WHY NOW
いま話題になっている理由
10月にフランスのスーパーで冷蔵庫がサイバー攻撃を受けたのに続き、11月2日(現地時間)にはベルギーやスウェーデンなどヨーロッパ各地のスーパーで、冷蔵庫や冷凍庫がねらわれる被害が相次いで報じられた。France 24 は見出しで Fresh wave of fridge cyberattacks と書いた。この fresh は「新鮮な」ではない。同じことがまた起きたと伝える見出しの定番の言い方として、おさえておこう。
fresh は「新たな」
fresh wave の fresh は「新鮮な」ではなく「新たな、もう一度の」という意味。wave は「波」から転じて、同じ種類のできごとが短い間にまとまって起きることを表す。合わせて「新たな波、第2波」。すでに一度あったことがまた起きたときに使う言い方で、fresh wave of attacks(新たな攻撃の波)、fresh wave of protests(新たな抗議の波)のように of のあとに中身を続ける。
new・more との言い分け
同じできごとを、媒体ごとに違う言い方で伝えている。France 24 は Fresh wave、South China Morning Post と Sky News は new cyberattack / new cyber attacks、CBS News は More European grocery stores hit(さらに多くの店が被害に)。fresh と new はほぼ同じ意味だが、fresh には「前回に続いてまた」という響きがあり、同じことが続けて起きたと伝える見出しでよく使われる。
apparent・suspected
今回の見出しでは、CBS News が apparent fridge-freezer hacks、Al Jazeera が Suspected cyberattacks と書いた。apparent は「〜らしい」、suspected は「〜の疑いがある」で、だれが・どうやったかがまだ確かめられていない段階で使う。見出しにこの語があれば、事実の確認がまだ途中だというしるしとして読むとよい。