The Two Men Who Were Enemies

敵同士の二人

  • 📖 102 words
  • 🔊 0:28
  • タウンゼンド英訳(1867年)
あらすじ(結末まで)を見る

互いに憎み合う二人の男が同じ船に乗り合わせ、できるだけ離れようと一人は船尾に、もう一人は船首に座った。激しい嵐で船が沈みそうになると、船尾の男は舵取りに「どちらの端が先に沈むか」と尋ねた。舵取りが「船首だろう」と答えると、男は「敵が先に死ぬのを見られるなら、死ぬのもつらくない」と言った。

💡 やさしい英語版もあります:L2 The Two Enemies on the Ship
キーワード(6語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • deadly enemies不倶戴天の敵
  • vessel船
  • stern船尾
  • prow船首
  • pilot舵取り、水先案内人
  • grievousつらい、痛ましい
音声に合わせて文が光ります0:00 / 0:28

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Puck)

TWO MEN, deadly enemies to each other, were sailing in the same vessel. Determined to keep as far apart as possible, the one seated himself in the stem, and the other in the prow of the ship. A violent storm arose, and with the vessel in great danger of sinking, the one in the stern inquired of the pilot which of the two ends of the ship would go down first. On his replying that he supposed it would be the prow, the Man said, “Death would not be grievous to me, if I could only see my Enemy die before me.”

互いに激しく憎み合っている二人の男が、同じ船に乗っていた。なるべく離れていようと決めて、一人は船尾に、もう一人は船首に座った。激しい嵐が起こり、船が今にも沈みそうになったとき、船尾にいた男が舵取りに、船のどちらの端が先に沈むだろうかとたずねた。舵取りが、たぶん船首のほうだろうと答えると、男は言った。「敵が自分より先に死ぬのを見られさえすれば、死ぬのも少しもつらくないさ。」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

互いに激しく憎み合っている二人の男が、同じ船に乗っていた。なるべく離れていようと決めて、一人は船尾に、もう一人は船首に座った。激しい嵐が起こり、船が今にも沈みそうになったとき、船尾にいた男が舵取りに、船のどちらの端が先に沈むだろうかとたずねた。舵取りが、たぶん船首のほうだろうと答えると、男は言った。「敵が自分より先に死ぬのを見られさえすれば、死ぬのも少しもつらくないさ。」

日本語訳:多読ベスト

教訓

タップして見る

憎しみは、自分の身の破滅さえ忘れさせてしまう。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。