WHY NOW
いま話題になっている理由
東京電力は10月2日、福島第一原発2号機で、ロボットアームを原子炉格納容器の中に入れる作業を始めた。内部の様子を調べ、燃料デブリを試験的に取り出す準備を進めるためで、ロボットアームを使うのは今回が初めて。英字ニュースの見出しには fuel debris(燃料デブリ)が並んだ。廃炉のニュースで必ず出てくる語なので、使われ方を押さえておきたい。
debris は「がれき・破片」
debris は、壊れたものの破片やがれきを指す語。space debris(宇宙ごみ)、debris from the crash(墜落した機体の破片)のようにも使う。fuel debris は、事故で溶けた核燃料が周りの金属やコンクリートと混ざって固まったもの。日本語の「デブリ」はこの debris から来ている。発音は「デブリー」に近く、語末の s は読まない。
英字ニュースではこう出る
今回の見出しでは retrieve fuel debris(燃料デブリを取り出す)の形が使われた。remove(取り除く)や extract(抜き取る)もよく一緒に出る。nuclear fuel debris と nuclear をつけたり、melted fuel(溶けた燃料)と言い換えたりする記事も多い。見出しでは nuclear を nuke と縮めることもある。
一緒に覚えたい語
ロボットアームは英語で robot arm または robotic arm。原子炉を囲む容器は containment vessel(格納容器)。燃料デブリの取り出しは、原発を安全に片づける decommissioning(廃炉)の作業のうち、いちばん難しい部分とされる。trial removal(試験的な取り出し)という言い方も合わせて覚えておくと読みやすい。