CHECK TEST
千葉大学 英語の特徴と対策確認問題集
千葉大型の確認問題22問。指示語を明らかにする和訳と、形式が毎年変わる大問3のどの型にも備える。
Ⅰ 次の英文を読み、設問に答えよ
Imagine walking into a supermarket and finding fifty kinds of jam on the shelf. You might expect that more options would make shoppers happier. In a well-known experiment, however, researchers found the opposite. When a store offered twenty-four kinds of jam for tasting, many people stopped to try them, but very few actually bought any. When only six kinds were offered, fewer people stopped, yet far more of them made a purchase. (1)This suggests that having too many choices can make it harder, not easier, to decide. Psychologists call this phenomenon "choice overload." One reason is that every additional option increases the effort needed to compare. Another is the fear of regret: the more options we (A)forgo, the more likely we are to wonder whether one of them would have been better. (2)It is this worry, rather than the effort itself, that often keeps people from choosing at all. Of course, choice is not a bad thing. The point is that beyond a certain number, more options may leave us less satisfied with whatever we finally pick.
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スーパーに入って、棚に50種類ものジャムが並んでいるのを目にしたところを想像してほしい。選択肢が多いほど買い物客は喜ぶだろうと思うかもしれない。ところが、ある有名な実験で、研究者たちはその逆を発見した。ある店が24種類のジャムを試食用に並べたところ、多くの人が立ち止まって試食したが、実際に買った人はほとんどいなかった。6種類だけを並べたときは、立ち止まる人は少なかったものの、そのうち買った人ははるかに多かった。(1)このことは、選択肢が多すぎると、決めることが容易になるどころか、かえって難しくなりうることを示している。心理学者はこの現象を「選択過多」と呼んでいる。理由の一つは、選択肢が1つ増えるごとに、比べるのに必要な手間が増えることだ。もう一つは後悔への恐れである。見送る選択肢が多ければ多いほど、そのうちのどれかのほうがよかったのではないかと考えてしまう可能性が高くなるのだ。(2)人がそもそも選ぶことすらできなくなる原因になることが多いのは、比べる手間そのものよりも、むしろこの不安なのである。もちろん、選択できること自体は悪いことではない。要は、ある数を超えると、選択肢が増えるほど、最終的に何を選んでもその選択に満足しにくくなるかもしれないということだ。
- 1下線部(1)を、This の内容を明らかにして和訳せよ。
答え試食用のジャムが24種類の時より6種類の時の方が、買った人がはるかに多かったということは、選択肢が多すぎると、決めるのが容易になるどころか、かえって難しくなりうることを示している。
解説This は直前の2文の実験結果「24種類より6種類のときのほうが買った人がはるかに多かった」を指すので、それを具体的に書くのが第一の採点ポイント。make it harder to decide の it は形式目的語で to decide を指す。harder, not easier は「容易ではなく難しく」→「容易になるどころか難しく」と対比を訳出する。can は「~しうる」。「これは」だけで済ませると指示に答えていないので大きく減点。
【覚える】make it+形容詞+to do(~することを…にする)。it は形式目的語。 - 2下線部(2)を、this worry の内容を明らかにして和訳せよ。
答え人がそもそも選ぶことすらできなくなる原因となることが多いのは、比較する手間そのものではなく、選ばなかった選択肢の方がよかったのではないかという不安である。
解説this worry は直前の「見送った選択肢のどれかのほうがよかったのではないかという不安(後悔への恐れ)」を指す。It is ~ that … の強調構文で「…なのは~だ」と訳し、A rather than B は「BよりむしろA」。keep O from doing は「Oが~するのを妨げる」、at all は否定的な文脈で「そもそも・まったく」。the effort itself は「比べる手間そのもの」と前の内容を補うとよい。
【覚える】It is A rather than B that ~=~なのはBではなくむしろAだ。 - 3選択肢が多いとなぜ決めにくくなるのか。本文が挙げる理由を2つ、日本語で説明せよ。
答え選択肢が1つ増えるごとに、比べるのに必要な手間が増えるから。また、見送る選択肢が多いほど、そのどれかの方がよかったのではないかと後悔するのを恐れるから。
