The Dog and the Cook

犬と料理人

  • 📖 208 words
  • 🔊 1:06
  • タウンゼンド英訳(1867年)
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金持ちが盛大な宴会を開くことになり、その家の犬も友だちの犬を夕食に招きました。招かれた犬はごちそうの準備を見て大喜びし、二日分食べてやろうとしっぽを振っていましたが、料理人に見つかり、手足をつかまれて窓から放り出されます。足を引きずって帰る途中、ほかの犬に夕食はどうだったと聞かれると、「ぶどう酒を飲みすぎて、どうやって家を出たのか覚えていないよ」とごまかしました。

💡 やさしい英語版もあります:L3 The Dog and the Cook
キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • availed himself of〜を利用した
  • sup夕食をとる
  • entertainmentもてなし、宴会
  • bundled乱暴に放り出した
  • without ceremony遠慮なく、無造作に
  • limped足を引きずった
  • howling遠吠えして、わめいて
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Aoede)

A RICH MAN gave a great feast, to which he invited many friends and acquaintances. His Dog availed himself of the occasion to invite a stranger Dog, a friend of his, saying, “My master gives a feast, and there is always much food remaining; come and sup with me tonight.” The Dog thus invited went at the hour appointed, and seeing the preparations for so grand an entertainment, said in the joy of his heart, “How glad I am that I came! I do not often get such a chance as this. I will take care and eat enough to last me both today and tomorrow.” While he was congratulating himself and wagging his tail to convey his pleasure to his friend, the Cook saw him moving about among his dishes and, seizing him by his fore and hind paws, bundled him without ceremony out of the window. He fell with force upon the ground and limped away, howling dreadfully. His yelling soon attracted other street dogs, who came up to him and inquired how he had enjoyed his supper. He replied, “Why, to tell you the truth, I drank so much wine that I remember nothing. I do not know how I got out of the house.”

ある金持ちが大宴会を開き、たくさんの友人や知り合いを招いた。金持ちのイヌはこの機会を利用して、友だちのよそのイヌを招いて言った。「ご主人さまが宴会を開くんだ。いつも食べ物がたくさん残るから、今夜はぼくといっしょに夕食を食べにおいでよ」。こうして招かれたイヌは約束の時刻に出かけていき、こんなにりっぱなもてなしの用意がされているのを見て、心からうれしくなって言った。「来てよかったなあ!こんなチャンスはめったにないぞ。今日と明日の二日分もつくらい、たっぷり食べておこう」。そのイヌが自分の幸運を喜び、しっぽをふって友だちにうれしい気持ちを伝えていると、料理人が、イヌが料理のあいだをうろついているのを見つけた。料理人はイヌの前足と後ろ足をつかんで、遠慮なく窓から放り出した。イヌは地面にたたきつけられ、ひどくキャンキャン鳴きながら、足を引きずって去っていった。その鳴き声を聞きつけて、まもなくほかの野良犬たちが集まってきて、夕食はどうだったかとたずねた。イヌは答えた。「いやあ、実を言うと、ぶどう酒を飲みすぎて何も覚えていないんだ。どうやって家から出てきたのかもわからないよ」

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ある金持ちが大宴会を開き、たくさんの友人や知り合いを招いた。金持ちのイヌはこの機会を利用して、友だちのよそのイヌを招いて言った。「ご主人さまが宴会を開くんだ。いつも食べ物がたくさん残るから、今夜はぼくといっしょに夕食を食べにおいでよ」。こうして招かれたイヌは約束の時刻に出かけていき、こんなにりっぱなもてなしの用意がされているのを見て、心からうれしくなって言った。「来てよかったなあ!こんなチャンスはめったにないぞ。今日と明日の二日分もつくらい、たっぷり食べておこう」。そのイヌが自分の幸運を喜び、しっぽをふって友だちにうれしい気持ちを伝えていると、料理人が、イヌが料理のあいだをうろついているのを見つけた。料理人はイヌの前足と後ろ足をつかんで、遠慮なく窓から放り出した。イヌは地面にたたきつけられ、ひどくキャンキャン鳴きながら、足を引きずって去っていった。その鳴き声を聞きつけて、まもなくほかの野良犬たちが集まってきて、夕食はどうだったかとたずねた。イヌは答えた。「いやあ、実を言うと、ぶどう酒を飲みすぎて何も覚えていないんだ。どうやって家から出てきたのかもわからないよ」

日本語訳:多読ベスト

教訓

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招いた者に力がなければ、招かれた者は歓迎されない。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。