WHY NOW
いま話題になっている理由
韓国の7〜9月期の経済成長率が市場の予想を上回り、The Japan Times、Japan Today、Nikkei Asia がそろって見出しに chip boom を使った。chip は「ポテトチップス」ではなく半導体、boom は「急な好景気」。半導体がよく売れて景気を押し上げている様子をひとことで表す言い方だ。経済ニュースで今後もくり返し出てくるので、今日の見出しでおさえよう。
chip は半導体、boom は好景気
経済ニュースの chip は、microchip(集積回路のチップ)を短くした言い方で、半導体のこと。chipmaker は半導体メーカー、chip exports は半導体の輸出。boom はもともと「ドーン」という大きな音を表す語で、そこから、売れ行きや景気が急に大きく伸びることを指すようになった。chip boom で「半導体の好景気・半導体ブーム」。
見出しではこう出る
Nikkei Asia は grows 1.0% in 3rd quarter on chip boom と書いた。この on は「〜を受けて・〜のおかげで」で、経済の見出しの定番。Japan Today は chip boom fuels growth(成長をあおる・後押しする)と、chip boom を主語にした。fuel のほか、drive(けん引する)、power(動かす)もよく一緒に使われる。
masks は「隠す」
The Japan Times の見出しは chip boom masks weak demand。mask は動詞で「覆い隠す」。半導体の好調で全体の数字は良く見えるが、その陰で需要(モノやサービスを買いたい力)の弱さは残っている、という意味になる。boom の記事では、このように「良い数字の裏にある弱さ」を伝える書き方がよく出るので、前向きな話だけと思い込まずに読もう。