WHY NOW
いま話題になっている理由
米国時間10月26日、マイクロソフトが社員に希望退職を募ることを、CNBC、Nikkei Asia、The Hindu、Japan Today が一斉に見出しにした。CNBC と Japan Today の見出しにあるのが voluntary buyouts。buyout と聞くと会社の買収を思い浮かべる人も多いが、ここでは「お金を払って社員に自分から辞めてもらうこと」。雇用のニュースで増えている言い方なので、今日の見出しでおさえよう。
buy out は「買い取る」
buyout は句動詞 buy out(〜を買い取る)から来た名詞。会社の株をまとめて買い取るのも、社員の「残りの雇用」をお金で買い取って辞めてもらうのも、どちらも buyout と言う。雇用の話では、退職金を上乗せして早めに辞めてもらう仕組みを指す。voluntary(自発的な)がつくと「手を挙げた人だけが辞める」ことがはっきりする。
見出しではこう出る
CNBC は Microsoft offers voluntary buyouts to 60,000 employees と書いた。動詞は offer(申し出る)が定番で、offer buyouts to 〜 の形で「〜に希望退職を提示する」。社員の側は accept a buyout(受け入れる)、take a buyout(応じる)と言う。Nikkei Asia は voluntary を省いて buyouts だけで書き、The Hindu は voluntary exit packages(自主退職の条件一式)と言い換えた。
layoff・買収と取り違えない
layoff は会社の側が決める人員削減(解雇)で、辞めるかどうかを社員が選べない。voluntary buyout は社員が選べる点が違う。また、記事に leveraged buyout や management buyout が出てきたら、それは会社の買収の話。buyout だけでは分からないので、前後に employees(社員)や staff があるかを見て判断しよう。