まずはこの3つ
- 各段落の要点(主題文)を1つずつ拾う
- 本文の語句を写さず、品詞・語を変えて言い換える
- 具体例・数字は削る。自分の意見は足さない
要約の5ステップ5
- 1全体のテーマをつかむ全体を読み、何についての文章か、筆者の立場(賛成・反対・中立)はどうかを決める。
- 2段落ごとに要点を1つ各段落の主題文に線を引き、日本語のメモでよいので1行にまとめる。
- 3要点をつなぐ要点どうしの関係(対比・因果・追加)を決め、However / Therefore などで骨組みを作る。
- 4言い換えて書く本文の表現を、品詞・類義語・上位語を使って自分の英語に直す。
- 5語数と見直し語数を数え、要点の抜け・意見の混入・文法ミスを確認する。
要点を抜き出すコツ5
- 1主題文は最初か最後に多い英語の段落は最初の文で要点を述べ、残りで説明することが多い。最後の文でまとめ直す型もある。
- 2逆接の後に主張があるHowever / But / Yet の後には筆者の言いたいことが来やすい。前半の一般論より重く見て拾う。
- 3具体例・数字・引用は削るFor example の後、数字、人の発言は要点を支える材料。要約では「何の例か」だけを残す。
- 4繰り返される語がテーマ何度も出る名詞(とその言い換え)はテーマの手がかり。要約の1文目に入れると軸が決まる。
- 5賛否の両面を落とさない利点と欠点、賛成と反対の両方が論じられていれば、両方を短く入れる(※一方が前振りだけなら主張側を中心に)。
言い換えのテクニック6
- 1品詞を変える動詞→名詞、形容詞→名詞などに変えると、自然に別の表現になる。because they are expensive → because of their high cost高価なので → 高いコストのため
- 2類義語に変えるimportant→significant、help→support、show→indicate。意味の強さや自動詞・他動詞が変わらない語を選ぶ。Many people use smartphones. → Smartphones are widely used.多くの人がスマホを使う → スマホは広く使われている
- 3具体→上位語具体例の列挙は、まとめる語(上位語)1つにする。語数も減る。cars, buses, and trains → means of transportation車・バス・電車 → 交通手段
- 4節⇔句Although+S V ↔ Despite+名詞、because+S V ↔ because of+名詞。語数調整にも使える。Although it rained → Despite the rain雨が降ったが → 雨にもかかわらず
- 52文を1文にまとめる関係詞・分詞・接続詞でつなぐと、くり返しの語が消えて短くなる。Tablets are light. They can store many books. → Tablets are light and can store many books.タブレットは軽く、多くの本を保存できる
- 6能動⇔受動主語を入れ替えると本文と違う文になる。話題の中心を主語にすると要約らしくなる。Experts recommend this method. → This method is recommended by experts.専門家はこの方法を勧めている
要約で使える表現11
- The passage discusses ~この文章は〜について論じている1文目でテーマを示す定番
- The author argues that ~筆者は〜と主張している筆者の主張を示す。insists は「強く言い張る」響き
- According to the author, ~筆者によれば〜筆者の考えであることを示す
- The author points out that ~筆者は〜と指摘している問題点・事実の指摘に
- The author suggests that ~筆者は〜と提案しているthat 節は(should+)原形が基本
- While A, BA である一方で B利点と欠点を1文にまとめる時に便利
- However, ~しかし〜段落どうしの対比をつなぐ
- In addition, ~さらに〜同じ方向の要点を追加
- As a result, ~その結果〜因果の結果側をつなぐ
- For these reasons, ~これらの理由から〜結論の前に置く
- Overall, ~全体として〜最後のまとめ。In conclusion も可
例題で見る:抜き出し→要約4
- 1第1段落Many schools are now replacing paper textbooks with tablets. Supporters say tablets are lighter to carry and can hold hundreds of books.→ 要点:タブレット導入、軽い・多く入る
- 2第2段落However, some teachers worry that students get distracted by games and social media. They also believe students remember less when reading on screens.→ 要点:気が散る・学習効果の心配
- 3第3段落For these reasons, many experts recommend using both paper and digital materials, depending on the purpose.→ 要点:両方の併用を勧める
- 4解答例(43語)The passage discusses the use of tablets instead of paper textbooks in schools. Although tablets are convenient because they are light and can store many books, they may distract students and make learning less effective. Therefore, experts suggest combining paper and digital materials.
語数の調整
| 状況 | やること |
|---|---|
| 語数が多すぎる | 例・修飾語を削る/2文を1文にまとめる/具体語を上位語に |
| 語数が足りない | 要点の抜けを探す/論理語でつなぎを明確にする/本文の理由を1つ補う |
| 指定が「〜語程度」 | 大きく外れないようにし、要点を全部入れることを優先する |
よくある減点5
- ✕本文の文をそのまま写す○品詞・語・構造を変えて書く言い換えの力も採点対象になりやすい
- ✕I think ~ と自分の意見を書く○筆者の考えだけを書く要約は本文の内容の圧縮
- ✕For example, ~ と具体例を入れる○例は削り、要点だけ残す例を入れると語数が足りなくなる
- ✕第1段落だけ詳しく書く○主要な要点を重要度に応じて全部入れる後半の要点が抜けると内容点が下がる
- ✕時制がばらばら○要約は現在形を基本にそろえる筆者の主張は現在形で述べるのが普通
なぜ言い換えが要る?
言い換えるには、本文の意味を理解していなければならない。だから要約は「読めているか」と「書けるか」を同時に測る形式になる。完璧な言い換えでなくてよいので、1文ずつ自分の英語に直す習慣をつける。
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