The Monkey and the Dolphin

サルとイルカ

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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船乗りが退屈しのぎにサルを連れて航海に出たが、ギリシャ沖で嵐にあい船が難破した。人間を助けるといわれるイルカが、サルを人間だと思い背中に乗せて岸へ向かい、アテネ人かと尋ねると、サルは名門の出だと答えた。さらに「ピレウス(アテネの港)を知っているか」と聞かれ、人の名前だと思ったサルが「親友だ」と言ったため、イルカはうそに怒ってサルを水に沈めておぼれさせた。

💡 やさしい英語版もあります:L3 The Monkey and the Dolphin
キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • bound on~に向かう
  • tempest大嵐
  • wrecked難破した
  • contending with~と格闘して
  • befriend味方する、助ける
  • intimate親しい
  • indignant憤慨した
  • falsehoodsうそ
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Puck)

A SAILOR, bound on a long voyage, took with him a Monkey to amuse him while on shipboard. As he sailed off the coast of Greece, a violent tempest arose in which the ship was wrecked and he, his Monkey, and all the crew were obliged to swim for their lives. A Dolphin saw the Monkey contending with the waves, and supposing him to be a man (whom he is always said to befriend), came and placed himself under him, to convey him on his back in safety to the shore. When the Dolphin arrived with his burden in sight of land not far from Athens, he asked the Monkey if he were an Athenian. The latter replied that he was, and that he was descended from one of the most noble families in that city. The Dolphin then inquired if he knew the Piræus (the famous harbor of Athens). Supposing that a man was meant, the Monkey answered that he knew him very well and that he was an intimate friend. The Dolphin, indignant at these falsehoods, dipped the Monkey under the water and drowned him.

長い航海に出る船乗りが、船の上での退屈しのぎにサルを一匹連れていった。ギリシャの沿岸を航海していたとき、激しい嵐が起こって船は難破し、船乗りもサルも乗組員もみな、泳いで命をつながなければならなくなった。一頭のイルカが、波と格闘しているサルを見て、人間だと思いこみ(イルカはいつも人間の味方をすると言われている)、そばに来てサルの下にもぐりこみ、背中に乗せて無事に岸まで運んでやろうとした。イルカがその荷を背負って、アテネからほど遠くない陸地の見えるところまで来たとき、サルに「あなたはアテネの人ですか」とたずねた。サルは「そうだ」と答え、しかもアテネでも指折りの名家の出だと言った。イルカは次に、ピレウス(アテネの有名な港)を知っているかとたずねた。サルはそれを人の名前だと思いこみ、「よく知っているとも、親しい友人だ」と答えた。イルカはこのうそに腹を立て、サルを水の中に沈めておぼれさせてしまった。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

長い航海に出る船乗りが、船の上での退屈しのぎにサルを一匹連れていった。ギリシャの沿岸を航海していたとき、激しい嵐が起こって船は難破し、船乗りもサルも乗組員もみな、泳いで命をつながなければならなくなった。一頭のイルカが、波と格闘しているサルを見て、人間だと思いこみ(イルカはいつも人間の味方をすると言われている)、そばに来てサルの下にもぐりこみ、背中に乗せて無事に岸まで運んでやろうとした。イルカがその荷を背負って、アテネからほど遠くない陸地の見えるところまで来たとき、サルに「あなたはアテネの人ですか」とたずねた。サルは「そうだ」と答え、しかもアテネでも指折りの名家の出だと言った。イルカは次に、ピレウス(アテネの有名な港)を知っているかとたずねた。サルはそれを人の名前だと思いこみ、「よく知っているとも、親しい友人だ」と答えた。イルカはこのうそに腹を立て、サルを水の中に沈めておぼれさせてしまった。

日本語訳:多読ベスト

教訓

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うそをついて見栄を張ると、すぐに化けの皮がはがれて身を滅ぼす。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。