The Horse and the Stag

馬とシカ

  • 📖 104 words
  • 🔊 0:31
  • タウンゼンド英訳(1867年)
あらすじ(結末まで)を見る

昔、馬は野原をひとり占めしていたが、シカが入り込んできて牧草を分け合うことになった。仕返しをしたい馬は人間に助けを求め、人間は「口にはみをつけて私を乗せるなら、シカを倒す武器を考えてやろう」と言った。馬は承知したが、その時からシカに仕返しするどころか、自分が人間に仕える身になってしまった。

💡 やさしい英語版もあります:L2 The Horse and the Deer
キーワード(6語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • intruded侵入した
  • domain領地、なわばり
  • revenge himself on~に仕返しする
  • bit(馬の)はみ
  • contrive考え出す、工夫する
  • enslaved奴隷にした
音声に合わせて文が光ります0:00 / 0:31

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Kore)

AT ONE TIME the Horse had the plain entirely to himself. Then a Stag intruded into his domain and shared his pasture. The Horse, desiring to revenge himself on the stranger, asked a man if he were willing to help him in punishing the Stag. The man replied that if the Horse would receive a bit in his mouth and agree to carry him, he would contrive effective weapons against the Stag. The Horse consented and allowed the man to mount him. From that hour he found that instead of obtaining revenge on the Stag, he had enslaved himself to the service of man.

昔、ウマは草原をひとりじめにしていた。ところがそこへ一頭の牡ジカが入りこんできて、ウマの牧草を分け合うようになった。ウマはこのよそ者に仕返しをしてやりたいと思い、シカをこらしめるのを手伝ってくれないかと人間に頼んだ。人間は、もしウマが口にくつわをはめ、自分を背中に乗せることを承知するなら、シカに対抗する強力な武器を工夫してやろうと答えた。ウマは承知し、人間を背中に乗せた。そのときからウマは、シカに仕返しをするどころか、自分自身を人間に仕える奴隷にしてしまったのだと思い知った。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

昔、ウマは草原をひとりじめにしていた。ところがそこへ一頭の牡ジカが入りこんできて、ウマの牧草を分け合うようになった。ウマはこのよそ者に仕返しをしてやりたいと思い、シカをこらしめるのを手伝ってくれないかと人間に頼んだ。人間は、もしウマが口にくつわをはめ、自分を背中に乗せることを承知するなら、シカに対抗する強力な武器を工夫してやろうと答えた。ウマは承知し、人間を背中に乗せた。そのときからウマは、シカに仕返しをするどころか、自分自身を人間に仕える奴隷にしてしまったのだと思い知った。

日本語訳:多読ベスト

教訓

タップして見る

復讐のために他人の力を借りると、自分の自由を失う。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。