Easter / Pascha(パスハ)
イースター(復活祭)の由来と歴史、英語で楽しむイースター(復活祭)
日付は月が決め、卵はウサギが運び、ノルウェーでは推理小説が売れる。キリスト教でいちばん大切な祭りは、世界でいちばん「なぜ?」が多い祭りでもある。
⚠️Good to Know知らないと恥ずかしい!イースターの海外の常識
イースターは「春分のあとの最初の満月の次の日曜日」。だから毎年3月下旬から4月下旬の間で日付が変わります。
イギリス(イングランドなど)やドイツでは、前の金曜日(Good Friday)と次の月曜日(Easter Monday)が祝日で、4連休になります。アメリカでは国の祝日ではありません。
子どもたちには、イースター・バニーが色をぬった卵やお菓子を隠していく、と伝えられています。卵は「新しい命」、ウサギは「たくさん子どもを産む」ことのシンボルです。
イースター前の金曜日(Good Friday)は、キリストが十字架にかけられた日。キリスト教徒にとっては静かに過ごす日なので、お祝いの言葉は控えるのが無難です。
日本ではクリスマスのほうが有名ですが、キリスト教ではキリストの復活を祝うイースターがいちばん大切な祝日とされています。
📅When is it?イースター(復活祭)はいつ? 2026〜2030年の日付
| 2026 | 2026年4月5日(日) | Sun, April 5, 2026 | |
|---|---|---|---|
| 2027 | 2027年3月28日(日) | Sun, March 28, 2027 | |
| 2028 | 2028年4月16日(日) | Sun, April 16, 2028 | |
| 2029 | 2029年4月1日(日) | Sun, April 1, 2029 | |
| 2030 | 2030年4月21日(日) | Sun, April 21, 2030 |
アメリカ式は「月/日/年」、
イギリス式は「日/月/年」。同じ数字でも日付が変わるので注意! 日付の英語の書き方 →
📌Key Pointsイースター(復活祭)がまるわかり:7つのポイント
キリスト教の聖書によると、紀元30年ごろの春、エルサレムでイエス・キリストが十字架にかけられて死にました。それは金曜日のことでした。遺体は岩をくりぬいた墓に納められ、入り口は大きな石でふさがれます。ところが3日目の日曜日の朝、女性たちが墓へ行くと、石…
続きを読む →2イースターの歴史:日付をめぐる1700年の議論イースターについて書かれた現存する最も古い記録は、2世紀半ばの説教です。つまり少なくとも1800年以上の歴史があります。ところが初期のキリスト教徒は、いつ祝うかでもめていました。ユダヤ教の暦の日付どおりに祝う人々と、必ず日曜日に祝う人々がいたのです。
続きを読む →3「Easter」という名前の意味:「東」と「夜明け」の言葉世界の多くの言語では、イースターの名前はヘブライ語の「ペサハ(過越祭)」から来ています。ギリシャ語やラテン語の Pascha(パスハ)、フランス語の Pâques、スペイン語の Pascua。日本の正教会も、復活大祭を「パスハ」と呼びます。
続きを読む →4イースターエッグとイースターバニーの由来:確かな話と俗説イースターの絵には、必ずといっていいほど色とりどりの卵とウサギが出てきます。でも聖書には、卵もウサギも出てきません。では、どこから来たのでしょう。卵について、確かめられること。中世のヨーロッパでは、四旬節のあいだ卵を食べることが禁じられていました。そ…
続きを読む →5海外のイースターの過ごし方:卵探しから、花火の荷車までイースターの1週間前の日曜日は「棕櫚(しゅろ)の主日」。イエスがエルサレムに入ったとき人々がヤシの枝で迎えた場面を思い出し、教会で枝を配ります。木曜日は最後の晩餐を記念する日、金曜日は十字架の死を思う聖金曜日(Good Friday)。土曜日の夜から…
続きを読む →6日本のイースター:実は1564年に長崎で祝われていた日本でイースターといえば、ここ十数年の新しいイベントという印象があるかもしれません。でも、日本のイースターの歴史は戦国時代にさかのぼります。宣教師ルイス・フロイスの記録によると、1564年、長崎県平戸の度島(たくしま)で復活祭が行われました。キリシタ…
続きを読む →7よくある誤解とホント:イースターは女神イシュタルの祭り?誤解1:Easter という名前は、メソポタミアの女神イシュタル(Ishtar)から来ている。 違います。この説は1853年にイギリスで出版された本が言い出したもので、2000年代にはインターネットの画像つき投稿で広まりました。発音が似ているだけで…
