
St. Patrick's Day
海外のセント・パトリックス・デー:国別比べ
10の国と地域で、セント・パトリックス・デーはこんなに違う。日本語とやさしい英語で。
🌍Around the World海外のセント・パトリックス・デー:国別比べ
各国の様子を日本語で。「English」を押すと、同じ内容のやさしい英語が開きます。
国の祝日。ダブリンでは数日間のフェスティバルとパレード。朝は教会に行き、胸にシャムロックを飾る家族も多い。
English
It is a national holiday. Many families go to church and then watch a parade.
1762年から続くニューヨークのパレードに約200万人。シカゴでは川を緑に染める。祝日ではない。
English
In Chicago, the river turns green. In New York, about two million people watch the parade.
モントリオールのパレードは1824年から毎年続く。アイルランド系の多いニューファンドランド・ラブラドール州では、州政府の職員が休みになる。
English
Montreal has had a parade every year since 1824.
バーミンガムのパレードは約3kmのコースで、イギリス最大。ロンドンでも2002年からトラファルガー広場で毎年祝う。
English
Birmingham has the biggest parade in Britain. London has a party in Trafalgar Square.
カリブ海の島。アイルランド系の人々が多く住んだ歴史があり、祝日になっている。1768年3月17日の奴隷たちの反乱計画もあわせて記念する日。
English
This Caribbean island has a public holiday. It also remembers enslaved people who planned to fight for freedom in 1768.
ブエノスアイレスのアイリッシュパブが並ぶ通りで、路上パーティー。2006年には約5万人が集まった。
English
In Buenos Aires, thousands of people have a street party near Irish pubs.
1795年には祝った記録がある。アイルランド系の移民が多く、各地でパレードやパブのイベントが開かれる。
English
People in Australia have celebrated the day since at least 1795.
1992年から東京・表参道でパレード。横浜の元町でも2004年から。2007年には東京タワーが緑にライトアップされた。
English
Tokyo has had a parade since 1992. In 2007, Tokyo Tower turned green.
1992年にモスクワで最初のパレード。2017年にはロシア正教会も聖パトリックの日を暦に加えた。
English
Moscow had its first parade in 1992.
ミュンヘンでは1996年からパレード。2026年には約4万5000人が集まった。
English
Munich has had a parade since 1996. About 45,000 people joined the fun in 2026.
🗾日本のセント・パトリックス・デー:表参道を緑の行列が行く
毎年3月、東京・原宿の表参道を、緑の帽子や服を身につけた人々が行進します。日本で最初のセント・パトリックス・デー・パレードが開かれたのは1992年。主催したのは、アイルランドを日本に紹介する団体「アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン」で、約1000人がバグパイプや太鼓と一緒に歩きます。
横浜の元町でも2004年からパレードが開かれ、「春の到来を告げる祭り」として知られています。2007年3月17日には、東京タワーが緑色にライトアップされました。アイリッシュパブでは、この日だけ特別なメニューやライブ演奏があります。
実は、日本人は知らないうちにアイルランドと深くつながっています。たとえば、明治時代から歌われてきた唱歌「庭の千草」。原曲は、アイルランドの詩人トーマス・ムーアが1805年に書いた『夏の名残のばら(The Last Rose of Summer)』です。日本では1884年(明治17年)、文部省の『小学唱歌集』に入りました。
もう1人は、『怪談』で知られる小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。1850年にギリシャの島で生まれ、アングロ・アイリッシュ(イギリス系アイルランド人)の父を持ち、2歳でダブリンに移って、少年時代の多くをアイルランドで過ごしました。1890年に来日して松江で英語を教え、日本の幽霊や妖怪の話を英語で世界に紹介しました。
緑の服で春を迎えるパレードに、明治の唱歌、松江の怪談。遠く離れた二つの島国は、意外な糸でつながっているのです。



