The Gnat and the Lion

ブヨとライオン

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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ブヨがライオンに「お前など少しも怖くない、私のほうが強い」と戦いを挑み、ライオンの鼻や毛のない顔を刺した。ライオンはブヨをつぶそうとして自分の爪で顔をひっかき、ひどく傷ついたため、ブヨは勝ちほこって飛び去った。ところがそのすぐ後、ブヨはクモの巣にかかって食べられ、「大きな獣に勝った私が、ちっぽけなクモに殺されるとは」と嘆いた。

💡 やさしい英語版もあります:L3 The Gnat and the Lion
キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • Gnatブヨ
  • consist(~に)ある
  • nostrils鼻の穴
  • devoid of~がない
  • prevailed over~に勝った
  • entangledからまった
  • Woe is meああ悲しい
  • inconsiderable取るに足らない
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Puck)

A GNAT came and said to a Lion, “I do not in the least fear you, nor are you stronger than I am. For in what does your strength consist? You can scratch with your claws and bite with your teeth as a woman in her quarrels. I repeat that I am altogether more powerful than you; and if you doubt it, let us fight and see who will conquer.” The Gnat, having sounded his horn, fastened himself upon the Lion and stung him on the nostrils and the parts of the face devoid of hair. While trying to crush him, the Lion tore himself with his claws, until he punished himself severely. The Gnat thus prevailed over the Lion, and, buzzing about in a song of triumph, flew away. But shortly afterwards he became entangled in the meshes of a cobweb and was eaten by a spider. He greatly lamented his fate, saying, “Woe is me! that I, who can wage war successfully with the hugest beasts, should perish myself from this spider, the most inconsiderable of insects!”

ブヨがやって来て、ライオンに言った。「わたしはおまえなんか少しもこわくないし、おまえはわたしより強くもない。だって、おまえの強さとはいったい何だ?つめでひっかいたり、歯でかみついたりできるだけだろう。それなら、けんかをしている女だって同じことだ。くり返して言うが、わたしのほうがおまえよりずっと強いのだ。疑うなら、戦って、どちらが勝つか見てみようじゃないか」。ブヨはラッパを鳴らすと、ライオンにとりついて、鼻の穴や顔の毛の生えていないところをさした。ライオンはブヨをつぶそうとして、自分のつめで自分をひっかき、とうとうひどく自分を傷つけてしまった。こうしてブヨはライオンに勝ち、勝利の歌をブンブン鳴らしながら飛び去っていった。ところが、そのすぐあと、ブヨはくもの巣の糸にからまって、クモに食べられてしまった。ブヨは自分の運命をひどくなげいて言った。「ああ、なんてことだ!いちばん大きなけものとも戦って勝てるこのわたしが、虫の中でもいちばんつまらないこんなクモにやられて死ぬなんて!」

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ブヨがやって来て、ライオンに言った。「わたしはおまえなんか少しもこわくないし、おまえはわたしより強くもない。だって、おまえの強さとはいったい何だ?つめでひっかいたり、歯でかみついたりできるだけだろう。それなら、けんかをしている女だって同じことだ。くり返して言うが、わたしのほうがおまえよりずっと強いのだ。疑うなら、戦って、どちらが勝つか見てみようじゃないか」。ブヨはラッパを鳴らすと、ライオンにとりついて、鼻の穴や顔の毛の生えていないところをさした。ライオンはブヨをつぶそうとして、自分のつめで自分をひっかき、とうとうひどく自分を傷つけてしまった。こうしてブヨはライオンに勝ち、勝利の歌をブンブン鳴らしながら飛び去っていった。ところが、そのすぐあと、ブヨはくもの巣の糸にからまって、クモに食べられてしまった。ブヨは自分の運命をひどくなげいて言った。「ああ、なんてことだ!いちばん大きなけものとも戦って勝てるこのわたしが、虫の中でもいちばんつまらないこんなクモにやられて死ぬなんて!」

日本語訳:多読ベスト

教訓

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大きな相手に勝っても、小さな相手に足をすくわれることがある。油断は禁物。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。