
Easter
海外のイースター:国別比べ
11の国と地域で、イースター(復活祭)はこんなに違う。日本語とやさしい英語で。
🌍Around the World海外のイースター:国別比べ
各国の様子を日本語で。「English」を押すと、同じ内容のやさしい英語が開きます。
日曜の朝にエッグハント。翌日はホワイトハウスで、子どもがスプーンで卵を転がす「エッグ・ロール」(1878年から)。
English
At the White House, children push eggs across the grass with long spoons.
聖金曜日にホット・クロス・バンを食べる。聖金曜日とイースター・マンデーが祝日で4連休(スコットランドは月曜が祝日ではない)。
English
British people eat hot cross buns on Good Friday. Many people get four days off.
イースターバニーのふるさと。17世紀の本に「卵を運ぶウサギ」が初めて登場した。聖金曜日と翌月曜日が祝日。
English
The Easter Bunny story started in Germany more than 300 years ago.
正教会の国。真夜中の礼拝でろうそくの火を分け合い、赤い卵をぶつけ合う。食事はスープのマギリツァと子羊。
English
Greek families dye eggs red. They hit the eggs together, and the strongest egg wins.
フィレンツェで花火をつんだ山車を鳩の形の仕掛けで点火する「スコッピオ・デル・カッロ」。鳩の形のパン「コロンバ」も。
English
In Florence, a fake dove flies through the church and starts fireworks on an old cart.
翌日の月曜日は「シミグス・ディングス」。水をかけ合う日で、町じゅうが水かけ合戦に。
English
On Easter Monday, people in Poland throw water at each other.
イースター休みは推理小説の季節。「ポースケクリム」と呼ばれ、牛乳パックにまで推理クイズがのる。
English
In Norway, many people read crime stories during the Easter holiday.
子どもが魔女の仮装をして家々を回り、お菓子をもらう。魔女がほうきで山へ飛んでいくという言い伝えから。
English
In Sweden, children dress up as witches and visit their neighbors for candy.
ウサギは自然をあらす害獣なので、在来の小動物ビルビーのチョコレートが売られる。売り上げの一部は保護活動に。
English
In Australia, some people buy chocolate bilbies, not bunnies. Bilbies are small native animals.
正教会のイースター(パスハ)。西方教会より遅れることが多く、2027年は5月2日。教会で卵やパンを祝福してもらう。
English
In Russia, Easter often comes later. In 2027, it is on May 2.
祝日ではない。2010年に東京ディズニーランドがイースターのイベントを始め、春の商戦として少しずつ広がっている。
English
In Japan, Easter is not a holiday. But some theme parks have Easter events.
🗾日本のイースター:実は1564年に長崎で祝われていた
日本でイースターといえば、ここ十数年の新しいイベントという印象があるかもしれません。でも、日本のイースターの歴史は戦国時代にさかのぼります。
宣教師ルイス・フロイスの記録によると、1564年、長崎県平戸の度島(たくしま)で復活祭が行われました。キリシタンたちは最上等の着物を着て行列し、島の中を練り歩いたといいます。1581年3月21日には、キリシタン大名の高山右近が治めていた高槻(いまの大阪府)で復活祭が開かれ、近畿地方の信者が1万数千人も集まりました。その後、キリスト教は禁じられ、イースターは長いあいだ日本の表から消えます。
現代のイースターブームは2010年に始まりました。東京ディズニーランドがこの年から春のイベントとしてイースターを開き、2013年にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンも続きます。2015年ごろには、百貨店やお菓子メーカーが、バレンタイン、ハロウィン、クリスマスに続く「第4のイベント」としてイースターを売り出そうとしました。
それでも、ハロウィンほどは広まっていません。理由としてよく言われるのは、お花見や入学・卒業の季節と重なること、そして日付が毎年変わり、教派によってもちがうこと。「今年のイースターはいつ?」と聞かれて、すぐ答えられる人は少ないのです。
日本のキリスト教会では、もちろん毎年イースターの礼拝が行われます。東京・神田のニコライ堂などの正教会では、西方教会とはちがう日に「パスハ」を祝います。