解説本文の One reason is that ~ と Another is ~ が2つの理由。①選択肢が1つ増えるごとに比べる手間が増える、②見送る選択肢が多いほど、どれかのほうがよかったのではと後悔するのが怖い、の両方を書く。理由を問われたので文末は「~から」で結ぶ。ジャムの実験は主張を支える例であって理由ではないので入れない。片方だけだと半分の得点。
【覚える】One reason is ~. Another is ~. は理由を列挙する合図。設問の答えの場所になりやすい。
Ⅰ(続き)
- 4下線部(A) forgo の意味に最も近いものを選べ。
答えa give up
訳見送る選択肢が多ければ多いほど、そのうちのどれかのほうがよかったのではないかと考えてしまう可能性が高くなる。
解説the more options we forgo, the more likely we are to wonder whether one of them would have been better(見送る選択肢が多いほど、どれかのほうがよかったかと思う)の流れから、forgo は「選ばずに見送る・あきらめる」の意味で give up が最も近い。compare(比べる)は「比べる手間」の話から連想させるダミー。prefer(好む)は逆の意味、create(作り出す)は文脈に合わない。
【覚える】forgo=(欲しいものを)やめる・見送る(=do without/give up)。 - 5本文の内容と一致するものを1つ選べ。
答えd Shoppers were more likely to buy jam when fewer kinds were offered.
訳問:本文の内容と一致するものを1つ選べ。
答:並べた種類が少ないときのほうが、買い物客はジャムを買う傾向があった。解説6種類のときは fewer people stopped, yet far more of them made a purchase(立ち止まる人は少ないが、買った人ははるかに多い)とあり一致する。More people stopped to taste jam when six kinds were offered.(6種類のときに多くの人が立ち止まった)は逆(多く立ち止まったのは24種類)。The author believes that offering choices is always harmful.(選択は常に有害)は choice is not a bad thing に反する。The effort of comparing is the only cause(比べる手間が唯一の原因)は理由が2つあることに反する。
【覚える】always・only は本文と矛盾しやすい語。
Ⅱ 上下の文がほぼ同じ意味になるよう、( )内の語を含む2〜4語を空所に入れよ(大問3型)
- 6She was too tired to finish her homework. = She was so tired finish her homework.(that)
答えthat she couldn't/that she could not
訳彼女はとても疲れていたので、宿題を終えられなかった。
解説too ~ to do(~すぎて…できない)は so ~ that S can't do に書き換えられる。過去の文なので can't を could not(couldn't)にし、主語 she を補う。that she couldn't/that she could not の4語以内で書く。that she can't は時制がずれて減点。
【覚える】too ~ to do = so ~ that S can't do / ~ enough to do = so ~ that S can do。 - 7As soon as he arrived, it began to rain. = No arrived than it began to rain.(sooner)
答えsooner had he
訳彼が到着するとすぐに雨が降り始めた。
解説No sooner had S+過去分詞 than ~(Sが…するとすぐに~)の構文。否定語 No sooner が文頭に来るので had he と倒置する。到着したのが先なので過去完了。than と組むのは no sooner、when/before と組むのは hardly/scarcely と区別する。he had と倒置し忘れると誤り。
【覚える】No sooner had S p.p. than ~ = Hardly had S p.p. when ~ = As soon as S+過去形, ~。 - 8It seems that he knew the truth. = He seems the truth.(known)
答えto have known
訳彼はその真実を知っていたようだ。
解説It seems that he knew ~ では、seems(現在)より knew(過去)のほうが前の時。この時のずれを表すには完了不定詞 to have known を使う。to know だと「今知っているようだ」になり意味が変わる。It seemed that he knew なら He seemed to know になる。
【覚える】S seem(s) to have p.p.=Sは(以前)~したようだ。述語より前の時は完了不定詞。 - 9I didn't go to the party because I was sick. = My illness going to the party.(prevented)
答えprevented me from
訳病気のせいで、私はパーティーに行けなかった。
解説prevent O from doing(Oが~するのを妨げる)で、無生物主語 My illness が「私がパーティーに行くのを妨げた」と書き換える。prevented me from の3語。me を入れ忘れたり、from を to にしたりするミスに注意。
【覚える】prevent/keep/stop/hinder O from doing。無生物主語は「~のせいで…できない」と訳す。 - 10You don't have to hurry. = There is hurry.(need)
答えno need to
訳急ぐ必要はない。
