構文・英文和訳No.118確認問題集あり

読み間違える構文30

単語は全部わかるのに意味を取り違える――その原因になる構文30を、典型的な誤読→正しい読みで直す。

読み間違える構文30 の1ページ目

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まずはこの3つ

  1. 動詞はどれか。-ed・名詞+S V を見たら述語か修飾かを確かめる
  2. 文頭が普通でない語順なら倒置・省略を疑う
  3. that・as・if は「後ろが完全文か」「比較級があるか」で識別
誤読を防ぐ3つの問い

①本当の述語動詞はどれか(-ed は過去形か過去分詞か)②この語句はどこにかかるか(修飾・並列の相手)③何かが欠けていないか(省略・倒置・挿入)。誤読の大半は、この3つのどれかを飛ばしたときに起きる。

1主語と動詞を取り違える7

  1. 1-ed は過去分詞かもしれない
    名詞の直後の -ed に前置詞句が続き、後ろにもう1つ動詞があれば、-ed は名詞を修飾する過去分詞。
    The man injured in the accident was taken to the hospital.事故でけがをした男性は病院に運ばれた。
    ✕injured を述語と見て「男は事故でけがをさせた」
  2. 2名詞+S V は関係詞の省略
    名詞の後の S V で目的語が欠けていれば目的格の関係詞の省略(欠けがなければ同格の that の省略も)。文の動詞は後ろの were made。
    The rules we follow at school were made long ago.私たちが学校で従っている規則は、ずっと昔に作られた。
    ✕「規則、私たちは学校で従い、昔作られた」と動詞を並べる
  3. 3文頭の What は主語の名詞節
    What+V 〜 の後に is・was が来たら、What 〜 全体が主語。疑問文ではない。
    What surprised me most was his calm attitude.私がいちばん驚いたのは、彼の落ち着いた態度だった。
    ✕「何が私をいちばん驚かせたのか」と疑問で読む
  4. 4文頭の -ing が主語のことも
    -ing 〜 の後にカンマがなく、すぐ動詞が来れば動名詞の主語。分詞構文なら後ろに別の主語が来る。※Sleeping children は -ing が名詞を修飾。
    Living in a foreign country teaches you a lot.外国で暮らすと多くのことが学べる。
    ✕「外国に住んでいて、…」と分詞構文で読む
  5. 5that の後が不完全なら関係詞
    名詞+that の後に目的語・主語が欠けていれば関係代名詞、完全な文なら fact・news などの同格「〜という」(the day that 〜 は関係副詞)。
    The news that she told me turned out to be false.彼女が私に話した知らせは、うそだとわかった。
    ✕「彼女が私に話したという知らせ」と同格で読む(told の目的語が欠けている)
  6. 6One of the 複数名詞 … is
    主語は One。間の関係詞節(who live 〜)は students を修飾するので複数扱い、文の動詞は単数の is。
    One of the students who live in this dorm is from Brazil.この寮に住む学生の1人はブラジル出身だ。
    ✕is の主語を students と読み、文法がおかしいと判断する
  7. 7名詞+to V は「〜する(という)」
    decision・plan・ability などの直後の to V は名詞を説明する形容詞的用法。目的「〜するために」ではない。
    The decision to close the school angered parents.学校を閉鎖するという決定に、保護者たちは怒った。
    ✕「学校を閉鎖するために決定が…」と目的で読む

