WHY NOW
いま話題になっている理由
スペインのサンチェス首相は10月5日(現地時間)、議会を解散して11月29日に総選挙を行うと発表した。住宅問題への対策として政府が出した政令を、議会の下院が否決したことを受けたもの。少数与党の政権で、法案を通すのが難しい状態が続いていた。英字ニュースの見出しには calls snap election が並んだ。snap election は「予定より早く、急に行う選挙」のこと。
snap は「急に、とっさに」
snap はもともと「パチンと鳴る、ポキッと折れる」という語で、そこから「とっさの、急な」という意味でも使う。snap election は、任期満了を待たずに急に決まる選挙のこと。日本の「解散総選挙」にあたる場面で英字ニュースによく出る。snap decision(とっさの決断)や snap poll(急に行う世論調査、または急な選挙)も同じ snap だ。
動詞は call を使う
選挙を行うと決めて発表することは call an election と言い、見出しでは Sanchez calls snap election のように書く。「選挙を呼ぶ」ではなく「選挙を実施すると宣言する」の意味。今回の見出しには announces early election もあった。early election は「前倒しの選挙」で、snap election とほぼ同じ意味で使われる。
一緒に出てくる語
今回の記事には、housing crisis(住宅危機、住宅難)、minority government(少数与党政権)、decree(政令、法令)が並んだ。政府の案が議会で否決されることは be voted down や be rejected と書く。選挙の結果、どの党も過半数に届かないときは hung parliament(過半数を持つ党が無い議会)という言い方も出てくる。