まずはこの3つ
- 数字より先に、タイトル・軸・単位・凡例を見る
- %どうしの差は「ポイント」。割合と人数を混同しない
- 本文の sharply・slightly をグラフの傾きと対応させる
図表を読む6ステップ6
いきなり数字を見ない。枠組み→全体→細部の順に進む。
- 1タイトルで「何の図か」をつかむ何を・いつ・誰を対象に調べたか。Survey of 500 high school students(高校生500人の調査)のような対象と人数も確認。
- 2軸・単位・凡例を確認縦軸と横軸は何か、単位は % か人数か(thousands=千、millions=百万)、線や色はどの項目か。ここの読み違いが最大の失点源。
- 3全体の傾向を一言で「全体に増加」「AとBが逆転」「2020年に急落」のように形を言葉にする。細かい数字はその後。
- 4目立つ点に印最大・最小・交差・急な変化・横ばい。設問と本文の説明は、たいてい目立つ点に集まる。
- 5設問を読んで探す物を決める図表だけで解ける設問か、本文と合わせる設問かを見分ける。数字の計算が要るなら図表に書き込む。
- 6本文と照合する本文が図表のどの部分を説明しているかを特定し、増減の語と数字を1つずつ確かめる。
照合の8原則8
- 1割合と実数を区別する割合が下がっても、全体が増えれば人数は増えることがある。percentage・proportion(割合)か number(数)かを見る。
- 2単位の桁を確認するin thousands なら「3」は3,000。選択肢は単位を変えて書かれることがある。例)2.5 million=250万
- 3調査年と対象を確かめる図表の年と本文の年、調査対象(全国か一地域か、大人か学生か)がずれた選択肢は不正解。
- 4注(*)と出典を読む「複数回答」「推計値」「一部地域を除く」などの条件が、正誤の決め手になる。
- 5予測値は事実ではないprojected・forecast は予測、estimated は推計(見積もり)。どれも実測値ではない。グラフの点線や「2030年(予測)」を事実として書いた選択肢に注意。
- 6データと解釈を分ける図表が示すのは「何が起きたか」まで。「なぜか」は本文の筆者の解釈。図表だけで原因を決めつけた選択肢は不正解。
- 7倍数は計算で確かめるtwice・three times・half は必ず数字で計算する。15→30 は2倍、15→45 は3倍。目分量で選ばない。
- 8複数回答は合計が100%を超えうる「当てはまるものすべて」の調査では項目の合計が100%を超えることが多い。足して100%にならなくても誤りではない。
注意
%の差は「ポイント」:支持率が20%から30%になったら「10ポイント増加(increased by 10 percentage points)」で、もとの値から見れば「50%増加」。英語の選択肢はpercent と percentage points を使い分けてくる。どちらの意味かを数字で確かめる。
増減・推移の表現16
表現意味メモ
increase / rise / go up増えるrise は自動詞。raise(上げる)と区別
decrease / decline / fall / drop減るdecline は「衰退」の意味も
soar / surge / skyrocket急増するグラフが急な上向き
plunge / plummet急落するグラフが急な下向き
remain stable / stay the same横ばいだremain steady / flat も同じ
level off / plateau横ばいになる増減のあとで平らになる
fluctuate上下に変動するジグザグのグラフ
peak at 〜〜で最大になるreach a peak of 〜 も同じ
hit a low / bottom out底を打つ最小値。その後回復することが多い
recover / rebound回復する一度下がった後に戻る
double / triple2倍・3倍になる動詞として使う
halve / be cut in half半分になるhalve は語末が /v/(half は /f/)
increase by 10%10%増えるby=差(変化の量)
increase to 10%10%に増えるto=到達点(変化後の値)
a steady rise着実な増加形容詞+名詞の形でもよく出る
the trend reversed傾向が逆転した増加→減少などの転換点
比較・割合の表現14
表現意味メモ
account for 30%30%を占めるmake up / represent も同じ
the proportion of AAの割合percentage / share / rate も
the majority of大多数の・過半数の少数は a minority of
a quarter / a third4分の1/3分の1three quarters=4分の3
A outnumber(s) BAはBより数が多い比較級を使わない比較
twice as many A as BAはBの2倍の数量なら twice as much
exceed 〜〜を超えるsurpass も同じ
just over / just under〜をわずかに上回る/下回るapproximately=約
the second largest2番目に大きい序数+最上級
followed by B次にBが続く順位の説明の定番
compared with 〜〜と比べてin comparison with も同じ
A and B, respectivelyそれぞれA、B前に出た順に対応させる
the former / the latter前者/後者2つの項目を指し分ける
nearly half of半数近くのnearly=届かない側。超えていない
増減の程度:強→弱
本文の副詞とグラフの傾きを対応させる目安(見た目の傾きは軸の目盛りでも変わる)。程度のすり替えは定番のひっかけ。
| 程度 | 副詞 | グラフの形 |
|---|---|---|
| 急激 | dramatically / sharply / rapidly | 急な傾き(rapidly は速さ) |
| かなり | significantly / considerably / substantially | はっきり分かる傾き |
| ゆるやか | gradually / moderately | なだらかな傾き(steadily は「一定のペースで」) |
| わずか | slightly / marginally | ほぼ横ばいに近い |
紛らわしい数字の英語5
- rise by 5%5%分増える(差)vsrise to 5%5%まで増える(到達点)by は変化の量、to は変化後の値
- 10 percent10%(割合そのもの)vs10 percentage points10ポイント(割合どうしの差)20%→30% は10ポイント増、50%増
- the number of(数えられる物の)数vsthe amount of(数えられない物の)量number of people / amount of water
- nearly 50%50%近く(50未満)vsover 50%50%を超えるnearly・almost は届いていない
- an increase in sales売上の増加(何が)vsan increase of 5%5%の増加(どれだけ)in は増えた物、of は増えた量
練習用データ(架空の調査)
Daily smartphone use among high school students(%)。この表で確認テスト1〜3を解く。
| 1日の使用時間 | 2015 | 2025 |
|---|---|---|
| Less than 1 hour | 30 | 10 |
| 1–3 hours | 50 | 45 |
| More than 3 hours | 20 | 45 |
図表問題のありがちなミス4
- ✕数字から読み始める○タイトル・軸・単位・凡例から見る単位や凡例の読み違いは全問に響く
- ✕割合が減った=人数が減った○割合か実数かを確かめる全体が増えれば、割合が減っても人数は増えうる
- ✕図表から原因まで判断する○原因は本文の説明で確かめる図表が示すのは数値・傾向で、原因は示さない
- ✕点線の予測値を事実として読む○projected・estimated を確認予測を事実にするのは定番のずらし
確認テスト
- 1練習用データ:More than 3 hours の割合は2015年から2025年に 。正解は more than doubled。20→45 で2倍超
- 2練習用データ:Less than 1 hour は何ポイント減った?正解は 20ポイント。30−10=20。割合どうしの差
- 3練習用データから言えないことは?正解は スマホのせいで成績が下がった。原因・影響は表に書いていない
- 4Sales rose from 200 to 260 units. Sales rose 30%.正解は by。60÷200=30%の増加量
- 5Women accounted for 60% of the members. の意味は?正解は 女性が会員の60%を占めた。account for=占める
参考にした資料
図表つき長文を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。