King Midas and the Golden Touch(ミダス王と金の手)の挿絵
Level 1 Beginner神話と伝説

King Midas and the Golden Touch

ミダス王と金の手

  • 📖 369 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:13
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ金が大好きなミダス王。神さまに「さわる物がすべて金になりますように」とお願いすると、その願いがかないました。王は大よろこびしますが……。

ギリシャ神話

キーワード(6語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • gold金
  • touchさわる;さわること
  • wish願い;願う
  • roseバラ
  • hugだきしめる
  • river川
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Fenrir)

Long ago, there was a king named Midas. He had a big palace and a little daughter. But King Midas loved one thing most of all. He loved gold.

むかしむかし、ミダスという王さまがいました。王さまには大きなお城と、小さな娘がいました。でもミダス王には、何よりも好きなものが一つありました。王さまは金が大好きだったのです。

Every day, he counted his gold coins. "I want more," he said. "I want more gold!"

毎日、王さまは金貨を数えました。「もっとほしい」と、王さまは言いました。「もっと金がほしい!」

One day, a god came to the palace. "You were kind to my old friend," said the god. "I will give you one wish."

ある日、一人の神さまがお城にやって来ました。「おまえは、わたしの年老いた友だちに親切にしてくれた」と、神さまは言いました。「願いを一つかなえてやろう」

King Midas did not stop to think. "Please make everything I touch turn into gold!"

ミダス王は、よく考えもしませんでした。「どうか、わたしがさわるものが、何でも金になるようにしてください!」

"Are you sure?" asked the god.

「本当にそれでいいのか?」と、神さまはたずねました。

"Yes, yes!" said the king.

「はい、はい!」と、王さまは答えました。

"Then it is yours," said the god, and he went away.

「では、そうしてやろう」と神さまは言って、去っていきました。

King Midas touched a stone. It turned into gold! He touched a chair. It turned into gold, too! He ran into the garden and touched a red rose. "I am the happiest king in the world!" he cried.

ミダス王は石にさわりました。石は金になりました!いすにさわりました。いすも金になりました!王さまは庭へかけ出して、赤いバラにさわりました。「わたしは世界一幸せな王さまだ!」と、王さまはさけびました。

Soon, the king was hungry. He took some bread, but it turned into gold. He took a cup of water. The water turned into gold, too. He could not eat or drink.

まもなく、王さまはおなかがすいてきました。パンを手に取りましたが、パンは金になってしまいました。水の入ったコップを手に取りました。水も金になってしまいました。王さまは、食べることも飲むこともできませんでした。

"Oh no," said King Midas. He was not happy now.

「ああ、どうしよう」と、ミダス王は言いました。もう、ちっとも幸せではありませんでした。

Then his little daughter ran into the room. "Father, why are you sad?" she said. She ran to him and gave him a big hug.

そのとき、小さな娘が部屋に駆けこんできました。「お父さま、どうして悲しそうなの?」娘は王さまに駆け寄って、ぎゅっと抱きつきました。

At that moment, she stopped. She did not move. She did not speak. She was gold, from her hair to her little feet.

そのとたん、娘は止まってしまいました。動きもせず、話しもしませんでした。娘は髪の毛から小さな足の先まで、金になってしまったのです。

"No! No!" cried the king. "My girl! My dear girl!" Big tears ran down his face. "I don't want gold. I want my daughter!"

「いやだ!いやだ!」と、王さまはさけびました。「わたしの娘!かわいい娘よ!」大つぶの涙が、王さまのほおを流れ落ちました。「金なんかいらない。娘を返してほしい!」

The god came back. "Do you still love gold, King Midas?" he asked.

神さまがもどってきました。「ミダス王よ、まだ金が好きか?」と、神さまはたずねました。

"No," said the king. "Please take my golden touch away."

「いいえ」と、王さまは答えました。「どうか、さわったものが金になる力を、なくしてください」

"Go to the river," said the god. "Wash in the water. Then bring some water home."

