大学別・難関大No.297確認問題集あり

国公立二次 英語の共通点と対策

国公立二次の英語は「書いて答える」問題が多い。和訳・内容説明・要約・英作文に共通する答案の型を身につけ、読めたのに点にならない失点をなくす。

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まずはこの3つ

  1. 答案は要素で採点されると考え、書く前に入れる要素を数える
  2. 設問の聞き方で文末が決まる。なぜ→〜から、どういうこと→〜ということ
  3. 英作文は難しい英語より、ミスのない英語。日本語をかみ砕いてから書く

よく出る形式と答案の型

大学・学部ごとに組み合わせが違う。志望校の過去問で、どの形式が何題出るかを最初に確認する。

形式問われる力答案の型
下線部和訳構文の把握と自然な日本語構文確定→直訳→日本語化
内容説明(日本語)該当箇所を見つけ、要素を拾う力要素を並べ、聞き方に合う文末で
要約(日本語・英語)主張と根拠を残し例を捨てる力「AはBだ。なぜならC」
和文英訳日本語を英語にしやすく言い換える力和文和訳→確実な構文で
自由英作文主張を理由と具体例で支える力主張→理由・具体例→結論
空所補充・整序など文法・語法・論理の知識根拠を持って選ぶ
リスニング(一部の大学)要点の聞き取り設問・選択肢の先読み
採点は「要素」で考える

多くの大学は細かい採点基準を公表していない。だからこそ答案は要素ごとに点が入る(または減る)ものとして作るのが安全。書く前に「入れるべき要素は何個か」を本文から数え、書いた後に全部入ったかを確かめる。字数の上限がある時は、具体例より主張・理由を優先する。

和訳の鉄則4

  1. 1構文→直訳→日本語化
    SVOCと修飾関係を確定し、構造どおりに訳してから自然に整える。いきなり意訳すると構文の取り違えに気づけない。
  2. 2指示語は中身を補う
    「指示語の内容を明らかにして訳せ」(千葉大などで見られる形)では、it や this を具体的な内容に置き換える。指示がない時は、意味を変えない範囲で自然に訳す(勝手な補足は誤読扱いのおそれ)。
  3. 3訳語は文脈で選ぶ
    多義語は辞書の第1義を機械的に当てず、前後の文とつながる語義を選ぶ。
    The company decided to address the problem at once.その会社はすぐにその問題に取り組むことにした。(address=取り組む)
  4. 4省略を補う
    比較の後や and の後の省略は、何が省かれているかを明らかにして訳す。
    She speaks French better than I do English.私が英語を話すよりも、彼女はフランス語を上手に話す。

設問の聞き方→答えの文末

日本語で答える記述は、文末が設問に対応していないだけで減点されうる。

設問文末中身
なぜか・理由を説明せよ〜から。/〜ため。原因・根拠の要素
どういうことか説明せよ〜ということ。比喩・抽象語を具体的な中身に言い換える
何を指すか答えよ名詞で終える指示語に代入して意味が通るか確認
筆者の考えを述べよ〜と考えている。筆者の主張とその根拠
AとBの違いを説明せよAはXだが、BはYだ。比べる軸をそろえる

内容説明・要約の手順5

  1. 1
    設問の要求を確認何について・何字で・何を答えるか(理由か内容か)に印。
  2. 2
    該当箇所を特定下線部の前後だけでなく、段落全体や言い換えの箇所を探す。
  3. 3
    要素を書き出す主張・理由・対比を短いメモで。具体例は字数に余裕がある時だけ。
  4. 4
    自分の日本語でつなぐ本文の訳を並べず、因果・対比の関係がわかるように接続する。
  5. 5
    文末と字数を確認設問に対応した文末か、字数の範囲内かを点検。

英作文の鉄則4

  1. 1和文和訳してから訳す
    「腑に落ちない」→「納得できない」のように、英語にしやすい日本語に直してから書く。主語を補い、論理の接続を明示する。
    His explanation did not convince me.彼の説明は腑に落ちなかった。
  2. 2自由英作文は設計してから
    主張・理由(語数に応じて1〜2つ)・具体例・結論を日本語で1行ずつメモしてから書く。語数の範囲は必ず守る。
  3. 3抽象テーマは具体例で
    「自由とは何か」のような問いは、身近な1場面を描いて主張を支える。
  4. 4見直しの定番
    三単現・時制・冠詞・名詞の単複・つづり。この5点の点検だけで失点が大きく減る。

記述で減点されやすい答案5

  • ✕理由を問われて「〜ということ。」で終える
    ○「〜から。」「〜ため。」で終える
    設問の要求に答えていない
  • ✕本文の訳をそのまま並べる
    ○要素を拾い、自分の日本語で関係をつなぐ
    要素が散らばり、字数も超えやすい
  • ✕比喩を本文の言葉のまま書き写す
    ○比喩が指す具体的な中身に言い換える
    説明になっていない
  • ✕英作文でうろ覚えの難しい構文を使う
    ○確実に書ける構文で書く
    1つのミスで文全体の評価が下がる
  • ✕語数を数えずに書き終える
    ○5語ずつ印をつけながら書く
    指定範囲の外は条件違反になりうる

大学ごとの例(大学の公表と記事から)

同じ国公立でも形式は大きく違う。詳しくは各大学のチートシートで。

大学特徴
東京大学120分・120点。途中に30分程度のリスニング。要約・英作文・和訳など多形式
京都大学120分。長文の和訳・説明、和文英訳、自由英作文の4題構成(近年)
千葉大学80分。指示語を明らかにする和訳。大問3は形式が年で変わる(記事)
お茶の水女子大学100分。英語による要約や説明を求める問題も出す(大学の出題方針)
埼玉大学120〜150語の自由英作文(記事)。過去問を再利用する場合がある(要項)

直前の注意3

  1. 1添削を受ける
    記述は自分で採点しにくい。過去問の答案は先生に見てもらい、どの要素が欠けたかを確認する。
  2. 2時間配分は過去問で
    記述は1問に時間をかけすぎやすい。大問ごとの上限時間を決め、超えたら次へ。
  3. 3要確認
    形式・語数・試験時間は大学と年度で変わる。志望校の最新の募集要項と過去問で必ず確認する。

確認テスト

  1. 1
    「なぜ筆者はそう考えるのか」と問われた時の文末は 。
  2. 2
    和訳で最初にすることは 。
  3. 3
    We need to the issue of food waste.(取り組む)
  4. 4
    要約で原則として捨てるのは 。
  5. 5
    京都大学の外国語の試験時間は 。

参考にした資料

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