
パッヘルベルのジーグ
パッヘルベル・c. 1680–1706
あの「カノン」には、はずむ相棒がいた!知られざる後半戦。
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Piano · L. 66 · 1890–1891
クロード・ドビュッシー(1862–1918)
くすくす笑うようなトリル!第1番の「おてんばな妹」。Giggling trills! The playful little sister of Arabesque No. 1.
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ホー!楽譜の「スケルツァンド」は「ふざけて、冗談っぽく」という意味なんだよ。
「アラベスク第2番」は、若いドビュッシーが書いた『2つのアラベスク』の2曲目です。ゆったり流れる有名な第1番とはちがい、こちらは速く、軽く、はねるような曲。くるくる回るような音の動きや、くすくす笑うようなトリル(2つの音をすばやく交互に弾く飾り)が、楽しく走り回ります。Arabesque No. 2 is the second of the Two Arabesques, written by the young Debussy. Unlike the famous, gently flowing No. 1, this one is quick, light and bouncy. Swirling patterns and giggling trills, where two notes are played back and forth very fast, run around happily.
楽譜には「アレグレット・スケルツァンド」と書かれています。「やや速く、ふざけるように」という意味です。「アラベスク」とは、イスラム美術などに見られる、植物や幾何学的な線がからみ合う装飾もようのこと。ドビュッシーは、からみ合う曲線のような音の流れで、目に見えるもようを耳で楽しめる音楽にしました。The score is marked 'Allegretto scherzando,' meaning 'fairly fast and playfully.' An arabesque is a decorative pattern of curling plants or geometric lines, especially in Islamic art. Debussy turned this visual pattern into music you can enjoy with your ears, with lines of notes that curl and intertwine.
『2つのアラベスク』は1890年から1891年にかけて書かれ、1891年にパリのデュラン社から出版されました。ドビュッシーがまだ有名になる前の作品で、のちの「印象派」と呼ばれる作風よりも、明るくわかりやすいひびきです。第1番とセットで、今もピアノの発表会で大人気の曲です。The Two Arabesques were written in 1890–1891 and published by Durand in Paris in 1891. They come from before Debussy became famous, and they sound brighter and easier to follow than his later 'Impressionist' style. Together with No. 1, this piece is still a favorite at piano recitals.
This is a fast and happy piano piece. It sounds like someone laughing. Notes go around and around. It is the second of two Arabesques. The first one is slow, but this one is playful.これは速くて楽しいピアノ曲です。だれかが笑っているように聞こえます。音がくるくると回ります。2つのアラベスクの2曲目です。1曲目はゆったりしていますが、こちらはおちゃめです。
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第1番はゆったりと流れる、おだやかで夢見るような曲です。それに対して第2番は、速くて、はねて、いたずらっぽい曲。同じ「アラベスク」という題でも、静かな姉と元気な妹のように性格がまったくちがいます。2曲続けて弾くと、その対比がよくわかります。
No. 1 is calm, flowing and dreamy. No. 2 is quick, bouncy and mischievous. Even with the same title, they are as different as a quiet older sister and a lively younger one. Play them back to back and the contrast is clear.
「アラベスク」は、バレエのポーズの名前でもあります。片足で立ち、もう片方の足を後ろへまっすぐのばす、あの美しいポーズです。もようでも、踊りでも、音楽でも、「流れるような美しい曲線」というイメージが共通しています。
'Arabesque' is also the name of a ballet pose: standing on one leg with the other leg stretched straight out behind. Whether in patterns, dance or music, the shared image is a beautiful, flowing curve.
ピアノ曲の題名に「アラベスク」を使ったのは、ドビュッシーが初めてではありません。ドイツの作曲家シューマンも1839年に『アラベスク』という曲を書いています。ドビュッシーは、昔からある題名に、自分らしい新しいひびきを吹きこんだのです。
Debussy was not the first to use 'Arabesque' as a title for a piano piece. The German composer Schumann wrote an Arabeske in 1839. Debussy took an old title and breathed his own new sound into it.
1891年に出版されたころ、ドビュッシーはまだ20代で、のちのように広くは知られてはいませんでした。代表作『牧神の午後への前奏曲』が初演されるのは、その3年後の1894年です。今では世界中で弾かれるこの曲も、最初はひっそりと世に出た作品だったのです。
When it was published in 1891, Debussy was still in his twenties and not yet widely known. His breakthrough work, Prelude to the Afternoon of a Faun, would not be premiered until three years later, in 1894. This piece, now played all over the world, came into the world very quietly.
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