「川へ行きなさい」と、神さまは言いました。「川の水で体を洗いなさい。それから、水を少し家に持って帰りなさい」

The king ran to the river and jumped into the cold water. Then he took some water home. He put it on his daughter.

王さまは川へ走っていき、冷たい水の中に飛びこみました。それから、水を少し家に持って帰りました。王さまはその水を娘にかけました。

His daughter opened her eyes. "Father, why am I wet?" she asked. The king laughed and cried and gave her a long hug.

娘は目を開けました。「お父さま、どうしてわたし、ぬれているの?」と、娘はたずねました。王さまは笑ったり泣いたりしながら、娘を長いあいだだきしめました。

After that, King Midas did not count his gold. He played in the garden with his daughter every day. He was happier than ever before.

それからというもの、ミダス王は金を数えなくなりました。毎日、娘と庭で遊びました。王さまは、それまでのどんなときよりも幸せでした。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

むかしむかし、ミダスという王さまがいました。王さまには大きなお城と、小さな娘がいました。でもミダス王には、何よりも好きなものが一つありました。王さまは金が大好きだったのです。

毎日、王さまは金貨を数えました。「もっとほしい」と、王さまは言いました。「もっと金がほしい!」

ある日、一人の神さまがお城にやって来ました。「おまえは、わたしの年老いた友だちに親切にしてくれた」と、神さまは言いました。「願いを一つかなえてやろう」

ミダス王は、よく考えもしませんでした。「どうか、わたしがさわるものが、何でも金になるようにしてください!」

「本当にそれでいいのか?」と、神さまはたずねました。

「はい、はい!」と、王さまは答えました。

「では、そうしてやろう」と神さまは言って、去っていきました。

ミダス王は石にさわりました。石は金になりました!いすにさわりました。いすも金になりました!王さまは庭へかけ出して、赤いバラにさわりました。「わたしは世界一幸せな王さまだ!」と、王さまはさけびました。

まもなく、王さまはおなかがすいてきました。パンを手に取りましたが、パンは金になってしまいました。水の入ったコップを手に取りました。水も金になってしまいました。王さまは、食べることも飲むこともできませんでした。

「ああ、どうしよう」と、ミダス王は言いました。もう、ちっとも幸せではありませんでした。

そのとき、小さな娘が部屋に駆けこんできました。「お父さま、どうして悲しそうなの?」娘は王さまに駆け寄って、ぎゅっと抱きつきました。

そのとたん、娘は止まってしまいました。動きもせず、話しもしませんでした。娘は髪の毛から小さな足の先まで、金になってしまったのです。

「いやだ!いやだ!」と、王さまはさけびました。「わたしの娘!かわいい娘よ!」大つぶの涙が、王さまのほおを流れ落ちました。「金なんかいらない。娘を返してほしい!」

神さまがもどってきました。「ミダス王よ、まだ金が好きか?」と、神さまはたずねました。

「いいえ」と、王さまは答えました。「どうか、さわったものが金になる力を、なくしてください」

「川へ行きなさい」と、神さまは言いました。「川の水で体を洗いなさい。それから、水を少し家に持って帰りなさい」

王さまは川へ走っていき、冷たい水の中に飛びこみました。それから、水を少し家に持って帰りました。王さまはその水を娘にかけました。

娘は目を開けました。「お父さま、どうしてわたし、ぬれているの?」と、娘はたずねました。王さまは笑ったり泣いたりしながら、娘を長いあいだだきしめました。

それからというもの、ミダス王は金を数えなくなりました。毎日、娘と庭で遊びました。王さまは、それまでのどんなときよりも幸せでした。

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このお話の教訓 Moral

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There are many things more important than gold.

金よりも大切なものがたくさんある。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did King Midas love most at the start?

Q2. Why could the king not eat his food?

Q3. What did the king do to lose his golden touch?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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