カステラかすてら|卵・小麦粉・砂糖を混ぜて焼いた菓子
「カステラ」の名は、スペインにあった王国から
長崎名物のカステラは、ポルトガル語の pão de Castella「カスティーリャ王国のパン」から来たと辞書は説明します。カスティーリャは、スペインの中部から北部にかけてあった王国の名前です。『日本国語大辞典』によると、天正年間(1573〜92)にポルトガル人が長崎へ製法を伝え、しだいに改良されました。そう教えられたのを日本人が「カステイラ」と縮めたらしい、と書かれていて、オランダ語 Castiliansh-brood の略という別の説も紹介されています。『世界大百科事典』は bolo de Castella(カスティーリャの菓子)から出た語としています。
英語学習のワンポイント
英語の Castile は、スペインのカスティーリャ地方、そしてかつての王国の名前です。この地名はラテン語 castellum「城」の複数形 castella から来ていて、英語の castle も同じ castellum が語源です。
長崎のおみやげにカステラを買った。
I picked up some castella in Nagasaki to take home as a gift.
出典
- 精選版 日本国語大辞典・デジタル大辞泉・改訂新版 世界大百科事典「カステラ」(同ページの世界大百科事典(旧版)「カスティリャ」の言及を含む)(コトバンク)
- American Heritage Dictionary「Castile」
- American Heritage Dictionary「castle」
確かさ「有力」は、出典の辞書・資料の書き方にもとづく判定です。