The Lion, the Bear, and the Fox

ライオンとクマとキツネ

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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ライオンとクマが同時に子ヤギを捕まえ、奪い合って激しく戦いました。互いに傷だらけになり、疲れ果てて倒れていると、遠巻きに様子をうかがっていたキツネが二頭の間に駆けこみ、子ヤギをくわえて逃げ去ります。起き上がれないライオンとクマは「キツネのために戦って傷ついたとは、なんと情けない」と嘆きました。

💡 やさしい英語版もあります:L3 The Lion, the Bear, and the Fox
キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • Kid子ヤギ
  • possession所有
  • lacerated引き裂いた
  • faintふらふらの
  • exhausted疲れ果てた
  • belabored打ちのめした
  • serve the turn of〜の役に立つ
  • toil骨折り
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Puck)

A LION and a Bear seized a Kid at the same moment, and fought fiercely for its possession. When they had fearfully lacerated each other and were faint from the long combat, they lay down exhausted with fatigue. A Fox, who had gone round them at a distance several times, saw them both stretched on the ground with the Kid lying untouched in the middle. He ran in between them, and seizing the Kid scampered off as fast as he could. The Lion and the Bear saw him, but not being able to get up, said, “Woe be to us, that we should have fought and belabored ourselves only to serve the turn of a Fox.”

ライオンとクマが同時に一頭の子ヤギをつかまえ、それをどちらのものにするかではげしく戦った。たがいにひどく傷つけ合い、長い戦いで気が遠くなるほどになると、二頭はつかれはてて横になってしまった。何度か遠まきに二頭のまわりを回っていたキツネが、二頭とも地面にのびていて、そのまんなかに子ヤギが手つかずのまま横たわっているのを見た。キツネは二頭のあいだにかけこみ、子ヤギをくわえて一目散に逃げていった。ライオンとクマはそれを見ていたが、起き上がることができず、こう言った。「ああ、なさけない。おれたちはキツネに得をさせるためだけに、戦ってたがいにさんざん痛めつけ合ったのか」

It sometimes happens that one man has all the toil, and another all the profit.

ときには、ひとりが苦労をすべて背負い、別の者がもうけをすべてさらっていくことがある。

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ライオンとクマが同時に一頭の子ヤギをつかまえ、それをどちらのものにするかではげしく戦った。たがいにひどく傷つけ合い、長い戦いで気が遠くなるほどになると、二頭はつかれはてて横になってしまった。何度か遠まきに二頭のまわりを回っていたキツネが、二頭とも地面にのびていて、そのまんなかに子ヤギが手つかずのまま横たわっているのを見た。キツネは二頭のあいだにかけこみ、子ヤギをくわえて一目散に逃げていった。ライオンとクマはそれを見ていたが、起き上がることができず、こう言った。「ああ、なさけない。おれたちはキツネに得をさせるためだけに、戦ってたがいにさんざん痛めつけ合ったのか」

ときには、ひとりが苦労をすべて背負い、別の者がもうけをすべてさらっていくことがある。

日本語訳:多読ベスト

教訓

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苦労するのは一人、得をするのは別の者ということがある(漁夫の利)。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。