続きを読む →
🌍Around the World海外のイースター:国別比べ
💡Fun Factsイースター(復活祭)の豆知識
西方教会のイースターは3月22日〜4月25日のあいだ。いちばん早い3月22日になったのは1818年で、次は2285年です。
2027年は、西方教会のイースターが3月28日、正教会が5月2日。同じイースターなのに5週間もずれます。
ある古物商が2000年代はじめ、金細工の卵を溶かす材料として約1万3000ドルで買いました。のちにネットで調べると、行方不明だったロシア皇帝のファベルジェの卵で、価値は約3300万ドルでした。
ロシア皇帝のために作られたファベルジェの卵は50個。そのうち6個はいまも行方不明です。
⭐Must-See Linksイースター(復活祭)のおすすめリンク特集
イースターの翌日の月曜、ホワイトハウスの芝生で子どもたちがスプーンで卵を転がして競走します。1878年、門の前で「遊ばせて」と頼んだ子どもたちを、ヘイズ大統領が中に入れたのが始まりとされます。1981年からは記念の木の卵がおみやげに。チケットは無料の抽選で、戦争で中止された年の話も載っています。
開く ↗🏺 博物館・資料 ・ EnglishPysanka, Ukrainian tradition and art of decorating eggs(ユネスコ無形文化遺産:ピサンカ)ウクライナのイースターエッグ「ピサンカ」は、ろうで模様を描いては染め、また描いては染めて仕上げます。名前は「書く」という言葉から。2024年にユネスコ無形文化遺産になりました。キリスト教より古い習慣が、のちにイースターと結びついたこと、誕生や結婚の贈り物にもすることがわかります。写真や動画も見られます。
開く ↗🏛️ 公式 ・ EnglishRoyal Maundy Service(イギリス王室公式:洗足木曜日の礼拝)イースター直前の木曜日、イギリスの国王は地域のお年寄りに特別な硬貨「マウンディ・マネー」を配ります。配る人数は国王の年齢と同じで、2023年は男女74人ずつでした。最後の晩餐でイエスが弟子の足を洗った話にちなむ行事。硬貨の形は1670年からほぼ変わらないそうです。王室の古い伝統を英語で読めます。
開く ↗🖨️Worksheetsイースター(復活祭)の英語ワークシート(無料・PDF/Word・解答つき)
① 「中身を見る・印刷」で全ページを確認 → ② そのページ上の 🖨️ 印刷する でそのまま印刷できます。A4・無料。
❓FAQイースター(復活祭)のよくある質問
イースターはいつですか?
春分のあとの最初の満月の次の日曜日です。西方教会では2025年4月20日、2026年4月5日、2027年3月28日、2028年4月16日。正教会では2026年4月12日、2027年5月2日です。
なぜイースターは毎年日付が変わるのですか?
月の満ち欠けで決めるからです。「3月21日以降の最初の満月の次の日曜日」なので、3月22日から4月25日のあいだを動きます。ユダヤ教の過越祭の暦と結びついていることが理由です。
イースターは何を祝う日ですか?
十字架で死んだイエス・キリストが、3日目に復活したことを祝う日です。キリスト教でいちばん大切な祭りで、クリスマスより古くから祝われてきました。
なぜイースターに卵を飾るのですか?
中世のヨーロッパでは、イースター前の四旬節に卵を食べるのが禁じられていたので、たまった卵をイースターに色をつけて食べたのが始まりと考えられています。殻から命が生まれる卵は、復活のしるしにもなりました。
イースターバニーはどこから来たのですか?
17世紀のドイツです。「卵を運ぶウサギ」がドイツ南西部の本に初めて書かれ、18世紀にドイツ系移民がアメリカへ伝えました。女神エオストレの使いという説は、証拠のない俗説です。
西方教会と正教会でイースターの日がちがうのはなぜですか?
計算に使う暦がちがうからです。西方教会は1582年からのグレゴリオ暦、正教会は古いユリウス暦で春分や満月を数えます。そのため正教会のイースターは、同じ日か、1週・4週・5週遅れになります。
イースターは日本の祝日ですか?
祝日ではありません。日本ではキリスト教会の礼拝のほか、テーマパークやお店のイベントとして知られるようになりました。
イースターは英語で何と言いますか?
Easter です。あいさつは Happy Easter!。イースターの前の金曜日は Good Friday、翌日の月曜日は Easter Monday と言います。
Easter
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