WHY NOW
いま話題になっている理由
サッカーのイングランド・プレミアリーグは、マンチェスター・シティが問われていた財務規則などへの違反の疑い115件のうち114件について、独立委員会が違反を認定したと発表した。処分はまだ決まっておらず、クラブ側は判断を争う姿勢を示している。英字ニュースの見出しには sham(見せかけの)と deal(契約)を組み合わせた言い方や、financial charges が並んだ。sham の意味と、スポーツ記事の charges の読み方を押さえておきたい。
sham は「見せかけの」
sham は形容詞で「見せかけの、うわべだけの」、名詞で「ごまかし、まやかし」。sham deal は「形だけの契約」、つまり書類の上では契約になっていても、中身は別の目的のためのもの、という意味になる。今回の見出しでは、スポンサー契約の形をとったお金の流れを指して sham sponsorship deals と書かれた。
charges は「料金」ではない
charge には「料金」の意味もあるが、ここの charges は「(規則違反の)告発、容疑」。スポーツの世界では、リーグや競技団体が自分たちの規則に反したとしてクラブや選手を charge することがあり、刑事事件の起訴とは別の手続きだ。115 charges のように数で出ると、違反とされた項目の数を表す。
guilty も裁判所とは限らない
見出しの guilty は「有罪」と訳されがちだが、今回はリーグの規則にもとづく独立委員会の判断で、刑事裁判の判決ではない。found guilty of ~ は「~の違反(罪)があると認定された」と読むと正確。続く記事では、処分を表す sanction や、勝ち点の剥奪を表す points deduction、異議申し立ての appeal がよく出てくる。