まずはこの3つ
- 試験の途中に約30分のリスニング。先読みの時間を必ず残す
- 要約は「主張+根拠・対比」が軸。具体例は原則捨てる
- 満点は不要。1分1点で、迷う問題は飛ばして戻る
形式マップ(第2次学力試験・外国語)
大学の公表は「120分・120点、英語の一部で聞き取り(30分程度)、一部マーク」。大問の中身は例年の構成で、細部は年度で変わる。
| 大問 | 中身 | 答え方 |
|---|---|---|
| 1(A) | 英文の要約(日本語。70〜80字程度が多い) | 記述 |
| 1(B) | 文章中の空所に文・語句を補う+語句整序など | マーク+記述 |
| 2(A) | 自由英作文(近年は60〜80語程度) | 記述 |
| 2(B) | 和文英訳(年度により空所補充などとの複合) | 記述(マークを含む年も) |
| 3 | リスニング A・B・C(講義・会話など) | マーク |
| 4(A) | 誤り指摘(文法・語法が中心。文脈に合わない語も) | マーク |
| 4(B) | 下線部和訳 | 記述 |
| 5 | 長文総合(物語やエッセイ) | 記述+マーク |
大学の公表で確かなこと
外国語は文科・理科とも120分・120点。英語試験の一部分に聞き取り試験(30分程度)があり、一部の問題はマークシートで答える。放送の開始は試験の途中なので、それまでに解く大問と、先読みに使う数分を決めておく。大問ごとの配点は公表されていない。
大問別の攻略法8
- 11(A) 要約段落ごとに「主張/根拠・対比/例」と仕分け、例は原則捨てる(主張に欠かせない例は一般化して短く)。「AはBだ。なぜならC」の日本語の型に流し込むと字数に収まる。書き出しの指定があれば必ず従う。
- 21(B) 文の補充空所の前後の接続語(However など)、指示語(this / such)、the のつく名詞が手がかり。選択肢の代名詞が何を指すかを先に確かめる。本文と同じ単語を含むだけのダミーに注意。
- 32(A) 自由英作文抽象的な問いほど、身近な具体例を1つ立てて主張を支える。主張→理由または具体例→結論の3文〜5文。語数の範囲外は大きな失点になりうる。
- 42(B) 和文英訳日本語らしい表現は、まず英語にしやすい日本語に言い換える(和文和訳)。確実に書ける構文だけで組み立て、ミスの入る余地を減らす。
- 53 リスニング放送前に選択肢どうしの違いだけを拾い、聞く的を決める。1回目で当たりをつけ、2回目で確かめる。アメリカ以外の発音にも慣れておく。
- 64(A) 誤り指摘下線部を見たら、数の一致・時制・代名詞・前置詞・比較・関係詞・自動詞と他動詞を順に点検。文法で決まらなければ、前後の文脈と意味が合うかも確かめる。
- 74(B) 和訳構文(SVOC と修飾)を確定→直訳→日本語として整える、の3段階。下線部の it / this は指す内容をはっきりさせると伝わる答案になる。
- 85 長文総合物語なら出来事より「気持ちの動き」(不安→安心など)をメモしながら読む。冒頭がわかりにくくても焦らない。エッセイが来ても解けるよう両方を練習。
ここで減点!5
- ✕要約に本文の具体例や数字を入れる○主張と、それを支える対比・根拠だけを書く字数を食い、肝心の要素が抜ける
- ✕This means that … を「これは〜を意味する」とだけ訳す○this の中身を補って訳す何を指すか示さないと理解を示せない
- ✕英作文で「強さは大切だ」と抽象論を重ねる○1つの場面を具体的に描いて主張を支える抽象論だけでは中身が伝わらない
- ✕リスニング直前まで別の大問に没頭する○放送の数分前には設問・選択肢の先読みに切り替える先読みなしで聞くと配点の大きい大問を落とす
- ✕4(A)で全文を丁寧に訳しながら読む○下線部の文法・語法を中心に、前後の文脈と合わせて点検時間対得点の効率が最も不安定な大問
120分の設計例(一例)
記事が示す一例。リスニングが途中に割り込む前提で、自分の順番を過去問で決め、本番では変えない。
| ブロック | やること |
|---|---|
| 前半(放送前) | 書く系を頭が冴えているうちに:2(A)→2(B)→1(A) |
| 放送の数分前 | リスニングの設問・選択肢を先読み |
