WHY NOW
いま話題になっている理由
米軍も使う英国のフェアフォード空軍基地の近くで起きた事件で、英国の警察は現地時間10月20日、以前に逮捕して保釈していた男2人を、イランの情報機関を助けた疑いで改めて逮捕した。The New York Times、Al Jazeera、CBS News など各紙の見出しにそろって出たのが rearrest(再逮捕する)。日本語の「再逮捕」とは使われる場面が少しずれるので、この機会におさえておこう。
re+arrest でできた語
rearrest は、「もう一度」を表す接頭辞 re- に arrest(逮捕する)がついた語。reopen(再開する)や reelect(再選する)と同じ作りだ。つづりは rearrest と re-arrest の両方が使われ、今回も Al Jazeera は見出しで rearrest、記事のURLでは re-arrest と書いている。動詞としても名詞としても使え、名詞なら a rearrest(再逮捕)となる。
見出しでの言い方
今回の見出しでは、何の疑いかを on suspicion of ~(~の疑いで)で続ける形が目立った。Al Jazeera は on suspicion of assisting Iran's intelligence(イランの情報機関を助けた疑いで)、South China Morning Post は on suspicion of aiding Iran と書いた。CBS News は受け身で 2 men rearrested for alleged spying とし、alleged(疑いのある)で「まだ確定していない」ことを示している。
日本語の「再逮捕」とのずれ
日本のニュースの「再逮捕」は、逮捕されて身柄を拘束されている人を、別の容疑で改めて逮捕する場面で使われることが多い。英国では、逮捕した人を起訴する前に保釈し、捜査を続けることがよくある。そのため、保釈中の人を新しい疑いで改めて逮捕する場面で rearrest が使われやすい。どちらも、まだ有罪が決まったわけではない点は同じだ。