St. Patrick's Day

セント・パトリックス・デーを英語で:読む・聞く・話す・遊ぶ

やさしい英語(CEFR A2)の読み物に音声つき。会話・単語カード・クイズ8問・ゲームで、セント・パトリックス・デーの英語をまるごと。

🔊Read in Englishセント・パトリックス・デーを英語で読もう(CEFR A2・音声つき)

セント・パトリックス・デーを、やさしい英語で紹介する読み物です。▶で英文をタイトルから通して聞けます(イギリス英語)。「和訳」ボタンで日本語訳の表示・非表示を切りかえられます。下線の語は下の単語カードにあります。

The Boy Who Came Back

CEFR A2
0:00
243 words

Every March, something strange happens in Chicago. The river in the middle of the city turns bright green! Workers put a special powder into the water. Thousands of people come to watch. It is all for one day, Saint Patrick's Day, on March 17.

毎年3月、シカゴで不思議なことが起こります。町の真ん中を流れる川が、あざやかな緑色に変わるのです!作業員が特別な粉を水に入れます。何千人もの人が見に来ます。それはすべて、3月17日のセント・パトリックス・デーという1日のためです。

Saint Patrick is the patron saint of Ireland, but he was not Irish. He was born in Britain more than 1,500 years ago. When he was about 16, raiders took him away to Ireland. He worked there as a slave and looked after animals for six years. Then he escaped and went home.

聖パトリックはアイルランドの守護聖人ですが、アイルランド人ではありませんでした。彼は1500年以上前にブリテン島で生まれました。16歳くらいのとき、襲ってきた人たちが彼をアイルランドへ連れ去りました。彼はそこで奴隷として働き、6年間動物の世話をしました。その後、彼は逃げて家に帰りました。

But later, Patrick chose to go back to Ireland. He taught people about Christianity there for many years. A famous story says he used a shamrock, a small plant with three leaves, to teach. People believe he died on March 17, so this became his day.

でも後に、パトリックはアイルランドへ戻ることを選びました。彼はそこで長い間、人々にキリスト教を教えました。有名な話では、彼は3枚の葉を持つ小さな植物、シャムロックを使って教えたといいます。彼は3月17日に亡くなったと信じられているので、この日が彼の日になりました。

The first parades were not in Ireland. They were in America! In 1762, Irish soldiers marched through New York City. Later, many Irish people moved to the United States, and the parades grew bigger. Today, about two million people watch the New York parade.

最初のパレードはアイルランドではありませんでした。アメリカだったのです!1762年、アイルランド人の兵士たちがニューヨークの町を行進しました。その後、たくさんのアイルランドの人々がアメリカに移り住み、パレードは大きくなりました。今では、約200万人がニューヨークのパレードを見物します。

Now the day is a big party around the world. People wear green clothes and put shamrocks on their coats. Famous buildings light up in green, and even Tokyo Tower has turned green. In Ireland, it is a national holiday, and many families go to church and watch parades. So, are you wearing anything green today?

今、この日は世界中の大きなお祭りです。人々は緑の服を着て、コートにシャムロックをつけます。有名な建物が緑にライトアップされ、東京タワーまで緑になったことがあります。アイルランドでは国の祝日で、多くの家族が教会に行き、パレードを見ます。さて、あなたは今日、何か緑のものを身につけていますか?

💬Dialogue英語の会話でセント・パトリックス・デー

🎬 東京でセント・パトリックス・デーのパレードがある日。ダブリンから来た留学生のショーンが、表参道に向かう途中で、同じクラスのメイに会います。

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Sean

Happy St. Patrick's Day, Mei! Nice green scarf!

ハッピー・セント・パトリックス・デー、メイ!緑のマフラー、いいね!

Mei

Thanks! Is it true that Saint Patrick drove all the snakes out of Ireland?

ありがとう!聖パトリックがアイルランドからヘビを全部追い出したって本当?

Sean

That's just a legend. There were no snakes in Ireland at all.

それはただの伝説だよ。アイルランドにはもともとヘビが1匹もいなかったんだ。

Mei

Really? Then what did he really do?

本当?じゃあ、彼は本当は何をしたの?

Sean

He taught people about Christianity. And he wasn't even Irish. He came from Britain.

人々にキリスト教を教えたんだ。それに、彼はアイルランド人ですらなかった。ブリテン島の出身なんだ。

Mei

Wow, I didn't know that. What do people eat on St. Patrick's Day in Dublin? Corned beef?

へえ、知らなかった。ダブリンではセント・パトリックス・デーに何を食べるの?コンビーフ?

Sean

Not really. That's more American. My family usually has bacon and cabbage.

