The Fox and the Goat

キツネとヤギ

  • 📖 227 words
  • 🔊 1:06
  • タウンゼンド英訳(1867年)
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井戸に落ちたキツネは、のどの渇いたヤギが来ると水をほめちぎって降りてこさせます。そして「君の背中を踏み台にして先に出て、あとで助ける」と持ちかけ、ヤギの背と角を使って脱出すると、さっさと逃げてしまいました。約束を破ったと責めるヤギに、キツネは「あごひげほど脳みそがあれば、出口を確かめずに降りたりはしなかったろう」と言い放ちました。

💡 やさしい英語版もあります:L3 The Fox and the Goat
キーワード(6語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • plight苦境
  • guise見せかけ
  • indulged in〜にふけった
  • lavish惜しみない、大げさな
  • assented同意した
  • upbraided責めた
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Puck)

A FOX one day fell into a deep well and could find no means of escape. A Goat, overcome with thirst, came to the same well, and seeing the Fox, inquired if the water was good. Concealing his sad plight under a merry guise, the Fox indulged in a lavish praise of the water, saying it was excellent beyond measure, and encouraging him to descend. The Goat, mindful only of his thirst, thoughtlessly jumped down, but just as he drank, the Fox informed him of the difficulty they were both in and suggested a scheme for their common escape. “If,” said he, “you will place your forefeet upon the wall and bend your head, I will run up your back and escape, and will help you out afterwards.” The Goat readily assented and the Fox leaped upon his back. Steadying himself with the Goat’s horns, he safely reached the mouth of the well and made off as fast as he could. When the Goat upbraided him for breaking his promise, he turned around and cried out, “You foolish old fellow! If you had as many brains in your head as you have hairs in your beard, you would never have gone down before you had inspected the way up, nor have exposed yourself to dangers from which you had no means of escape.”

ある日、キツネが深い井戸に落ちて、どうしても抜け出す方法が見つからなかった。のどがかわいてたまらなくなったヤギが同じ井戸にやって来て、キツネを見つけると、水はおいしいかとたずねた。キツネは自分のみじめなありさまを陽気なふりをしてかくし、水をほめちぎった。この上なくおいしい水だと言って、ヤギに下りてくるようすすめたのだ。ヤギはのどのかわきのことしか頭になかったので、よく考えもせずに飛び下りた。ところがヤギが水を飲んだとたん、キツネは、ふたりとも困った立場にあることを打ち明け、いっしょに抜け出す計画をもちかけた。「もしきみが」とキツネは言った。「前足を壁にかけて頭を下げてくれたら、ぼくがきみの背中をかけ上がって外に出る。そのあとで、きみを助け出してあげるよ」。ヤギはすぐに承知し、キツネはヤギの背中に飛び乗った。キツネはヤギの角で体をささえ、無事に井戸の口にたどり着くと、一目散に逃げていった。ヤギが約束を破ったと責めると、キツネはふり返って叫んだ。「このまぬけなおやじめ!あごひげの毛ほどの脳みそが頭にあったなら、上がる道を確かめもしないで下りたりはしなかったろうし、逃げ出す手立てもない危険に身をさらしたりもしなかったろうよ」

Look before you leap.

跳ぶ前によく見よ。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

ある日、キツネが深い井戸に落ちて、どうしても抜け出す方法が見つからなかった。のどがかわいてたまらなくなったヤギが同じ井戸にやって来て、キツネを見つけると、水はおいしいかとたずねた。キツネは自分のみじめなありさまを陽気なふりをしてかくし、水をほめちぎった。この上なくおいしい水だと言って、ヤギに下りてくるようすすめたのだ。ヤギはのどのかわきのことしか頭になかったので、よく考えもせずに飛び下りた。ところがヤギが水を飲んだとたん、キツネは、ふたりとも困った立場にあることを打ち明け、いっしょに抜け出す計画をもちかけた。「もしきみが」とキツネは言った。「前足を壁にかけて頭を下げてくれたら、ぼくがきみの背中をかけ上がって外に出る。そのあとで、きみを助け出してあげるよ」。ヤギはすぐに承知し、キツネはヤギの背中に飛び乗った。キツネはヤギの角で体をささえ、無事に井戸の口にたどり着くと、一目散に逃げていった。ヤギが約束を破ったと責めると、キツネはふり返って叫んだ。「このまぬけなおやじめ!あごひげの毛ほどの脳みそが頭にあったなら、上がる道を確かめもしないで下りたりはしなかったろうし、逃げ出す手立てもない危険に身をさらしたりもしなかったろうよ」

跳ぶ前によく見よ。

日本語訳:多読ベスト

教訓

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跳ぶ前によく見よ(後先を考えて行動せよ)。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。