
Nowruz
海外のノウルーズ:国別比べ
8の国と地域で、ノウルーズ(ペルシャの新年)はこんなに違う。日本語とやさしい英語で。
🌍Around the World海外のノウルーズ:国別比べ
各国の様子を日本語で。「English」を押すと、同じ内容のやさしい英語が開きます。
春分の瞬間をハフト・スィーンの前で迎える。学校は約2週間休みで、13日目のピクニックで締めくくる。
English
In Iran, families wait for the exact moment of spring. Then they hug and say Happy New Year.
新年までの火曜日を、水・火・風・土の日として順に祝う。子どもは近所の戸口に帽子を置き、お菓子が入るのを待つ。
English
In Azerbaijan, children leave their hats at neighbors' doors. Later, they find sweets in them.
大鍋でスマラクを夜通し煮る。女性たちが歌いながら交代でかき混ぜ、クルミを投げ入れて願いごとをする。
English
In Uzbekistan, women cook a sweet wheat dish all night. They sing and make wishes.
ナウルズは3月下旬の連休。7種類の材料で作るスープ「ナウルズ・コジェ」を食べる。この日に雨や雪が降るのは幸運のしるし。
English
In Kazakhstan, people eat a soup with seven foods in it. Rain or snow on this day is good luck.
古くから祝われてきたが、タリバン政権は2022年に祝日から外した。祝うこと自体は認められている。
English
In Afghanistan, Nowruz is not a public holiday now. But people can still celebrate it.
「ネウロズ」。3月20日の夜に丘でたき火をし、暴君をたおした鍛冶屋カーワの伝説を語る。火は自由のシンボル。
English
Kurdish people light big fires on the hills. The fires are a symbol of freedom.
イラン系の人が多く住み、ストックホルムの「エルドフェステン(火の祭り)」は世界最大級のチャハールシャンベ・スーリーの祭り。
English
In Stockholm, many Iranian people hold a big fire festival before Nowruz.
祝日ではないが、同じ春分の日が国民の祝日。日付は国立天文台の計算をもとに、前年の2月1日に官報で発表される。
English
Japan has a holiday on the spring equinox, too. Scientists find the date every year.
🗾日本との意外な共通点:大掃除、お年玉、そして「空で決まる祝日」
ノウルーズをくわしく知ると、日本のお正月にそっくりなことに驚きます。年末の大掃除、新しい服、親せきへのあいさつ回り、そして子どもがもらうお年玉。ペルシャの子どもたちも、年長者から新しいお札をもらうのを楽しみにしています。
縁起物のテーブルも似ています。日本のおせちには「まめに働く」の黒豆、「喜ぶ」の昆布のように、言葉の音にかけた料理が並びます。ハフト・スィーンも、「S」で始まる言葉を7つそろえる、いわば言葉遊びの飾りです。
いちばんの共通点は、祝日を空で決めていることかもしれません。日本の「春分の日」は、法律で日付が決まっているわけではありません。国立天文台が計算した春分日が、毎年2月1日の官報で翌年分として発表され、それで正式に決まります。イランの元日も、春分の瞬間がテヘランの正午の前か後かで決まります。日本とイラン、遠く離れた2つの国が、どちらも太陽の動きでカレンダーを決めているのです。
さらに、ノウルーズには「アム・ノウルーズ(ノウルーズおじさん)」という白髪のおじいさんが登場します。彼は妻の「ナネ・サルマー(寒さばあさん)」と1年に1度しか会えません。年に1度だけ会える夫婦。日本の七夕の織姫と彦星(ひこぼし)を思い出す人も多いでしょう。



