The Fox and the Woodcutter

キツネときこり

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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猟犬に追われたキツネは、木を切っていたきこりに頼んで小屋に隠れさせてもらいました。猟師が来てキツネを見なかったかと聞くと、きこりは「見ていない」と言いながら、ずっと小屋を指さしていましたが、猟師は合図に気づかず走り去ります。礼も言わずに出て行くキツネをきこりが恩知らずと責めると、キツネは「言葉と同じくらい行いもよく、手が言葉を裏切っていなければ、心からお礼を言ったでしょう」と答えました。

💡 やさしい英語版もあります:L3 The Fox and the Woodcutter
キーワード(6語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • felling切り倒して
  • huntsman猟師
  • hastened急いだ
  • reproached責めた
  • fervently熱烈に
  • traitors裏切り者
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A FOX, running before the hounds, came across a Woodcutter felling an oak and begged him to show him a safe hiding-place. The Woodcutter advised him to take shelter in his own hut, so the Fox crept in and hid himself in a corner. The huntsman soon came up with his hounds and inquired of the Woodcutter if he had seen the Fox. He declared that he had not seen him, and yet pointed, all the time he was speaking, to the hut where the Fox lay hidden. The huntsman took no notice of the signs, but believing his word, hastened forward in the chase. As soon as they were well away, the Fox departed without taking any notice of the Woodcutter: whereon he called to him and reproached him, saying, “You ungrateful fellow, you owe your life to me, and yet you leave me without a word of thanks.” The Fox replied, “Indeed, I should have thanked you fervently if your deeds had been as good as your words, and if your hands had not been traitors to your speech.”

猟犬に追われて逃げていたキツネが、カシの木を切りたおしているきこりに出会い、安全なかくれ場所を教えてほしいと頼んだ。きこりは自分の小屋にかくれるようにすすめたので、キツネは中にもぐりこんで、すみに身をかくした。まもなく猟師が猟犬を連れてやって来て、キツネを見なかったかときこりにたずねた。きこりは見ていないと言ったが、話しているあいだじゅう、キツネがかくれている小屋を指さしていた。猟師はその合図には気づかず、きこりの言葉を信じて、急いで狩りを続けていった。猟師たちがすっかり遠ざかると、キツネはきこりには目もくれずに出ていこうとした。そこできこりはキツネを呼び止めてとがめた。「この恩知らずめ。おまえは命拾いしたのはおれのおかげなのに、礼の一言もなしに行ってしまうのか」。キツネは答えた。「もちろん、あなたのおこないが言葉と同じくらいよいものだったら、そして、あなたの手があなたの言葉を裏切っていなかったら、心からお礼を言ったでしょうよ」

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猟犬に追われて逃げていたキツネが、カシの木を切りたおしているきこりに出会い、安全なかくれ場所を教えてほしいと頼んだ。きこりは自分の小屋にかくれるようにすすめたので、キツネは中にもぐりこんで、すみに身をかくした。まもなく猟師が猟犬を連れてやって来て、キツネを見なかったかときこりにたずねた。きこりは見ていないと言ったが、話しているあいだじゅう、キツネがかくれている小屋を指さしていた。猟師はその合図には気づかず、きこりの言葉を信じて、急いで狩りを続けていった。猟師たちがすっかり遠ざかると、キツネはきこりには目もくれずに出ていこうとした。そこできこりはキツネを呼び止めてとがめた。「この恩知らずめ。おまえは命拾いしたのはおれのおかげなのに、礼の一言もなしに行ってしまうのか」。キツネは答えた。「もちろん、あなたのおこないが言葉と同じくらいよいものだったら、そして、あなたの手があなたの言葉を裏切っていなかったら、心からお礼を言ったでしょうよ」

日本語訳:多読ベスト

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口でよいことを言っても、行いが伴わなければ意味がない。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。