WHY NOW
いま話題になっている理由
ヨルダン南部カラクの教会で現地時間10月23日、葬儀の最中に銃撃があり、当局によると7人が死亡した。英字ニュースの見出しには gunmen open fire at church が並んだ。open fire は「発砲する、撃ち始める」。銃撃事件や紛争の記事に毎日のように出る言い方なので、前置詞の使い分けや、よく似た fire の表現とあわせて押さえておこう。
fire は射撃、open は始める
open fire の fire は「火」ではなく「射撃、砲火」という名詞。open は open talks(協議を始める)と同じ「始める」の意味で、合わせて「射撃を始める」=「発砲する」になる。決まった言い方なので、open a fire のように冠詞をつけない。過去の出来事でも見出しでは現在形の open fire を使い、記事の本文では opened fire の形で出ることが多い。
on は相手、at は場所
撃つ相手を言うときは open fire on ~ がふつうで、open fire on protesters(抗議する人たちに向けて発砲する)のように使う。今回の見出しの open fire at church は、どこで撃ったかという場所を示している。at のあとに人が来て「~を狙って撃つ」の意味になることもあるので、後ろが人か場所かで読み分けよう。撃った人を表す gunman(複数形 gunmen)は「銃を持った襲撃者」のこと。
an open fire は「たき火」
冠詞がついた an open fire は名詞で、「(屋外の)たき火」や「暖炉の火」のこと。cook over an open fire は「直火で料理する」で、発砲とは関係がない。また、同じ日の見出しには fire at Hitler's Eagle's Nest retreat(ヒトラーの山荘の火事)もあり、こちらの fire は「火事」。fire が射撃か火事かは、前後の語で見分ける。