
カノン
パッヘルベル・c. 1680–1706
同じ8つの音が28回!なのに聴くたび胸がいっぱいになる曲。
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Piano · Op. 18 · 1838–1839
ロベルト・シューマン(1810–1856)
唐草もようのように、くるくるとからまる、軽やかでやさしい調べ。Light, gentle music that curls and twists like a vine pattern.
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Mikhail Pletnev plays Schumann Arabeske - 2021
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Arabeske in C Major, Op. 18
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SCHUMANN Arabeske in C major op. 18 | Yeol Eum Son (손열음 | 슈만 아라베스크)
손열음 YEOL EUM SON(YouTube) YouTube で開く ↗

ホー!ドビュッシーにも「アラベスク」があるけど、こちらは約50年も前のシューマン版だよ。
「アラベスク」は、シューマンが1838年から1839年にかけて、ウィーンに滞在していたころに書いたピアノ曲です。「アラベスク」とは、イスラムの美術などに見られる、つるや草がからみ合ったような装飾もようのこと。その名のとおり、ハ長調の軽やかなメロディーが、くるくると模様をえがくように流れていきます。Arabeske is a piano piece Schumann wrote in 1838–39, while he was staying in Vienna. An 'arabesque' is a decorative pattern of curling, twisting lines, like vines and leaves, often seen in Islamic art. True to its name, a light melody in C major flows along as if drawing such patterns.
曲は、明るい主題が何度ももどってくる「ロンド」の形でできていて、間に少しかげりのある短調の部分が2回はさまります。最後には「終わりに」と書かれた、ゆっくりした結びの部分があり、夢から覚めるように、しみじみと曲を閉じます。このころシューマンは、クララとの結婚をクララの父に反対され、はなればなれで苦しい日々を送っていました。The piece is built as a rondo: the bright main theme keeps returning, with two shadowy episodes in minor keys in between. At the end comes a slow closing section marked 'Zum Schluss' ('At the end'), which brings the piece to a gentle, thoughtful close, like waking from a dream. At this time, Schumann was going through hard days, separated from Clara because her father opposed their marriage.
1839年にウィーンで出版され、マクセンに住むセレ夫人にささげられました。セレ夫妻は、シューマンとクララを温かく応援した人たちだったと言われています。シューマン本人は手紙で、この曲を「かよわくて、ご婦人向き」と少し控えめに書いていますが、今ではシューマンのピアノ曲の中でもとくに親しまれている1曲です。It was published in Vienna in 1839 and dedicated to Friederike Serre of Maxen. The Serres are said to have warmly supported Schumann and Clara. In a letter, Schumann modestly described the piece as 'frail and for the ladies', but today it is one of his best-loved piano works.
An arabesque is a pretty pattern of lines, like leaves on a vine. This piano music turns and turns like that pattern. It is light and sweet. At the end, it becomes slow and quiet. Schumann wrote it when he missed Clara very much.アラベスクとは、つるについた葉のような、きれいな線のもようです。このピアノ曲は、そのもようのように、くるくる回ります。軽くて、かわいらしい音楽です。最後はゆっくり、静かになります。シューマンは、クララにとても会いたかったころに、この曲を書きました。
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1839年8月、シューマンは友人への手紙で、この「アラベスク」と、すぐあとの「花の曲」作品19について、「かよわくて、ご婦人向き」と書いています。大作を書きたい気持ちの強かったシューマンらしい、ちょっと控えめな言い方です。2曲とも同じセレ夫人にささげられました。
In a letter to a friend in August 1839, Schumann described this Arabeske and the Blumenstück, Op. 19, as 'frail and for the ladies'. It was a modest remark from a composer who longed to write big works. Both pieces were dedicated to the same lady, Friederike Serre.
この曲を書いたウィーン滞在中、シューマンはシューベルトの兄フェルディナントを訪ね、シューベルトの大きな交響曲(「グレート」)の楽譜を見せてもらいました。それまで広く知られていなかったこの曲は、シューマンの働きかけで、1839年にライプツィヒでメンデルスゾーンの指揮により演奏されます。
While in Vienna, Schumann visited Ferdinand Schubert, the brother of Franz Schubert, who showed him the score of Schubert's 'Great' C major Symphony. The work was still little known. Thanks to Schumann, it was performed in Leipzig in 1839, conducted by Mendelssohn.
「アラベスク」と聞くと、ドビュッシーの「2つのアラベスク」を思いうかべる人も多いでしょう。ドビュッシーの作品は1880年代の終わりごろのもの。シューマンは、それより約50年も前に、同じ名前のピアノ曲を書いていたのです。
When people hear 'arabesque', many think of Debussy's Two Arabesques from the late 1880s. Schumann wrote a piano piece with the same name about fifty years earlier.
曲の最後の「終わりに」の部分は、それまでのメロディーとは別の、新しいゆっくりした音楽です。くるくる回る模様の楽しさのあとに、ふと立ち止まって胸の中を見つめるような時間がおとずれます。この結びがあるからこそ、短い曲が深い余韻を残すのです。
The final 'Zum Schluss' section is new, slow music, different from what came before. After the fun of the swirling patterns, it feels like stopping for a moment to look into your own heart. This ending gives the short piece a deep, lingering glow.
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