
カノン
パッヘルベル・c. 1680–1706
同じ8つの音が28回!なのに聴くたび胸がいっぱいになる曲。
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Piano · M. 61 · 1911
モーリス・ラヴェル(1875–1937)
作曲者名をかくした演奏会で、みんなが作曲者当てをまちがえた曲。Played with the composer's name hidden, it fooled many listeners.
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Ravel: Valses nobles et sentimentales ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Nicholas Collon
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Ravel: Valses nobles et sentimentales, M. 61: III. Modéré
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Valses nobles et sentimentales, M. 61
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ホー!題名はシューベルトのワルツ集から借りたんだ。ラヴェルからシューベルトへのあいさつだね。
「高雅で感傷的なワルツ」は、ラヴェルが1911年に書いた、8つのワルツからなるピアノ曲集です。題名は、シューベルトの「高雅なワルツ」と「感傷的なワルツ」という2つの曲集から借りたもの。ウィーン風のワルツの優雅さに、ピリッとした新しい和音をまぜた、大人の味わいのワルツです。Valses nobles et sentimentales is a set of eight waltzes for piano that Ravel wrote in 1911. The title is borrowed from two sets by Schubert, Valses nobles and Valses sentimentales. These waltzes mix Viennese elegance with sharp, new harmonies, giving them a grown-up flavor.
楽譜の最初には、作家アンリ・ド・レニエの「無用な仕事の、甘美で、つねに新しい楽しみ」という言葉が書かれています。役に立つかどうかより、美しいものを作ること自体が楽しい――ラヴェルらしい考え方です。1曲目は大胆な和音でにぎやかに始まり、最後の「エピローグ」では、それまでのワルツのかけらが夢のように浮かんでは消えていきます。At the top of the score is a line by the writer Henri de Régnier: 'the delightful and ever-new pleasure of a useless occupation.' Making something beautiful is a joy in itself, useful or not. That is very Ravel. The first waltz bursts in with bold chords, and in the final Epilogue, bits of the earlier waltzes float up and fade away like a dream.
1911年の初演は、作曲者の名前をふせて曲だけを聴かせ、だれの曲かを当てさせるという変わった演奏会でした。ピアノは、この曲をささげられたルイ・オベール。翌1912年、ラヴェルはオーケストラ版を作り、自分で台本を書いたバレエ「アデライード、または花言葉」として上演しました。The 1911 premiere took place at an unusual concert where the composers' names were kept secret, and listeners had to guess who wrote each piece. The pianist was Louis Aubert, to whom the work is dedicated. In 1912, Ravel orchestrated it and presented it as a ballet, Adélaïde, or the Language of Flowers, with a story he wrote himself.
This piece is a set of eight piano waltzes. At the first concert, nobody was told who wrote it. People had to guess. Many people guessed wrong! Some even booed the music. Later, it became a ballet about flowers.この曲は、ピアノのワルツ8曲を集めたものです。最初の演奏会では、だれが書いたのかを教えてもらえませんでした。みんな作曲者を当てなければなりませんでした。たくさんの人がまちがえました!ブーイングをした人までいました。のちに、この曲は花のバレエになりました。
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初演の会では、聴いた人が作曲者を予想して投票しました。サティ、コダーイ、ダンディなど、いろいろな名前があがり、ラヴェルと当てた人は、ほんのわずかな差で多かっただけでした。ブーイングややじも出たと言われています。名前がないと、名曲でも正しく評価されないことがあるのです。
At the premiere, listeners voted on who they thought the composer was. Names like Satie, Kodály and d'Indy came up, and only a tiny majority guessed Ravel. It is said that there was booing too. Without a famous name, even a great piece can be misjudged!
初演したルイ・オベールは、のちに作曲家になった人です。じつは子どものころ、1888年のフォーレ「レクイエム」の初演で、少年ソプラノとしてソロを歌っていました。フランス音楽の名曲の誕生に、2度も立ち会った人なのです。
Louis Aubert, who premiered these waltzes, later became a composer. As a boy, he sang the treble solo at the 1888 premiere of Fauré's Requiem. He was there at the birth of two great works of French music!
バレエ版「アデライード、または花言葉」は、パリのサロンを舞台に、花をやりとりして恋の気持ちを伝え合う物語です。台本はラヴェル自身が書きました。8つのワルツが、花に思いをたくした恋のかけひきの音楽に生まれ変わったのです。
The ballet version, Adélaïde, or the Language of Flowers, takes place in a Paris salon, where lovers send messages with flowers. Ravel wrote the story himself. The eight waltzes were reborn as music for a game of love told with flowers.
ラヴェルは1906年ごろから、ウィーンのワルツをたたえる大きな曲を考えていました。この曲集は、その道のりの途中で生まれたワルツとも言えます。そのアイデアは、のちに大作「ラ・ヴァルス」(1920年)として完成します。ラヴェルは、ワルツにとりつかれた作曲家だったのです。
From around 1906, Ravel had been planning a big piece in honor of the Viennese waltz. These waltzes can be seen as a step along that road. The idea was finally completed in 1920 as La Valse. Ravel was a composer who couldn't stop thinking about waltzes!
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