そうでもないよ。それはどちらかというとアメリカの料理。うちはたいていベーコンとキャベツだね。

Mei

Bacon and cabbage? That sounds like Japanese home cooking!

ベーコンとキャベツ?日本の家庭料理みたい!

Sean

Ha ha, maybe. Look, I brought a real shamrock for you.

はは、そうかもね。ほら、本物のシャムロックを持ってきたよ。

Mei

It has three leaves. I thought it had four!

葉っぱが3枚だ。4枚だと思ってた!

Sean

A four-leaf clover is for good luck. A shamrock always has three.

四つ葉は幸運のクローバー。シャムロックはいつも3枚だよ。

Mei

Got it. Let's hurry. I can hear the bagpipes!

わかった。急ごう。バグパイプの音が聞こえる!

🃏Word Cardsセント・パトリックス・デーの英単語カード(12語)

カードをタップすると裏返って、意味と例文が出ます。

patron saint名詞
守護聖人Saint Patrick is the patron saint of Ireland.聖パトリックはアイルランドの守護聖人です。💡 国・町・職業などを守るとされる聖人。patron は「後援者」。
raider名詞
襲ってくる人、略奪者Raiders took the boy away.略奪者たちが少年を連れ去りました。💡 raid(襲う、急に押し入る)+ -er。
slave名詞
奴隷He worked as a slave for six years.彼は6年間、奴隷として働きました。💡 slavery は「奴隷制度」。
escape動詞
逃げる、脱出するHe escaped and went home.彼は逃げて家に帰りました。💡 パソコンの Esc キーはこの語。名詞でも使う。
look after句動詞
~の世話をするHe looked after sheep.彼は羊の世話をしました。💡 イギリス英語でよく使う。take care of とほぼ同じ意味。
Christianity名詞
キリスト教He taught people about Christianity.彼は人々にキリスト教を教えました。💡 Christian は「キリスト教徒、キリスト教の」。アクセントは -an- の位置(クリスチャニティ)。
shamrock名詞
シャムロック(三つ葉のクローバーの仲間)A shamrock has three leaves.シャムロックには3枚の葉があります。💡 アイルランド語の seamróg(若いクローバー)から。
legend名詞
伝説The snake story is a legend.ヘビの話は伝説です。💡 本当かどうかわからない昔話。
march動詞
行進するSoldiers marched through the city.兵士たちが町を行進しました。💡 月の名前 March とつづりは同じ。こちらは小文字で動詞。
light up句動詞
ライトアップする、明るく照らすThe tower lights up in green.タワーが緑色にライトアップされます。💡 日本語の「ライトアップ」は名詞だが、英語では動詞として使う。
national holiday名詞
国の祝日It is a national holiday in Ireland.それはアイルランドでは国の祝日です。💡 イギリス英語では bank holiday もよく使う。
bagpipes名詞
バグパイプI can hear the bagpipes!バグパイプが聞こえる!💡 袋(bag)に空気をためて鳴らす笛。普通複数形で使う。

✅Quizセント・パトリックス・デーの英語クイズ(8問)

上の英文を読んでから答えてみよう。答えを選ぶとすぐに解説が出ます。全問正解でスタンプが金色に!

Q1. What is the main idea of the passage?

この文章の主旨は何ですか。

第2・3段落で聖パトリックの生涯、第4・5段落でパレードが世界に広がったことを説明しています。シカゴの川は導入の話題にすぎません。

Q2. Where was Saint Patrick born?

聖パトリックはどこで生まれましたか。

第2段落に He was born in Britain とあります。アイルランドは連れて行かれた場所です。

Q3. How long did Patrick work as a slave?

パトリックは何年間奴隷として働きましたか。

第2段落に for six years とあります。16は連れ去られたときの年齢、17は3月17日の日付です。

Q4. When did Irish soldiers march in New York?

アイルランド人の兵士がニューヨークを行進したのはいつですか。

第4段落に In 1762, Irish soldiers marched through New York City. とあります。

Q5. In paragraph 3, what is a "shamrock"?

第3段落の shamrock とは何ですか。

本文で a shamrock, a small plant with three leaves と、すぐ後ろで言いかえています。

Q6. Which sentence is true about the passage?

本文の内容と合うものはどれですか。

第5段落に In Ireland, it is a national holiday とあります。パトリックは戻り、最初のパレードはアメリカで、今は世界中でお祝いされています。

Q7. Why did the parades in America grow bigger?

アメリカのパレードはなぜ大きくなったと考えられますか。

第4段落に many Irish people moved to the United States, and the parades grew bigger とあります。移民が増えてパレードが大きくなったと読み取れます。

Q8. In the dialogue, what does Sean's family usually eat on St. Patrick's Day?