解説There is no need to do(~する必要はない)で、don't have to/need not と同じ意味。no need to の3語。There is not need ~ のように not を使うのは誤り(need は名詞なので no で否定する)。
【覚える】There is no need to do = You don't have to do = You need not do。 - 11He is the best player on the team. = No on the team is as good as he is.(other)
答えother player
訳チームのほかのどの選手も、彼ほどうまくはない。
解説No other+単数名詞 ~ as … as(ほかのどの~も…ほどではない)は最上級と同じ意味になる。other player と単数形にするのがポイント(other players は減点)。He is better than any other player on the team. も同じ意味。
【覚える】最上級の書き換え:No other+単数名詞 is as ~ as A = A is ~er than any other+単数名詞。
Ⅲ ( )内の語を、文意に合う形に変えて1語で書け
- 12The new medicine proved highly against the disease, and many patients recovered quickly.(effect)
答えeffective
訳その新薬はその病気に非常に効果があるとわかり、多くの患者がすぐに回復した。
解説副詞 highly に修飾され、proved(~だとわかった)の補語になるので形容詞 effective(効果のある)にする。名詞 effect(効果)のままでは highly に修飾されない。患者がすぐに回復したので、否定の ineffective は文意に合わない。
【覚える】prove(to be)+形容詞=~だとわかる。effect(名)→ effective(形)→ effectively(副)。 - 13The of the old castle took more than ten years.(restore)
答えrestoration
訳その古城の修復には10年以上かかった。
解説The of ~ は名詞の位置で、文の主語になる。restore(修復する)を名詞 restoration(修復)にする。restoring も名詞の働きはするが、the ~ of の形では名詞形 restoration が自然。
【覚える】動詞+-ation で名詞:restore → restoration、inform → information、explain → explanation。 - 14Her to help others impressed everyone.(willing)
答えwillingness
訳他人を進んで助けようとする彼女の姿勢に、みんなが感心した。
解説所有格 Her の後で、文の主語になるので名詞。形容詞 willing(進んで~する)に -ness をつけて willingness にする。be willing to do(進んで~する)→ willingness to do(進んで~する気持ち)と、後ろの to help もそのまま使える。
【覚える】形容詞+-ness で名詞:willing → willingness、kind → kindness、aware → awareness。 - 15The internet brought about changes in the way we communicate.(revolution)
答えrevolutionary
訳インターネットは私たちのコミュニケーションの方法に革命的な変化をもたらした。
解説名詞 changes を前から修飾するので形容詞 revolutionary(革命的な)にする。revolution(革命)のままでは名詞が2つ並んで不自然。bring about は「もたらす・引き起こす」。つづりは -ary で終わる。
【覚える】revolution(名)→ revolutionary(形)。bring about = cause(引き起こす)。 - 16Online courses people in remote areas to study at university.(able)
答えenable
訳オンライン講座によって、遠隔地の人々も大学で学ぶことができるようになる。
解説主語 Online courses の後に文の動詞が必要。形容詞 able に動詞をつくる接頭辞 en- をつけて enable(~できるようにする)にする。enable O to do=Oが~できるようにする。主語が複数で現在の文なので -s はつけない。
【覚える】en- で動詞化:able → enable、large → enlarge、rich → enrich。enable O to do。
Ⅳ 会話が自然につながるように、空所に入る英文を書け
- 17A: Excuse me, does this bus go to the city library? / B: ( ) You need to take the number 12, which leaves from the other side of the street.
答えNo, I'm afraid it doesn't.
訳A:すみません、このバスは市立図書館へ行きますか。
B:いいえ、残念ながら行きません。12番のバスに乗る必要があります。通りの反対側から出ていますよ。解説直後に You need to take the number 12(12番に乗る必要がある)と言っているので、このバスは図書館へ行かないとわかる。疑問文 does this bus go ~? に合わせて No, I'm afraid it doesn't. と答える。採点ポイントは①否定の答えであること②does で聞かれたら does で答えること。Yes, it does. では後ろとつながらない。別解:I'm afraid not./No, it doesn't.