2比較・数量の読み違い5

  1. 1The 比較級, the 比較級 の後半
    後半の the+比較級は「それだけ〜」。less なら「それだけ〜でなくなる」と訳す。
    The more I learned about him, the less I liked him.彼のことを知れば知るほど、好きでなくなった。
    ✕「私は彼をより少なく好きだった」と直訳して意味不明に
  2. 2than の後ろの is・was
    than+be+p.p. の than は主語の働きをする(関係代名詞的)。「一般に思われているより〜」。
    City life is more stressful than is commonly believed.都会の生活は、一般に思われているよりストレスが多い。
    ✕than 以下を「一般に信じられているのは…」と別の文で読む
  3. 3no more than=たった
    no=差ゼロ+「少ない!」の気持ち。no more than 1,000 yen は「たった千円」。
    The ticket costs no more than 1,000 yen.チケットはたった千円だ。
    ✕「千円以上はしない」と範囲だけで読み、安さの気持ちを落とす
  4. 4倍数+those of
    those は前の複数名詞(sales)の代わり。比べているのは「今年の売上」と「昨年の売上」。
    This year's sales were twice those of last year.今年の売上は昨年の2倍だった。
    ✕those を「あれら」と訳す
  5. 5not so much A as B
    「A というよりむしろ B」。話し手の主張は後ろの B。
    She was not so much angry as disappointed.彼女は怒っているというより、がっかりしていた。
    ✕「がっかりしたほどには怒っていない」→怒っていたと読む

3倒置・強調の読み違い6

  1. 1文頭の Had・Were・Should
    後ろに疑問符がなく、カンマの後に would などが来れば if の省略による倒置。
    Had it not been for your advice, I would have failed.君の助言がなかったら、私は失敗していただろう。
    ✕Had を「持っていた」、または疑問文と読む
  2. 2目的語+did S V
    否定の目的語(Not a word)が文頭に出て倒置。「ひと言も〜しない」と全面否定になる。
    Not a word did she say.彼女はひと言も言わなかった。
    ✕「一語ではない(何語か言った)」と読む
  3. 3形容詞+are+S
    補語が文頭に出た倒置。主語は be の後ろの those who 〜。
    Happy are those who can laugh at themselves.自分のことを笑える人は幸せだ。
    ✕those を補語と見て「幸せな人々は…である」と読む
  4. 4場所の副詞句+V+S
    場所を表す語句が文頭で、自動詞(stood・lay・came)の後に名詞があれば、その名詞が主語。
    On the hill stood an old church.丘の上に古い教会が建っていた。
    ✕the hill を主語と見て「丘が立っていた」
  5. 5It is 名詞 that 〜 は強調構文
    It is と that を消して文が成り立てば強調構文。It は訳さず「〜なのは…だ」。
    It is the quality, not the price, that matters.大事なのは値段ではなく質だ。
    ✕It を「それ」と訳す
  6. 6So+副詞+did S V that
    so 〜 that の so 〜 が文頭に出た倒置。「とても〜なので…」。
    So fast did he run that no one could catch him.彼はとても速く走ったので、誰も追いつけなかった。
    ✕So を「だから」と読む

4挿入・省略・共通関係6

  1. 1カンマで挟まれた it seems
    S V の間の , it seems, は挿入。「どうやら〜らしい」と文全体にかける。
    The plan, it seems, has failed.その計画はどうやら失敗したらしい。
    ✕it を主語に「それが見える」と読む
  2. 2what S believe was 〜
    S believe [think] は挿入。what が was の主語。「S が〜だと信じること」。
    He did what he believed was right.彼は自分が正しいと信じることをした。
    ✕what を believed の目的語と見て was の主語を見失う
  3. 3接続詞の後の S+be の省略
    while・when・though・if の直後に前置詞句や形容詞が来たら、主節と同じ S+be が省略されている(if necessary などは it is)。
    While in Paris, she studied art.パリにいる間、彼女は美術を学んだ。
    ✕while を「一方で」と対比で読む
  4. 4A and B が1つの名詞を共有
    loves と is loved by の両方が his students につながる共通関係。カンマが目印。
    He loves, and is loved by, his students.彼は生徒たちを愛し、また生徒たちに愛されている。
    ✕loves の目的語がないと考えて文が切れていると読む
  5. 5so he did と so did he
    so+S+V は「実際にそうした」、so+V+S は「S もそうした」。語順で意味が変わる。
    He said he would come, and so he did.彼は来ると言い、実際に来た。
    ✕「彼もまた来た」と So did he. の意味で読む
  6. 6others の後の動詞の省略
    Some 〜, others … の後半は、前と同じ動詞が省略されている。補って読む。
    Some students study to pass exams, others to learn.試験に受かるために勉強する学生もいれば、学ぶために勉強する学生もいる。
    ✕others を目的語に「他人に学ばせる」と読む

