)「ライマンの法則の例外について」『文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要』4
- Shigeto Kawahara (2018) "Phonology and orthography: The orthographic characterization of rendaku and Lyman's Law." Glossa 3(1).
08まとめ
「おおだこ」と「おおとかげ」。毎日なにげなく使い分けている言葉の裏に、江戸の国学者と明治の米国人の地質学者が書きとめた、同じ決まりがありました。
そして今も、存在しない言葉にまでその決まりは働きます。次に「なわばしご」と言うときは、それがこの法則を破るめずらしい言葉だということを思い出してみてください。
よくある質問
連濁とは何ですか?
2つの言葉がくっつくと、うしろの言葉の頭がにごる現象です。たこ→おおだこ、ほし+そら→ほしぞら、ゆき+くに→ゆきぐに などが例です。英語では rendaku や sequential voicing と呼ばれます。言語学者バンスによると、8世紀の奈良時代の日本語ですでに根づいていました。
ライマンの法則とは何ですか?
うしろの言葉に濁音(が・ざ・だ・ば行の音)がもうあると、連濁は起きないという決まりです。おお+とかげは「おおとかげ」、に+たまごは「にたまご」のままです。ふつうの単語では、ほぼ例外なく当てはまります。
なぜ「おおとかげ」は「おおどかげ」にならないのですか?
「とかげ」の中に、もう「げ」という濁音があるからです。ライマンの法則によって、うしろの言葉に濁音があると頭はにごりません。同じ理由で、ひと+たばは「ひとたば」、もり+そばは「もりそば」になります。
ライマンの法則の「ライマン」とは誰ですか?
米国の地質学者ベンジャミン・スミス・ライマンです。1873年に北海道開拓使に招かれて来日し、日本語を熱心に学びました。1894年に連濁の論文を出し、その中でこの決まりを書いたことから名前がつきました。
ライマンの法則を最初に見つけたのはライマンですか?
いいえ。鈴木豊さんの論文によると、江戸時代の国学者・賀茂真淵が『語意考』で、ライマンより100年以上前に正確に書いていました。本居宣長の『古事記伝』にも書かれている、という指摘も以前からありました。
ライマンの法則に例外はありますか?
ごくわずかあります。代表は「なわばしご」で、「はしご」に濁音の「ご」があるのに、にごります。2024年の論文は、はっきりした例外として「〜ざぶろう」「ふんじばる」「なわばしご」の3つを挙げています。
なぜ「なわばしご」はにごるのですか?
鈴木豊さんの推測では、昔は「はし」だけで「はしご」の意味があり、「はこばしご」は「はこばし+こ」と受け取られた可能性があります。そう分ければ法則にふれず、その形にならって「なわばしご」にも広がった、という説明です。
ライマンの法則は今の日本語話者にも働いていますか?
働いています。2024年に180人に存在しない言葉で試すと、にごると答えた割合は、濁音のない言葉で約61%、濁音のある言葉では約32%と約42%に下がりました。ただ、ふつうの単語とちがってゼロにはなりませんでした。
この研究を英語で読もう原田英語の English CornerBenjamin Smith Lyman was an American geologist who came to Japan in 1873 to study the land in Hokkaido.
音声
4択クイズ9問A2・B1・B2タップして開く
原田英語の English Corner
この研究を英語で読もう
In Japanese, when you put two words together, the second word often changes its first sound. Tako (octopus) becomes ōdako (big octopus). But tokage (lizard) does not become ōdokage. It stays ōtokage.
Why? Tokage already has a "g" sound in it. When the second word already has a sound like g, z, d or b, the change usually does not happen. This is called Lyman's Law, after an American who wrote about it in 1894.
75 words ・ CEFR A2
和訳を見る
日本語では、2つの言葉をくっつけると、うしろの言葉の最初の音がよく変わります。「たこ」は「おおだこ」になります。でも「とかげ」は「おおどかげ」にはなりません。「おおとかげ」のままです。
なぜでしょう?「とかげ」には、もう「g」の音が入っているからです。うしろの言葉に g・z・d・b のような音がもうあると、ふつうこの変化は起きません。これは、1894年にこのことを書いた米国人の名前から、ライマンの法則と呼ばれています。
4択リーディングクイズ
Q1. What is the passage mainly about?
2つの言葉をくっつけたときに音が変わる・変わらない決まり(Lyman's Law)の話なので B。
Q2. What happens to tako when it comes after ō (big)?
Tako (octopus) becomes ōdako (big octopus) とあるので C。
Q3. In the passage, "It stays ōtokage" means that the word ...
stay は「(その状態の)ままでいる」。ōdokage にならず ōtokage のまま、つまり変わらないので A。
Benjamin Smith Lyman was an American geologist who came to Japan in 1873 to study the land in Hokkaido. He also learned Japanese, and in 1894 he published a paper about compound words.
He found that the second word in a compound often starts with a voiced sound, as when yuki (snow) and kuni (country) become yukiguni. But when that word already contains b, d, g, j, p or z, the change does not happen.
Today this pattern is called Lyman's Law. He was not the first to see it, though. A Japanese scholar, Kamo no Mabuchi, had described it more than a hundred years earlier. The rule has very few exceptions. The best-known one is nawabashigo, a rope ladder.