【覚える】空所補充の会話は、直前の質問と直後の発言の両方につながるかで確かめる。 - 18A: I've decided to study abroad next year. / B: That's great! ( ) / A: Canada. I've always wanted to see its national parks.
答えWhere are you going to study?
訳A:来年留学することに決めたんだ。
B:すごいね!どこで勉強するの?
A:カナダだよ。ずっとカナダの国立公園を見てみたかったんだ。解説A が Canada.(カナダ)と国名で答えているので、行き先を尋ねる疑問文が入る。Where are you going to study? が自然。採点ポイントは①場所を尋ねる疑問詞②疑問文の語順③未来の表現。別解:Which country are you going to?/Where will you study? 文法的に正しくても、When are you leaving? など Canada という答えにつながらない文は不可。
【覚える】答えの形(国名・時刻・人名)から疑問詞を逆算する。
Ⅴ 次の日本語を英語に訳せ(かみ砕いてから書く)
- 19その映画は期待はずれだった。
答えThe movie was not as good as I had expected.
解説「期待はずれ」は直訳せず、「期待したほどよくなかった」とかみ砕くと書きやすい。not as good as I had expected で、期待したのは映画を見る前なので過去完了 had expected にするのが採点ポイント。別解:The movie was disappointing./The movie didn't live up to my expectations. disappointed(がっかりした)は人が主語のときに使い、The movie was disappointed. は誤り。
【覚える】期待はずれ=not as good as I (had) expected/disappointing。 - 20せっかく早起きしたのに、電車が止まっていて学校に遅刻した。
答えAlthough I got up early, I was late for school because the trains had stopped running.
解説「せっかく~のに」は although/even though(~だけれども)で十分に表せる。電車が止まったのは遅刻より前なので過去完了 had stopped を使うのが採点ポイント。be late for school(学校に遅刻する)の for も忘れない。別解:because the trains were not running/because the train service was suspended。
【覚える】日本語特有の言い回し(せっかく・わざわざ)は、論理(逆接・理由)に置き換えて書く。 - 21どんなに忙しくても、朝ご飯だけは抜かないようにしている。
答えNo matter how busy I am, I try not to skip breakfast.
解説「どんなに~でも」は No matter how+形容詞+S+V(However busy I am も可)。形容詞 busy を how の直後に置く語順が採点ポイント。「抜かないようにしている」は try not to do で、not を to の前に置く。「朝ご飯を抜く」は skip breakfast。別解:However busy I am, I make sure to eat breakfast.
【覚える】No matter how+形容詞+S+V = However+形容詞+S+V。try not to do(~しないようにする)。
Ⅵ 次の問いに、80語程度の英語で答えよ
- 22Do you think it is a good idea for high school students to use AI tools when they do their homework? Explain your opinion with reasons.
答えI think high school students can use AI tools, but only as a helper, not as a replacement for their own thinking. For example, when I am stuck on a math problem, asking AI for a hint helps me understand the steps. However, if students simply copy answers, they will not learn anything and will struggle in exams. Therefore, I believe students should first try to solve problems by themselves and use AI only to check or improve their work.(80語)
訳問:高校生が宿題をするときにAIツールを使うのはよい考えだと思いますか。理由を挙げて意見を説明しなさい。
解答例訳:高校生はAIツールを使ってもよいと思うが、それはあくまで手助けとしてであって、自分で考えることの代わりとしてではない。例えば、数学の問題で行き詰まったとき、AIにヒントを求めると解き方の手順を理解する助けになる。しかし、生徒が答えを丸写しするだけなら、何も身につかず、試験で苦労するだろう。だから、生徒はまず自分で問題を解こうとし、AIは自分の答えを確かめたりよりよくしたりするためだけに使うべきだと思う。解説採点ポイントは①1文目で立場をはっきり示す(使ってよいが条件つき)②理由と具体例(数学で行き詰まったときのヒント)③However で反対の側面(丸写しでは学べない)に触れて説得力を増す④Therefore で結論。80語前後に収め、語数の大幅な過不足は減点。別解として「反対」の立場でも、理由と例がそろっていれば同じように得点できる。
【覚える】I think ~. For example, ~. However, ~. Therefore, ~. の型を1つ持っておく。
千葉大学 英語の特徴と対策(A4 2枚)