まずはこの3つ
- 根拠はたいてい下線部の前後2〜3文にある
- 指示語・比喩は具体的な内容に置き換える
- 文末は設問に合わせる(〜ということ/〜から)
答案を作る5ステップ5
- 1設問の型を見る「どういうことか」「なぜか」「何を指すか」で、答えの形と文末が決まる。
- 2下線部を分解する主語・動詞・指示語・比喩・抽象的な語に印を付け、「ほどく必要がある所」を見つける。
- 3根拠の範囲を探す直前・直後の文、In other words / that is / For example の後、逆接の後を確認する。
- 4要素を並べて下書き答えに入れる要素を箇条書きにし、論理の順(原因→結果、A ではなく B)につなぐ。
- 5字数と文末を整える要素を削らず修飾を削って字数を合わせ、設問の文末で終える。
設問の型と文末
| 設問 | 文末の形 |
|---|---|
| 〜とはどういうことか | 〜ということ。 |
| なぜか/理由を述べよ | 〜から。/〜ため。 |
| 何を指すか | 名詞で終える(〜こと/〜もの) |
| どのような点で〜か | 〜という点。 |
| 筆者の考えを説明せよ | 〜という考え。/〜と考えている。 |
| 具体的に説明せよ | 本文の具体例・内容を入れて説明 |
得点になる答え方1010
- 1根拠は近くにある下線部の直後の言い換え(In other words / that is / コロン)や、直前の説明に答えの材料がある。遠くを探すのは最後。
- 2指示語は中身に戻すthis / it / such / they は、指している具体的な内容に置き換える(※形式主語の it は別)。答案に「それ」「このこと」を残すと要素が欠ける。
- 3比喩・抽象語をほどくa double-edged sword(良い面と悪い面がある)のような比喩や、the problem のような抽象語は、本文の具体的な内容で説明する。
- 4和訳で終わらせない「どういうことか」は下線部の和訳ではなく、その意味する内容の説明。和訳だけでは得点が伸びにくい。
- 5要素を数えてから書く記述は要素ごとに部分点が付く採点が多い。「入れるべき要素はいくつか」を先に決め、全部入れる。
- 6対比は両側を書くnot A but B、instead of A、unlike A の構造があれば、A と B の両方を答えに入れると説明が明確になる。
- 7主語を補う誰が・何が・何を、を明示する。英語の受動態や無生物主語は、日本語として自然な主語に直す。
- 8字数の8割以上を目安に字数制限の大部分を埋めるのが目安。少なすぎる答案は要素が欠けている可能性が高い。
- 9削るのは修飾から字数オーバーなら、例・副詞・繰り返しから削る。要素そのものは削らない。
- 10日本語として通じる文に直訳調・主語と述語のねじれ・長すぎる1文を避ける。読み返して1回で意味が通るか確認。
例題で手順を見る5
- 1本文Smartphones have made our lives more convenient. However, they are a double-edged sword. While they let us contact anyone instantly, many people now find it hard to concentrate on one task for long.
- 2設問下線部とはどういうことか、説明せよ。→ 文末は「〜ということ。」
- 3比喩をほどくdouble-edged sword(両刃の剣)=「良い面と悪い面の両方がある」。
- 4根拠を探す直後の While A, B が具体化:良い面 A=誰とでもすぐ連絡できる、悪い面 B=1つの作業に長く集中しにくくなる。主語はスマートフォン。
- 5解答例スマートフォンは、誰とでもすぐに連絡が取れるという利点がある一方で、多くの人が1つの作業に長く集中できなくなるという害ももたらすということ。
設問の型別:根拠の探し方4
- 1理由説明(なぜか)because / since / so / This is why / As a result の前後に因果がある。結果の側ではなく原因の側を答える。文末は「〜から」。
- 2指示内容(何を指すか)直前の文から探し、答えを指示語の位置に代入して意味が通るか確認する。答えは名詞の形で終える。
- 3筆者の主張However / But の後、I believe / must / should / It is important that の文に主張が出やすい。一般論(Many people think…)は、後で筆者が否定する前振りであることが多い。
- 4具体化・一般化抽象的な下線部は For example の後の具体例で説明する。具体例の下線部は、段落の主題文と結びつけると「何の例か」が分かる。
英語の形→答案の日本語
| 英語の形 | 答案での書き方 |
|---|---|
| not A but B | A ではなく B |
| not only A but also B | A だけでなく B も |
| While A, B | A である一方で B |
| the 比較級 ~, the 比較級 … | 〜すればするほど… |
| make it possible for A to do | A が〜できるようになる |
| prevent A from -ing | A が〜できなくなる(〜するのを妨げる) |
| It is not until A that B | A になって初めて B |
| what matters is A | 重要なのは A だ |
減点される答案5
- ✕下線部の和訳だけを書く○指示語・比喩をほどいて内容を説明する「どういうことか」は説明を求めている
- ✕「なぜか」に「〜ということ。」で答える○「〜から。」「〜ため。」で終える設問と文末のずれは減点されやすい
- ✕本文にない自分の意見を足す○本文の内容だけで書く根拠のない要素は得点にならない
- ✕「それが大切だということ」○「〜を続けることが大切だということ」指示語を残すと要素が欠ける
- ✕要素を体言止めで並べる○1〜2文のつながった文章で書く要素どうしの関係(因果・対比)も採点対象
採点者の目で見直す
見直しは3点だけ:①入れるべき要素が全部あるか ②要素どうしのつながり(だから・一方で)が本文どおりか ③設問に合う文末で終わっているか。きれいな日本語より、要素の過不足が点数を決める。
確認テスト(日本語で答える)
- 1下線部が指す内容は? Many companies now allow employees to work from home. This saves time that would otherwise be spent commuting.
- 2筆者が早起きを勧める理由は? I recommend getting up early, because the quiet morning hours are the best time to concentrate.
- 3下線部はどういうことか。Reading is not a passive activity but a conversation with the author.
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