5識別と否定の範囲6

  1. 1so that+can は目的
    カンマなしの so that S can [will] は「〜できるように」(目的)が多い。カンマ付きの , so that は「その結果」が多い。最後は文脈。
    He worked hard so that he could support his family.彼は家族を養えるように懸命に働いた。
    ✕「懸命に働いたので家族を養えた」と結果で読む
  2. 2as+比較級・変化の動詞は比例
    as 節に比較級や grow・become など変化の動詞があればまず「〜するにつれて」を考える。
    As he grew older, he became more patient.年をとるにつれて、彼は辛抱強くなった。
    ✕「年をとったので」と理由で読む
  3. 3動詞の目的語の if は「〜かどうか」
    know・ask・wonder の後の if 節は名詞節。未来のことなら will も使える。
    I don't know if he will come.彼が来るかどうかわからない。
    ✕「もし彼が来るなら、私は知らない」と条件で読む
  4. 4文頭の p.p. は受け身の目で
    過去分詞で始まる分詞構文は受け身(Tired 〜 なら状態)の意味。主節の主語(the island)が「見られる」側。
    Seen from the sky, the island looks like a heart.空から見ると、その島はハートの形に見える。
    ✕Seen を「島が見た」と能動で読む
  5. 5not … because は理由の否定
    2通りに読める。but because が続く・「〜だから…しなかった」では筋が通らない時は、not が because 節まで打ち消す。
    He didn't study law because his parents wanted him to, but because he loved it.彼が法律を学んだのは、両親が望んだからではなく、好きだったからだ。
    ✕「両親が望んだので法律を学ばなかった」(but because と合わない)
  6. 6the last person+関係詞節
    would ask・would expect などと組むと「最も〜しそうにない人」。※文字どおり「最後に〜した人」のことも。
    She is the last person I would ask for help.彼女は、私が助けを求めるような相手では決してない。
    ✕「彼女は私が最後に助けを求める人だ」

まぎらわしい語の識別早見表

語見分けの目印意味
that後ろが不完全/完全(fact 型の名詞)関係代名詞/同格・名詞節
as比較級・変化の動詞/形容詞+as S V〜につれて/〜だけれども
if名詞の位置(目的語など)/主節の条件〜かどうか/もし〜なら
since起点からの継続(主節は完了形が多い)/理由〜以来/〜なので
while対比の内容/動作・状態の継続〜なのに対して/〜する間
butnothing but/anything but/all butだけ/決して〜ない/ほとんど
once後ろに S V が続く/単独いったん〜すると/かつて
what「何」で通る/通らない疑問詞/〜こと・もの

長い文で迷ったときの手順4

  1. 1
    動詞に印をつける-ed・-ing は「述語か修飾か」を保留して全部チェック
  2. 2
    接続詞・関係詞の節をかっこでくくる節の中の動詞は主節の動詞ではない
  3. 3
    欠けている要素を探す目的語がない→関係詞、動詞がない→省略、語順が逆→倒置
  4. 4
    主節の S V を先に訳す骨組みが決まってから修飾を足す

確認テスト:正しい読みは?

  1. 1
    The car parked outside belongs to my uncle. の主節の述語動詞は?
  2. 2
    Little did I know about the plan. の意味は?
  3. 3
    She said she would win, and so she did. の意味は?
  4. 4
    As we went higher and higher, the air became thinner and thinner. の as は?
  5. 5
    The rumor that he spread was not true. の that は?
  6. 6
    Since I moved here, I have made many friends. の since は?
  7. 7
    Strange as it may sound, it is true. の as は?
  8. 8
    The boy who I thought was shy gave a great speech. の was の主語は?
  9. 9
    Only after the meeting did I learn the truth. の意味は?
  10. 10
    While I like his ideas, I don't like his attitude. の while は?

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