会話で、ショーンの家族はセント・パトリックス・デーにふつう何を食べますか。

ショーンは My family usually has bacon and cabbage. と言っています。コンビーフは「どちらかというとアメリカの料理」と言っています。

🎮Gamesセント・パトリックス・デーの英語ゲーム

タブを切りかえて遊べます。授業ではプロジェクターに映して、クラス対抗戦にしても盛り上がります。

📖Read Moreもっと読む:Who Owns St. Patrick's Day?

少し難しめ(B1〜B2)の英文で、セント・パトリックス・デーを違う角度から。

Who Owns St. Patrick's Day?

B1–B2
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206 words

For centuries, March 17 was a quiet religious day in Ireland, and from 1927 to 1961 pubs were not even allowed to sell alcohol on that day. The loud, green celebration that most people know today was largely shaped abroad, especially by Irish immigrants in the United States. For communities that faced poverty and discrimination, a public parade was a way of claiming respect and showing political strength.

何世紀もの間、3月17日はアイルランドでは静かな宗教の日で、1927年から1961年までは、その日にパブでお酒を売ることさえ法律で禁じられていました。今日多くの人が知っているにぎやかで緑一色のお祝いは、主に海外、特にアメリカのアイルランド移民によって形づくられました。貧困や差別に直面した人々にとって、人前でのパレードは尊敬を求め、政治的な力を示す手段でした。

In the 1990s, the Irish government decided to bring the celebration home and turn it into a tourism event. Dublin's own festival, which began in 1996, now lasts several days and attracts visitors from all over the world. Since 2010, Tourism Ireland's Global Greening campaign has lit more than 300 landmarks in about fifty countries in green, which gives a small country a big global presence for one day.

1990年代、アイルランド政府はこのお祝いを本国に取り戻し、観光イベントにしようと決めました。1996年に始まったダブリン独自のフェスティバルは、今では数日間にわたって開かれ、世界中から観光客を集めています。2010年からは、アイルランド政府観光庁の「グローバル・グリーニング」が約50か国の300以上の名所を緑に照らし、小さな国に1日だけ大きな世界的存在感を与えています。

However, the global party also raises questions. Some Irish people complain that the day is reduced to green beer, cartoon leprechauns, and the stereotype of the drunken Irishman. For many Irish people living abroad, however, wearing green is still a quiet way of remembering home. Others argue that anyone who joins in with respect can share the day, so the question of who owns a national festival remains open.

しかし、世界的なお祭りは問題も投げかけています。アイルランドの人々の中には、この日が緑のビール、漫画のようなレプラコーン、そして「酔っぱらいのアイルランド人」という固定観念にまで単純化されていると不満を言う人もいます。それでも、海外で暮らす多くのアイルランドの人々にとって、緑を身につけることは、今も故郷を静かに思い出す方法なのです。一方、敬意をもって参加するなら誰でもこの日を分かち合えると主張する人もいて、国の祭りは誰のものかという問いは、今も答えが出ていません。

👋Useful Phrasesセント・パトリックス・デーに使える英語フレーズ

Happy St. Patrick's Day!ハッピー・セント・パトリックス・デー!いちばん基本のあいさつ。
Happy Paddy's Day!ハッピー・パディーズ・デー!アイルランドでよく使うくだけた言い方。Patty's ではなく Paddy's と書く。
Sláinte!乾杯!(スローンチャ)アイルランド語で「健康」。乾杯のときの決まり文句。
Everyone is Irish on St. Patrick's Day!今日はみんなアイルランド人!アメリカでよく聞くフレーズ。アイルランド系でなくても楽しんでいい、という意味。
Don't forget to wear something green!何か緑のものを身につけるのを忘れないでね!前の日に友だちに言う一言。

🗣️ 話し合ってみよう(Discussion)

  1. What green things do you have? What would you wear on St. Patrick's Day?

    緑色のものを何か持っていますか。セント・パトリックス・デーに何を着ますか。
  2. Patrick went back to the place where he was a slave. Why do you think he did that?

    パトリックはかつて奴隷にされた場所へ戻りました。なぜだと思いますか。
  3. If Japan joined the Global Greening, which building should turn green? Why?

    日本がグローバル・グリーニングに参加するなら、どの建物を緑にするべきですか。それはなぜですか。
  4. Why do you think the holiday became bigger in America than in Ireland at first?

    この祝日が、最初はアイルランドよりアメリカで大きくなったのはなぜだと思いますか。
  5. Is it good or bad when people outside a country celebrate its national festival? Discuss with examples.

    ある国の祭りを、その国の外の人々が祝うのは良いことでしょうか、悪いことでしょうか。例を挙げて話し合いましょう。
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St. Patrick's Day
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