sincereシンシア|誠実な、心からの
「誠実」=「蝋(ろう)なし」説は本当?
sincere はラテン語 sine cera(蝋なしで)から来た、という話があります。ひび割れを蝋でごまかしていない、だから「誠実」という筋書きです。ところが Merriam-Webster も American Heritage も、語源欄でこの説を採っていません。確かなのは、ラテン語 sincērus(混じりけのない、本物の)から来たこと。成り立ちは、Merriam-Webster が「おそらく」sem-(ひとつ)+ crescere(成長する)に関係する -cerus とし、American Heritage も「ひとつの成長」を表す合成語にさかのぼるとしています。どちらにも蝋は出てきません。英語での初出は1533年です。
英語学習のワンポイント
Yours sincerely(敬具)は手紙の結びの定番。名詞 sincerity(誠実さ)は母音が変わって「シンセリティ」と発音します。
She gave me a sincere apology, and I accepted it.
彼女は心から謝ってくれたので、私は受け入れた。
出典
確かさ「俗説」は、出典の辞書・資料の書き方にもとづく判定です。