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MOON WORDS · TOTAL LUNAR ECLIPSE

皆既月食とは?

読み方:かいきげっしょく 英語:Total Lunar Eclipse

30秒でわかる!ひとことで言うと

皆既月食は、太陽・地球・月がこの順に一直線にならび、月全体が地球の濃い影(本影)の中に入る現象です。満月の夜にだけ起こります。月はまっ暗にはならず、赤銅色に見えます。月が見えている場所なら日本中どこでも同じように見られ、目で直接見ても安全です。

次の皆既月食はいつ?日本で見られる2029年1月1日(月)(部分食 0:08〜3:35/皆既 1:16〜2:27・日本で全部見られます)一覧を見る ↓

皆既月食中の赤い月(2022年11月)
皆既月食中の月(2022年11月8日、アメリカ) 画像:NASA/Joel Kowsky
太陽地球皆既月食部分月食半影月食本影半影太陽・地球・月が一直線にならぶ満月の夜に起こる
地球の濃い影(本影)とうすい影(半影)。月がどこを通るかで、月食の種類が決まります。

地球の影には2種類ある

太陽の光を地球がさえぎると、月の通り道に影ができます。太陽の光がまったく届かない濃い影を本影(ほんえい)、太陽の一部だけがかくれたうすい影を半影(はんえい)といいます。月の距離では、本影の直径は月の約2.7倍もあります。

月がこの本影にすっぽり入るのが皆既月食、一部だけ入るのが部分月食、半影にしか入らないのが半影月食です。

皆既月食の流れ

  1. 半影食:月がうすい影に入る。ほとんど気づかないくらい
  2. 部分食の始まり:月の左側(東側)から黒くかけ始める
  3. 皆既の始まり:月全体が本影に入り、赤銅色に
  4. 食の最大:いちばん深く影に入る
  5. 皆既の終わり:反対側から光がもどり始める
  6. 部分食の終わり:まるい満月にもどる

欠け始めから終わりまでは3時間ほど、皆既の時間は長いときで1時間40分ほど続きます。

満月のたびに起きないのはなぜ?

月の通り道は、地球が太陽のまわりを回る面に対して約5度かたむいています。そのため、満月のときでも、ふつうは月が地球の影の少し上か下を通りすぎてしまいます。満月が、2つの道が交わるあたりで起きたときだけ月食になります。月食は世界全体で1年に0〜3回ほどです。

地球の夜の側なら、どこでも同じ

日食は見られる場所がせまい帯に限られますが、月食は、そのとき月が出ている場所(地球の夜の側)なら、どこでも同じ時刻に同じように見えます。日本で見られるかどうかは、そのとき日本が夜で、月が地平線の上にあるかどうかで決まります。下の表では、東京で月が見えるかどうかを計算しています。

名前の由来と歴史

「皆既」の「皆」は「みな・すべて」、「既」は「つきる」という意味で、月がすべて欠けることを表します。月食は「月蝕」とも書き、むかしは月が虫に食べられるように見えたことから「蝕」の字が使われました。月食の影のふちがまるいことから、古代ギリシャのアリストテレスは「地球はまるい」と考えました。

英語では?

  • total lunar eclipse皆既月食
  • totality皆既(の時間)
  • umbra / penumbra本影/半影

A total lunar eclipse happens only at full moon.皆既月食は満月のときにだけ起こります。

Totality will last about one hour.皆既は約1時間続きます。

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次の皆既月食はいつ?日本で見られる?(2026〜2035年)

日付時刻(日本時間)日本で見える?
2026年3月3日(火)部分食 18:51〜22:16/皆既 20:05〜21:03
食分 1.15
日本で全部見られる
2029年1月1日(月)部分食 0:08〜3:35/皆既 1:16〜2:27
食分 1.25
日本で全部見られる
2029年6月26日(火)部分食 10:33〜14:12/皆既 11:32〜13:13
食分 1.85
日本からは見えない
2029年12月21日(金)部分食 5:56〜9:27/皆既 7:15〜8:08
食分 1.11
日本で一部見られる
2032年4月26日(月)部分食 22:28〜1:59/皆既 23:41〜0:46
食分 1.19
日本で全部見られる
2032年10月19日(火)部分食 2:25〜5:40/皆既 3:40〜4:26
食分 1.1
日本で全部見られる
2033年4月15日(金)部分食 2:26〜5:59/皆既 3:48〜4:36
食分 1.09
日本で一部見られる
2033年10月8日(土)部分食 18:14〜21:35/皆既 19:16〜20:34
食分 1.35
日本で全部見られる

「日本で見える?」は、東京で月が地平線の上にあるかどうかで計算しています。北海道や沖縄では、始まりや終わりの見え方が少しちがうことがあります。 時刻は日本時間で、このサイトが天文計算の式(Meeus『Astronomical Algorithms』)で求めた値です。数分ずれることがあります。正式な日時は国立天文台 暦計算室で確認できます。日付をおすと、その月の月カレンダーが開きます。

観察のコツ

  • 月食は目で見ても安全。特別な道具はいりません。
  • 月が低い空にあるときに起こる月食もあります。南〜東の空がひらけた場所をえらぼう。
  • 30分ごとに同じ場所から写真をとると、欠けていくようすの記録になります。

よくある質問

次に日本で見られる皆既月食はいつですか?

2029年1月1日(月)(部分食 0:08〜3:35/皆既 1:16〜2:27・日本で全部見られます)です(日本時間・このサイトの計算)。

皆既月食は肉眼で見ても大丈夫ですか?

大丈夫です。月の光は弱いので、目で直接見ても安全です。

皆既月食はどのくらいの時間続きますか?

欠け始めから終わりまで約3時間、そのうち月全体が影に入る皆既は、長いときで1時間40分ほどです。

なぜ毎月の満月で月食が起きないのですか?

月の通り道が地球の通り道に対して約5度かたむいていて、ふつうは影の上か下を通りすぎるからです。

関連する用語

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参考にしたページ

名前の由来に諸説あるものは「〜といわれています」と書いています。写真は NASA のパブリックドメインの画像です。