| リスニング(約30分) | 3のA・B・C。問題の間の空白でも次を先読み |
| 後半 | 4(B)→5→1(B)→4(A)は残り時間で調整 |
要約・和訳で効く「論理の目印」8
要約で残す所・捨てる所を決める語。和訳でも構造の手がかりになる。
語句働き要約での扱い
not A but BAではなくBB が主張。A は対比として短く
rather / insteadむしろ/その代わりに対比の後半。主張が来やすい
while / whereas〜する一方で対比の軸。要約に入れやすい
It is true that … but確かに〜だが譲歩。but の後が主張
for example / for instance例えば例。原則として捨てる
in other words言い換えれば主張の言い直し。まとめやすい
this is why / thusだから結論の合図
the same is true of〜にも同じことが言える一般化。主張の範囲を示す
英作文の定番フレーズ(短い語数用)6
60〜80語程度では1文を短く。例文はオリジナル。
- In my view, being strong means 〜★★★私の考えでは、強いとは〜ということだ定義を問う問い(What does it mean to …?)への書き出し
- Take, for example, 〜★★★〜を例に取ろう具体例へ入る合図。For example より目立つ
- This shows that 〜★★★このことは〜を示している例と主張のつながりをはっきり示す
- It is not A but B that matters.★★★大事なのはAではなくBだ常識の裏返しを1文で
- Admitting that you need help takes courage.★★★助けが必要だと認めるには勇気がいる動名詞の主語+take courage は自然な組み合わせ
- For these reasons, I believe 〜★★★これらの理由から、私は〜と考える結論。語数が足りない時だけ使う
概念テーマ×具体例のネタ帳
記事は概念系テーマ(幸福・自由・成長・強さなど)への備えを勧める。1テーマ1場面を用意しておく(例はオリジナル)。
| テーマ | 常識の裏返し | 使える場面 |
|---|---|---|
| 強さ | 力ではなく、弱さを認める勇気 | 部活で失敗を認め、仲間に助けを求めた |
| 自由 | 何でもできることではなく、選べること | 進路を自分で調べて決めた |
| 成長 | できることが増えるより、見方が変わること | 苦手な人の事情を知って態度が変わった |
| 幸福 | 大きな成功より、日々の小さな満足 | 家族と夕食を食べる時間 |
| 友情 | いつも同意することではなく、率直に言えること | 友人の計画の弱点を指摘した |
| 技術 | 便利さの裏に失うものもある | 地図アプリで道を覚えなくなった |
直前の注意3
- 1縦割り→セット演習形式が安定しているので、まず大問別に何年分も解いて型を作り、直前期に120分のセット演習で順番とリズムを固める(記事の助言)。
- 2英作文は仕込める2(A)は事前準備で特に時間を縮めやすい大問。幸福・自由・成長のような概念テーマに使える自分の体験を数本用意しておく。
- 3要確認試験時間などは募集要項で、要約の字数・英作文の語数・5の文章の種類などは最新の過去問で必ず確認する。
確認テスト
- 1東大の外国語(英語)の試験時間は 。正解は 120分。うち聞き取り試験は30分程度(大学の公表)
- 2要約で原則として捨てるのは 。正解は 具体例。例は字数を食う
- 3Success depends not on talent but on steady effort.正解は rather。not A but rather B=AではなくむしろB
- 44(A)で下線部を見たらまず点検するのは 。正解は 数の一致や時制などの文法。その後で文脈との整合も確認
- 5和文英訳で「日本語らしい表現」に出会ったら最初に 。正解は 英語にしやすい日本語に言い換える。和文和訳が鉄則
参考にした資料
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