120 words ・ CEFR B1
和訳を見る
ベンジャミン・スミス・ライマンは米国の地質学者で、1873年に北海道の土地を調べるために来日した。彼は日本語も学び、1894年に複合語についての論文を発表した。
彼は、「ゆき」と「くに」が「ゆきぐに」になるように、複合語のうしろの言葉がよく濁った音で始まることに気づいた。しかし、その言葉に b・d・g・j・p・z がもう入っていると、この変化は起きない。
今日、この決まりはライマンの法則と呼ばれている。ただし、これに最初に気づいたのは彼ではなかった。日本の学者の賀茂真淵が、その100年以上前にすでにこれを書いていたのだ。この決まりには例外がほとんどない。いちばんよく知られているのは「なわばしご」だ。
4択リーディングクイズ
Q1. Why did Lyman first come to Japan?
came to Japan in 1873 to study the land in Hokkaido とあるので B。
Q2. According to the passage, when does the second word NOT change its first sound?
when that word already contains b, d, g, j, p or z, the change does not happen とあるので C。
Q3. What does the writer suggest about the name "Lyman's Law"?
He was not the first to see it とあり、賀茂真淵が100年以上前にもう書いていたので、名前の人物は最初の発見者ではない。A。
How can you tell whether a sound rule is still alive in people's heads, and not just left over in old words? One way is to test words that do not exist. In a 2024 study, Shigeto Kawahara and Gakuji Kumagai showed 180 Japanese speakers made-up words such as taruna, taguta and tatsuga, presented as old Japanese words that nobody uses anymore.
Participants chose whether each word should change its first sound after nise ("fake"), as in nise-daguta. For words with no voiced sound, about 61 percent of the answers picked the voiced form. That dropped to about 32 percent when the second syllable had a voiced sound, and to about 42 percent when it came in the third.
So Lyman's Law works even on words people have never heard. It is weaker there than in real words, where it has almost no exceptions. The same dislike of two voiced sounds shows up in loanwords, too. Some speakers say betto for "bed," but hardly anyone says hetto for "head."
169 words ・ CEFR B2
和訳を見る
ある音の決まりが、古い言葉に残っているだけでなく、今も人の頭の中で生きているかどうかは、どうすれば分かるだろうか。一つの方法は、存在しない言葉で試すことだ。2024年の研究で、川原繁人と熊谷学而は、日本語話者180人に「たるな」「たぐた」「たつが」のような作った言葉を、今はだれも使わない昔の日本語の言葉として見せた。
参加者は、それぞれの言葉が「にせ」のあとで「にせだぐた」のように最初の音を変えるべきかどうかを選んだ。濁音のない言葉では、答えの約61%が濁った形を選んだ。それが、2番目の音に濁音があると約32%に、3番目の音にあると約42%に下がった。つまりライマンの法則は、聞いたこともない言葉にも働く。
ただし、そこでは実在の言葉より弱い。実在の言葉では、例外はほとんどない。濁音が2つあるのを嫌う性質は外来語にも表れる。bed を「ベット」と言う人はいるが、head を「ヘット」と言う人はまずいない。
4択リーディングクイズ
Q1. What was the main purpose of the 2024 study?
冒頭で、音の決まりが今も人の頭の中で生きているかを、存在しない言葉で確かめる方法を述べているので B。
Q2. When the second syllable of a made-up word had a voiced sound, about how often was the voiced form chosen?
dropped to about 32 percent when the second syllable had a voiced sound とあるので C。
Q3. Why did the researchers use words that do not exist?
知っている言葉なら覚えている形で答えられてしまう。存在しない言葉なら、頭の中の決まりそのものが試せる(not just left over in old words)と推測できるので A。
重要単語
- compoundB2名詞複合語(2つ以上の語をつないだ語)"Bookstore" is a compound of "book" and "store."
化学では「化合物」。形容詞で compound interest は「複利」。 - voicedC1形容詞(音が)有声の、のどをふるわせて出すThe "b" in "bat" is a voiced sound, but the "p" in "pat" is not.
voice(声)から。のどに手を当てて b と p を言い比べると違いが分かる。反対は voiceless。 - exceptionB1名詞例外Every rule seems to have an exception.
動詞 except(~を除いて)の名詞形。with the exception of ~「~を除いて」。 - ladderB1名詞はしごHe climbed the ladder to fix the roof.
縄ばしごは rope ladder。比ゆ的に「出世の階段」の意味でも使う(climb the career ladder)。 - lizardB1名詞とかげA small lizard was sitting on a warm rock.
古フランス語を通って、ラテン語の lacerta(とかげ)から。z のつづりに注意。 - noticeA2動詞気づくI didn't notice the change until my friend pointed it out.
名詞では「掲示、通知」。without notice は「予告なしに」。 - made-upB2形容詞作りものの、でっちあげのThe children invented a made-up language for their club.
make up(作り上げる)から。a made-up story は「作り話」。
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「たこ」は「おおだこ」になるのに、「とかげ」は「おおどかげ」にならない。うしろの言葉にもう濁音があると、にごらない決まりがあるから。米国人の名をとって「ライマンの法則」と呼ぶが、江戸時代の賀茂真淵が、その100年以上前にもう書いていた。
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出典・参考文献(5件)タップで表示
- Kawahara S. (2018) Phonology and orthography: The orthographic characterization of rendaku and Lyman's Law, Glossa 3(1)doi.org
- Kawahara S., Kumagai G. (2024) The non-local nature of Lyman's Law revisited, Laboratory Phonology 15(1)doi.org
- Vance T.J. (2017) Rendaku or Sequential Voicing in Japanese Phonology, Oxford Research Encyclopedia of Linguisticsdoi.org
- 鈴木豊 (2005) ライマンの法則の例外について:連濁形「-バシゴ(梯子)」を後部成素とする複合語を中心に, 文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要 4bgu.ac.jp
- 鈴木豊 (2007) ライマンの日本語研究, 文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要 6bgu.ac.jp
※本記事は上記の研究・公開資料をもとに、原田英語が独自の言葉で解説したものです。引用は著作権法第32条の範囲で行い、出典を明記しています。画像はすべてオリジナルのイメージです。研究結果には限界や個人差があります。誤りのご指摘は原田英語のお問い合わせフォームから。
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